紳士淑女の皆さん、トイレの話なんて本当はあまり聞きたくない話かもしれません。ですが…あなたが毎日使う場所ですので、そう否定しないことにしましょう。「多くの人を疑問というストレスから解き放つことができるのなら…」という思いから、この記事を作成しました。…とはいえ、実際に日本人のわれわれは、このことを疑問に持つことこそ疑問かもしれませんが…。アメリカでは悩んでいる人が多いようです。
トイレットペーパーの向きの世界標準とは
日本では大抵の場合…と言いますか、ほぼ100%! トイレットペーパーはここで言う「表向き」の向きで設置されています。カッター役となるホルダーに不足しているフタのようなものの位置からも、「表向き」にするほうが正しいと思うでしょう。
ですが、海外での生活が長い方の自宅や旅行で海外へ行ったとき、トイレットペーパーがここで言う「裏向き」の向きでかかっているのを見かけたことはないでしょうか。このトイレットペーパーのロールをホルダーに置く向きに関して、「個人的な好み」だと思っている方が多いかもしれません…ですが、実はそうではないことがこのたび判明しました。
このことを「真実だ」ととらえるかどうかは、あなた次第とはなりますが…。ウェブメディアの「Inc」によれば、このロールホルダーをどちらの向きに置くかどうかの議題は、米国で最も長く続く人生相談を受ける名コラムニストであるアビー氏の書くコラム「DearAbby」へ寄せらる手紙の中に多くあったのです。
「トイレを使用した人がトイレットペーパーに手を触れたとき、使用者の手からバクテリアが運ばれる可能性が最も高いのです」と、コロラド大学で行われた研究結果が共有されたのちに、ジェフリー・ジェームス氏は「Inc」で以下の記事を書いています。その研究では、米・コロラド州にある12カ所の公衆トイレで調査が行われ、ドア・床・蛇口のハンドル・ソープディスペンサーなどから19グループものバクテリアが発見されたという結果を受けてからの記事です。
想像してみてください。
あなたはトイレにいて、トイレットペーパーに手を伸ばします。そのトイレットペーパーはホルダーに、「裏向き」でかかっていました。トイレットペーパーは背面にある壁に擦れながら、あなたの指や手に触れます。このことが、このペーパーを使用するすべての人に起こりうるのです。
トイレットペーパーが「裏向き」に垂れ下がっていた場合、多くの人が“正しい”と思っている向きよりも、多くの箇所に触れなければならないわけです。おまけに誰もが手を綺麗に、清潔に保っているわけではないことは確かなことでは!? もちろん、そこはトイレですから。特に公衆トイレのような場所では…。
幸いにも、多くの人は正しいハンギングをしていたようです。
彼女があなたの家に遊びに来たとき、「ちょっとお手洗い借りるね」と言って戻ってきたときの彼女のリアクションはこうです。
あなたが「表向き」派だった場合
あなたが「裏向き」派だった場合
そうです。「表向き」が正しいトイレットペーパーのハンギング(付け方)であり、多くの人がその“正しい”ハンギングをしていたこともわかったのです。
ライフスタイルマガジンの『ハウスビューティフル』誌がインスタグラムでフォロワーに対して、「どちらのハンギングが正しいか、あなたはどちらのタイプか?」と意見を求めると、圧倒的に「表向き」派が多かったのです。
もし、いままで「裏向き」派だった方は安心してください。デレク・ジーターのように家の中に12カ所もバスルームがある方を除けば、トイレットペーパーの向きを変えるだけなので、とても簡単ですから…。
ちょっと日本人には、ショッキングな話ではないでしょうか? これを機に、トイレットペーパーとの向き合い方も考え直してもいいかもしれませんね。
そしてもし、あなたがどこか外出先で、「裏向き」にかかっているトイレに入ってしまった場合は、「20秒間石鹸でじっくりと手を洗うとバクテリアはほとんどいなくなる」という研究もありますので、水で軽くすすぐだけではなく(まして洗わないという選択肢はありません!)、石鹸を使って丁寧に洗ってください。
病気の予防だけでなく、食中毒などの危険から回避することも期待できるのですから…。
Source / Men's Health US
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。