[目次]

▼ テンキー付きの静音キーボード おすすめ4選

▼ テンキーのない静音キーボード おすすめ2選

▼ 高機能タイプの静音キーボード おすすめ2選

▼ キーボードの機構(キースイッチ)の違いを解説

▼ まとめ


 テレワークが増えて、キーボードの音が気になるようになった人も、多いのではないでしょうか。何かとザワついているオフィスと違って、静かな自宅ではキーボードの音だけがカタカタと響きがちです。

 そんな状況で、キーを叩く際の打鍵音を抑えた静かなキーボード需要が高まり、「ロジクール」や「エレコム」などの大手メーカーから、ワイヤレス(無線)や有線など、さまざまな静音キーボードが販売されています。しかし、どれが本当に静かなのかは、試さないとわかりません。

 そこで今回は、編集部スタッフが実際に100種類以上のキーボードを試して、本当に静かなキーボードを厳選しました。その静音さはどれも高レベルぞろい。自信を持っておすすめします。

テンキー付きの静音キーボード おすすめ4選

 オフィスワークの定番とも言える、テンキー(電卓と同じキー配列の数字の入力ができるキー)付きの静音キーボードのご紹介です。これがあると効率的に数値入力が可能で、作業もはかどるはずです。

ロジクール K295OW

Logicool ワイヤレスキーボード K295OW 静音

ワイヤレスキーボード K295OW 静音
¥3,093
Amazon で見る

 ロジクールの超定番キーボード「K275」を改良した製品です。使い心地の良さ、優れたコスパはそのままに、従来品から作業音を90%も削減しています。8つのショートカットキーで、音量調整やPCの電源オフも簡単。また、「24カ月の電池寿命」と、電池寿命も抜きんでています。

  • 接続方式:無線(USBレシーバー)
  • 電池:単4形乾電池 × 2(電池寿命は最大24カ月)
  • 保証:2年間
  • キーボード構造:メンブレン方式

エレコム TK-FDM092STBK

Elecom ワイヤレス キーボード TK-FDM092STBK

ワイヤレス キーボード TK-FDM092STBK

 特許出願中の、ELECOM(エレコム)独自の本格静音設計を施したキーボードです。メディアの操作がしやすい8つのショートカットキーを備えているので、DVDやYouTubeの視聴も便利。誤ってキーボードに飲み物などをこぼしても、本体裏から水抜きができる新設設計となっています。

  • 接続方式:無線(USBレシーバー)
  • 電池:単4形乾電池 × 2(電池寿命は約9カ月)
  • 保証:6カ月
  • キーボード構造:メンブレン方式

サンワサプライ  SKB-BT29BK

サンワサプライ Bluetoothキーボード 静音 SKB-BT29BK

Bluetoothキーボード 静音 SKB-BT29BK

 テンキー付き静音キーボードでは珍しい、Bluetooth接続が可能なタイプです。無駄な余白を削ることで本体をコンパクトにしていますが、キーピッチが19mmのフルサイズなので、打ちやすさも保たれています。有線タイプの「SKB-SL29」もおすすめです。

  • 接続方式:Bluetooth
  • 電池:単4形乾電池 × 2(電池寿命は460時間)
  • 保証:―
  • キーボード構造:メンブレン方式

ナカバヤシ Digio² Z8390

Nakabayashi Digio2 キーボード 静音 Z8390

Digio2 キーボード 静音 Z8390

 デスクやチェアや収納用具など、オフィス周りのアイテムを販売しているナカバヤシの「Digio²」のキーボードです。Windows標準の電卓をワンタッチで起動できるキーを搭載したり、キーの隙間にゴミが入りにくい構造になっているなど、実用性の高さが光ります。

  • 接続方式:有線
  • 電池:―
  • 保証:―
  • キーボード構造:メンブレン方式

テンキーのない静音キーボード おすすめ2選

 狭いスペースでも設置しやすいテンキーなしのキーボードをご紹介します。

エレコム TK-FDM091STBK

Elecom ワイヤレス キーボード【本格静音設計】TK-FDM091ST

ワイヤレス キーボード【本格静音設計】TK-FDM091ST

 テンキーがついていない静音キーボードは商品数が少ないのですが、エレコムは同型でUSB無線タイプ・Bluetooth・有線タイプと3つのタイプをそろえています。本体はコンパクトですが、キーの配列にも無理がなく、キーボードのタッチも良好。打ちやすさもなかなかのものです。

