2022年2月24日(木)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナに対して「特別軍事作戦」を開始し、3つの戦線からウクライナに侵攻。77年の時を経て、ヨーロッパは再び悪夢のような戦火に見舞われました。

この数日間、ロシアは首都キエフを含むウクライナの主要都市を制圧しようと、ミサイルを撃ち込み、戦車を中心とした機動部隊を送り込んでいます。

インターネットでニュースを配信しているVoxによれば、プーチン大統領は「ウクライナはロシアの土地に存在する違法な国だ」と言い放ったということ。一方、バイデン大統領は「アメリカは金融制裁をはじめとする、あらゆる制裁をロシアに科す」と発表し、「プーチンは侵略者だ。プーチンは戦争を選んだ。次は彼と彼の国が、その報いを受けるときだ」と続けてスピーチしています。

ウクライナ
SOPA Images//Getty Images
キエフ市内のシェルターで避難する女性。2022年2月25日。

この侵略によって、少なくとも70万人のウクライナ人が近隣諸国にのがれ、残った人々は地下鉄の駅に避難し、駅は臨時のシェルターと化しています。国連の推定では、最大で500万人が避難を余儀なくされ、異国で安全を求めざるを得ない状態であるとのこと。男性は戦闘の激化に伴って、国内に留まるよう要請されているため避難できるのは女性と子どもが大半となっています。

こうして避難する人々の「いつまで続くのかわからない苦しみを、少しでも和らげることができたら…」と何かをしたいと願う人に向けて、ここにウクライナを支援する国際的な組織をリストアップしました。

医療用品の提供、避難民のための食糧、子どものための心理的支援といった支援の内容にかかわらず、これらの団体へ募金することでウクライナの人々を助けることができるはずです。そして、「ウクライナで実際に何が起こっているか」を伝える公平な報道に耳を傾け続けましょう。


在日ウクライナ大使館

在日ウクライナ大使館が、ウクライナへの人道支援のために特別銀行口座を開設。現在、「ロシア侵攻による被害者を支援したい」という6万人以上の日本人から寄付が集まっているとのこと。2022年3月1日時点で、寄付金の合計は20億円近くなっているといいます。ウクライナに物資支援を送りたい人には、Nova Poshta Global運送会社のポーランド倉庫の宛先もtwitterで紹介されています。

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日本赤十字社

武力紛争の影響を受けた人々を助け、採血、ボランティアの動員や資源の提供、緊急活動を可能にするウクライナの赤十字はインスタグラムを更新し、「ウクライナの状況が悪化した場合、ウクライナ赤十字のボランティアとスタッフは、医療サービスへのアクセスが制限される地域で応急処置を提供します。そしてもちろん、困っているすべての人に人道援助を提供します」と、コメントを発表しています。

募金は日本赤十字社から


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公益財団法人ユニセフ協会

ウクライナ危機に対するユニセフの緊急募金には、健康・衛生・教育用品の提供が含まれています。紛争の被害を受けた地域に安全な飲料水の提供、家族から引き離された子どもたちの保護、現地で必要な緊急支援活動を行っています。

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国境なき医師団

国境なき医師団は現在、ウクライナでの医療活動の一時停止を余儀なくされています。ですが、スタッフは国内にとどまり、避難を求める人々を支援するために近隣諸国にチームを派遣することを検討中。派遣用の医療キットを準備中との報告もあります。

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セーブ・ザ・チルドレン

ウェブサイトに、「ウクライナ危機 緊急子ども支援」を立ち上げたセーブ・ザ・チルドレン。食料・水・衛生用品の配布と子どもたちの心理面のサポート、現金の提供を行っています。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

「UNHCRはウクライナの当局、国連、その他のパートナーと協力し、必要かつ可能な限り人道支援を提供する用意がある」と声明を発表し、避難を強いられるウクライナの家族への人道支援を呼び掛けています。俳優のブレイク・ライヴリーとライアン・レイノルズは、共同で100万ドルを寄付しました。

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ケア・インターナショナル・ジャパン

ウクライナ緊急募金支援を立ち上げ、食料・水・衛生キット・サポートサービス・現金援助などの即時援助を提供するための募金を呼び掛けています。

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一般社団法人International Medical Corps(インターナショナル メディカル コープス)

世界中に医療とメンタルヘルスサービスを提供しており、2014年からウクライナにも拠点を設置しているInternational Medical Corps。ウェブサイトによると、組織は現在、緊急保健サービス、メンタルヘルスと心理社会的支援、避難民のためのCOVID-19予防サービスのための医療チームを展開する準備をしているとのこと。

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ウクライナ人道支援チャリティーTシャツ(ZOZOTOWN)

ZOZOTOWNでは、人道支援チャリティTシャツを販売。その売上を全額特定非営利活動法人 ADRA Japanに寄付する取り組みを行っています。

■予約販売期間 :2022年2月28日(月)~3月14日(月)23:59
■商品お届け時期:5月下旬(予定)

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From: ELLE JP