世の中には、長い年月をかけて人々に愛され続けられてきた名車が数多く存在します。そんな名車たちは時代ごとに、その時代にふさわしいモデルチェンジを行って新たなバージョンとして誕生してきました。
今回ご紹介する2台は、そんな名車の名を真摯に受け継ぎながら、現在における最適解として誕生した魅力的なニューモデルです。ぜひご注目ください。
マセラティ「ギブリ」
どこまでも速く、美しく。
「グランドツアラー」の境地に浸る
ひと目見ただけで魅了される、独自の美学を貫き続ける「マセラティ」。1966年デビューの「ギブリ」も、スポーツカーのアグレッシブな走りをベースに流麗(りゅうれい)なスタイルをまとい、珠玉のGTカーとして輝き続けます。
咆哮(ほうこう=猛獣などが、ほえたけること=エンジン音)を轟かせるハイパフォーマンスモデル「トロフェロ」に加えて、2021年はハイブリッド車もスタンバイしています。また、ディーゼルエンジン搭載車(右ハンドル設定)は2020年で生産終了し、現在はファイナル エディションが販売されています。
マセラティの新グランドツアラー「ギブリ ハブリッド」が気になる方は、下記の動画をご覧ください。
「ギブリ ディーゼル」のSPEC
全長: 4985mm
全幅: 1945mm
全高: 1485mm
エンジン: V6気筒ターボディーゼル
総排気量: 2987cc
最高出力: 275ps
最大トルク: 600Nm
トランスミッション: 8速AT
ランドローバー「ディフェンダー 110」
リアルオフローダーと
快適なシティクルーザーの融合
道なき道を行く本格クロスカントリー四駆として歴史を重ねてきた、「ディフェンダー」。自慢の走破性を高めつつ、クラシカルな装いから一転、モダン顔での復活を遂げました。
最新技術によって静粛性(せいしゅくせい)も手に入れ、乗り心地は高級サルーンのようです。
2021年モデルからは、マイルドハイブリッド仕様の新開発3リットル6気筒ターボディーゼルエンジン搭載モデルが追加され、トルクと経済性が強化されたのも朗報です。
SPEC
全長: 4945mm
全幅: 1995mm
全高: 1970mm
エンジン: 直列6気筒ターボディーゼル
総排気量: 2996cc
最高出力: 300ps
最大トルク: 650Nm(欧州仕様値)
トランスミッション: 8速AT