  • 接続方式:無線(USBレシーバー)
  • 電池:単4形乾電池 × 2(電池寿命は約1.2年)
  • 保証:6カ月
  • キーボード構造:メンブレン方式

ロジクール Keys-To-Go iK1042BKA

ロジクール ポータブルキーボード iK1042BKA

ポータブルキーボード iK1042BKA
Now 11% Off
¥10,728

 iPadなどのタブレットや、スマホにも使える万能なBluetoothキーボードです。PC専用の据え置きタイプと比べると、タイピングのしやすさは若干劣りますが、耐水性のあるラバーで覆われているため壊れにくく、消毒もしやすいのはメリットと言えるでしょう。180gと軽く、携帯性も抜群です。

  • 接続方式:Bluetooth
  • 電池:内臓バッテリー(電池寿命は最大3カ月)
  • 保証:2年間
  • キーボード構造:パンタグラフ方式

高機能タイプの静音キーボード おすすめ2選

 静けさと高い機能性を求める人におすすめの高級静音キーボードを紹介します。

アーキス Maestro FL 静音赤軸 (AS-KBM08/SRGBAWP)

Archiss メカニカル キーボード Maestro FL

メカニカル キーボード Maestro FL

 メカニカルキーボードのデメリットとも言える「音の大きさ」を抑えたのが、この製品に使われている「静音赤軸」です。メカニカルキーボードのメリットである、すっきりしたキーの打ち心地と耐久性の高さはそのままなので、ちょっといいものが欲しい方におすすめです。

  • 接続方式:有線
  • 電池:―
  • 保証:1年間
  • キーボード構造:メカニカル方式

※注意事項:この製品はメカニカルタイプの中では最も音が静かで、耳障りな音も抑えられています。しかし、メンブレン方式と比べると音は大きめとなります。ご了承ください。

東プレ REALFORCE (R2TLSA-JP3-BK)

Topre Corporation REALFORCE SA R2R2TLSA-JP3

REALFORCE SA R2R2TLSA-JP3

 銀行や証券会社など、数字を扱う機関で特に愛用されてきたのが、この「REALFORCE(リアルフォース)」です。銀行のATMのテンキーにも使われるほど耐久性が高く、タイピングの滑らかさも抜群です。最高の静音キーボードを求めるなら、かなりおすすめの製品となります。

  • 接続方式:有線
  • 電池:―
  • 保証:―
  • キーボード構造:静電容量無接点方式

キーボードの機構(キースイッチ)の違いを解説

 キーボードを選ぶ際の基準の一つとなるのが、キーボードの機構(キースイッチ)です。これは、キー入力を感知する方式のことで、選ぶキーボードによって採用している機構はさまざまです。現状では4つのキースイッチの方式が登場しています。

 機能や価格帯など、どれも一長一短があります。この記事のテーマは静音キーボードではありますが、自分に合ったキーボードの機構を見つけた上で、静音のモノをお探しください。

メンブレン方式

keyboard
© Eggy Sayoga//Getty Images

 キーの押下によって、上下2枚の接点シートが触れ合う仕組みです。山型のラバーカップを使用したキーボードで、最も標準的なタイプと言えます。シンプルで大量生産しやすいため、リーズナブルです。

  • 主なメリット:価格が安い
  • 主なデメリット:押下圧が一定しない

パンタグラフ方式

パンタグラフ
Isabel Pavia//Getty Images

 中のシリコンキャップの周りにパンタグラフ(菱形で収縮する機構)が付いていて、支持構造により確かな打ち心地があります。薄型が特徴で、ほとんどのノートパソコンに採用されている方式です。

  • 主なメリット:押下圧が一定、薄型で省スペース
  • 主なデメリット:清掃の際にキーが取り外しにくい

メカニカル方式

メカニカル方式キーボード
Amazon Prime

 金属バネと機械式スイッチを使った方式で、ストンストンとした心地よい押し心地が魅力です。機械式スイッチには、音・反応速度・押し心地が異なる多数の「軸」の種類があり、好みで選べます。

  • 主なメリット:快適な押し心地、カスタマイズできる
  • 主なデメリット:価格が高い、打鍵音が大きい傾向にある

静電容量無接点式

静電容量無接点式
Amazon Prime

 スイッチが非接触方式で摩擦部分がないため、ATMにも使われるほど丈夫です。また、ラバードームと金属バネを組み合わせた独特のフェザータッチで、高速入力に適しています。

  • 主なメリット:押下圧が軽く高速入力しやすい
  • 主なデメリット:価格が非常に高い

まとめ

 いろいろと試してみたところ、基本的に静音タイプとされているキーボードは、どれも作業音が静かに抑えられていました。ただし、その中でも、エンターキーやスペースキーだけ音が大きいなど、多少の違いが感じられたのも事実です。

 ここでご紹介したキーボードは、どれも通常のものより音が静かなものばかり。あとは、ご自身の好みで選んでいただければ大丈夫です。気に入った静音キーボードを購入して、快適なテレワークライフをおおくりください。