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2019年3月、ミシシッピ流域では歴史的規模の洪水が発生しました。5月に入ってもなお、さらなる危険にさらされています。
米中西部のミシシッピ川およびミズーリ川上流域では、前代未聞の洪水により水没被害が広がっています。
「USAトゥデイ」紙によると、ミズーリ、カンザス、ネブラスカ、オクラホマ、アーカンソー、テキサスの各州では、5月に入って再び洪水警報が発令され、既に被災している地域において、一旦引きかけていた水が再び増水する危機に見舞われました。
アイオワ州ダベンポートなどの小さな町では、近くのミシシッピ川の最高水位が過去最高の22フィート以上(約671センチ)に達し、再び被害は深刻な見舞われています。ミズーリ州では、10カ所ほどで既に堤防が決壊したり、今にも決壊したりする恐れがあるほどの状況であるようです。
「ワシントン・ポスト」紙によれば、中西部の洪水による被害額は年初からの累計で既に、120億ドル(約1兆3800億円)に達しています。 一体現地はどうなっているのか、被害の現状がわかる衝撃的な写真を今回ご紹介いたします。
ネブラスカ、カンザス、アイオワ、イリノイ、ミズーリ州などの中西部各地で、川からあふれた水が水位を増し始めました。家が一軒、洪水の中で孤立しています。2019年3月21日撮影。
アイオワ州ダベンポート。ミシシッピ川の大規模な氾濫場所の近くでは、地元企業などが浸水被害に。2019年5月3日撮影。
ミズーリ州イーストフォーリ―では、ミシシッピ川の氾濫水が深さ約3フィート(約92センチ)に。ペット・ストリート沿いの家に、ボートを引き入れるマリッサ・ウィットマンさん(20歳)。ボートに乗っているのは、この家の住人で友人のブレンダン・キャメロンさんと母親のトリー・キャメロンさん。2019年5月5日撮影。
イリノイ州イーストセントルイスにあるリバーフロント地区。メリウェザー・ルイス大尉とウィリアム・クラーク少尉による「ルイス&クラーク探検隊」の像も、水に浸かっています。2019年5月2日撮影。
ミズーリ州では、メラメック川が氾濫。水没した道路上で、ボートを漕ぐダン・マチェカさん(右)とミッチ・ウィールドさん。2019年5月3日撮影。
イリノイ州アルトン。ミシシッピ川の氾濫で水没した街を、1台の車が走っていました。2019年5月6日撮影。
アイオワ州ダベンポート。ミシシッピ川の大規模氾濫場所の近くでは、座る人のないベンチがぽつんとありました。2019年5月3日撮影。
ミズーリ州オファロンのチェロキー湖キャンプ場。堤防の決壊を止めようと、ボランティアのマーカス・ギルバート(中央)さんがハーマン・ドローンさんに土嚢を手渡していました。2019年5月上旬撮影。
アイオワ州ダベンポート。ミシシッピ川の大規模氾濫場所そばに位置する、クラフトビール醸造所も洪水被害を受けました。2019年5月3日撮影。
アイオワ州ダベンポート。ミシシッピ川の氾濫場所の近くで。水がすぐそこに迫っている中、休息をとる男性。2019年5月3日撮影。
ミズーリ州フォーリー。ミシシッピ川の氾濫で、道路も民家の周囲も水没しています。2019年5月4日撮影。
アイオワ州ダベンポート。氾濫場所の近くでは地元の商店街も浸水。2019年5月3日撮影。 From Esquire US Translation / Keiko Tanaka ※この翻訳は抄訳です。
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