米国防省がここ数年間密かに進めているUFO調査プログラム。このプロジェクトに対し、政府は2000万ドル(約2億2500万円)以上の資金を投じていたことがこのたび明かされました…。

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UFO調査プログラムとは?

 米国防省が少なくとも過去3年間にわたって、「Advanced Aerospace Threat Identification Program(先進的航空宇宙脅威識別プログラム)と呼ばれるUFO調査プロジェクトに2000万ドル(約2億2500万円)以上の資金を投じていたことが明らかになりました。 

 このホリデーシーズンに、陰謀論が大好きな親戚たち会う人も多いでしょう(笑)。そんな方は、「それ見たことか」という横柄な態度で話を振ってくるかと思います。皆さん、覚悟しておきましょう。 

 国防省が、この機密プログラムの存在を認めたのは初めてのことです。このプログラムについて国防省は2012年に終了したとしていますが、「ニューヨーク・タイムズ」紙では「現在も存在している」とも報じているのです。また、同紙の報道によれば、このプログラムでは「推進や浮遊のための明白な機構なしに高速移動したり、ホバリングする」航空機に関する文書や動画を公開しているそうです。 

 以前、国防省で同プログラムを率いていたルイス・エリゾンド氏は現在、米ポップバンド「ブリンク182」のギタリストであるトム・デロング氏の設立した研究団体「To the Stars Academy of Arts and Science」で働いています。同団体は16日、国防省に承認を受けた以下の映像を公開しました。

 このなかでは、戦闘機のパイロットが空中で見つけた未確認飛行物体に当惑する様子が映し出されています。 
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Gimbal: The First Official UAP Footage from the USG for Public Release
Gimbal: The First Official UAP Footage from the USG for Public Release thumnail
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「Advanced Aerospace Threat Identification Program」は、元ネバダ州の上院議員である民主党のハリー・リード氏の後押しを受けて、資金援助が行なわれてきたものです。このプログラムの予算の大部分は、リード氏の長年の友人であるロバート・ビゲロー氏が保有するラスベガスの航空宇宙企業から援助されているといいます。 

 リード氏は「ニューヨーク・タイムズ」の報道について、ツイッター上で以下のように反応しています。 
 

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

上記ツイートの和訳/

○リード氏のツイート1:
これが真実です。

https://www.nytimes.com/2017/12/16/us/politics/pentagon-program-ufo-harry-reid.html 

○リード氏のツイート2:
国防省が答えを持っているという人がいれば、彼らは陰謀論で自分たちをごまかしています。 

 
 私たちは、なにが正解なのかわりません。ですが、様々な疑問を抱かせるような多くの証拠は存在しているのです。これは科学と国防についての問題になります。米国がこの問題を解決するために先頭に立たないのなら、他国がそうすることでしょう。


By Gabrielle Bruney on December 18, 2017
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)

TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