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玄米からつくられる「玄米プロテイン」が注目され始めています。
植物性のプロテインとしては、ビーガン(ヴィーガン)の人でも飲むことができるプラントベースのプロテインとして、ヘンプ(麻の実)やえんどう豆、大豆(ソイ)などが販売されています。その中でも特に玄米は、日本人に親しみのある味で栄養バランスも良好です。
このページでは、玄米プロテインの効果やメリット、デメリットを解説すると共に、Amazonで今すぐ購入できる評判の良い玄米プロテインを紹介していきます。
玄米プロテインとは?
玄米プロテインは、玄米を粉砕してタンパク質を抽出した植物性のプロテインのこと。
現在主流であるホエイプロテインやカゼインプロテインは、牛乳由来の「ミルクプロテイン」のため、ビーガン(完全菜食主義)の人は飲むことができません。しかし、ビーガンの人からのプロテインの需要は少なくなく、近年、玄米プロテインなど植物性プロテインが多数登場しています。
なお、英語で「Brown Rice Protein」が玄米プロテインで、「Plane Rice Protein」は精米した白米を使ったプロテインです。
玄米プロテインのメリット・デメリット
メリットは、菜食主義や乳糖不耐症でも飲める
玄米プロテインは、ビーガン(完全菜食主義)の人でも飲めるプロテインです。また、乳糖不耐症の人にもおすすめできます。
乳糖不耐症とは、牛乳を飲むとお腹にガスが溜まったり、下痢をしてしまう症状のこと。日本人には比較的多い体質とされています。また、お腹を壊さないまでも、ミルクプロテインが消化しづらくお腹が張ってしまう体質の人もいます。
そんなわけで玄米プロテインは、ホエイプロテインなどのミルク由来のプロテインが合わない人やソイプロテインではない植物性プロテインを探している人におすすめとなります。
デメリットは価格が高めで、フレーバーは少なめ
玄米プロテイン自体には特にデメリットはありませんが、製品としては主流のホエイに比べてデメリットがいくつかあります。
まず、まだ新しいプロテインのため製品数があまりありません。そのため、価格が比較的高いことが多いです。また、現状ではおいしさを追求するところまで至っていないと言わざるを得ないでしょう。また、最新のホエイプロテインと違ってフレーバーが選べず、味が1種類しかないケースもあります。
玄米プロテインを買うときのポイント
玄米プロテインは製品数が少ないため、選択肢が極めて少なく、選べるフレーバーの幅は狭いのが現状というわけです。また、製品によって「溶けやすい」「ダマになりやすい」などの違いがあります。これも飲みやすさに関係するので、口コミを参考にすると良いでしょう。
さらに他のプロテインでも同じことですが、タンパク質の含有量はチェックしておきましょう。「含有率80%」が一つの目安となります。含有量が多いほうが、少ない量でより多くのタンパク質を摂取できるというわけです。
糖質も気にかけている人は、糖質量もチェックすべくでしょう。通常、甘い味がついているものは糖質は多めとなります。「飲みやすさ」と「糖質の少なさ」は、両立できない関係性にあることが多いようです。
おすすめの玄米プロテイン
PULSIN(パルサン) ブラウンライスプロテイン
エナジーバーが人気のイギリスのメーカー、PULSIN(パルサン)の玄米プロテインです。砂糖や甘味料を含まず、身体への優しさを重視する人におすすめです。
ホエイプロテインと同等のアミノ酸をバランス良く含み、タンパク質含有率も約81%とホエイプロテインと変わりません。現在、日本で購入できる玄米プロテインの中ではリーズナブルで、初めての玄米プロテインに最適と言えるでしょう。
- 内容量:250g
- タンパク質含有率:約81%
Now Foods(ナウフーズ) Sprouted Brown Rice Protein 907g
日本でも、プロテインやサプリメントが人気のNow Foods(ナウフーズ)は、ミルクプロテイン以外の植物性プロテインを積極的に展開しているメーカーのひとつです。
約900gの大容量ながら価格が抑えられていて、ホエイやソイプロテインと同じ感覚で購入できます。混ぜものをしていないため、低カロリー低糖質。タンパク質含有量も約80%と高く、多くの人におすすめできる製品です。
- 内容量:907g
- タンパク質含有率:約80%
trunutri 有機発芽玄米プロテイン 375g
血糖値が上がりにくい低GI食品として知られる「アガベシュガー」で味を整えた、飲みやすく、続けやすい玄米プロテインです。オーガニックの玄米そのものは中国産ですが、製造は日本国内の工場で製造しており、安全性や溶けやすさにもこだわっています。
水や豆乳に溶かして飲むのはもちろん、優しい甘さを生かしてパンケーキやクッキーに混ぜて焼くのもおすすめ。アガベシュガーを含むこともあり、タンパク質含有量が低めですが、コストより美味しさや飲み心地の良さを重視したい人にはおすすめです。
- 内容量:375g
- タンパク質含有率:約41%
自然健康社 玄米プロテイン粉末 1kg
混じりっけなし、100%玄米からできた玄米プロテインです。アメリカ産とカナダ産の、Non-GMO(非遺伝子組換え)玄米だけを使用しています。
米自体が日本人に馴染み深いこともあり、ノンフレーバーでもそのまま飲める人は多いようですが、もし気になる場合はラテに混ぜたり、ヨーグルトなどに入れるのもおすすめです。メーカーでは、味噌汁やスープ、納豆に混ぜる食べ方もおすすめしています。
国内メーカーの、シンプルな玄米プロテインを探している人におすすめです。
- 内容量:1kg
- タンパク質含有率:約80%
HIGH CLEAR 玄米プロテイン マルベリー味 240g
最後に紹介するのは、玄米プロテインと大豆(ソイ)プロテインをブレンドした製品です。さらに、ビタミンやミネラルを豊富に含む「マルベリー(桑の実)」のジュースパウダーを合わせることで、人工甘味料などを使わずに飲みやすく仕上げています。
プロテイン含有率は56%と低めですが、その分、食物繊維である「難消化性デキストリン」やミネラル豊富な「サンゴカルシウム」を含んでいます。なので他と比べると、これ一杯でさまざまな栄養素を摂ることができるでしょう。
- 内容量:240g
- タンパク質含有率:56%
まとめ
まだまだ新しいプロテインで製品数は少ないですが、ここで紹介した玄米プロテインは評判の良いものばかりです。気になったものを一つ購入して、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。