2023年のF1シーンを語るうえで欠かせないのが、41年ぶりの開催となったF1ラスベガス・グランプリです。アメリカ・ネバダ州、砂漠の中にきらめくカジノの街で2023年11月17日から20日にかけて行われたF1は、開催費用が750億円以上とも言われ、ド派手なグランプリレースとなりました。

f1 grand prix of las vegas practice
Mark Thompson//Getty Images
ランド・ノリス(f1ドライバー)
Clive Mason - Formula 1//Getty Images

その開催週に24回目の誕生日を迎えたのが、今年飛躍のシーズンを迎えたマクラーレンF1のドライバーとして出場したランド・ノリス選手です。ラスベガスに遠征中だったノリス選手が滞在していたのは、「ヴァージン・ホテル・ラスベガス キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトン」。マクラーレンF1チームは、ホテルグループのヒルトン・ホテルズ&リゾーツともスポンサー契約を結んでいて、世界各国を転戦する際の宿泊サポートを受けています。

「僕らF1ドライバーは、世界中を転戦しています。常に移動と隣り合わせという環境では、快適で信頼できるステイがとても重要になってきます」と彼は言います。世界を股にかけ、年間20レース以上を行うF1グランプリ。肉体的にも精神的にも、大きな負荷が掛かるのは想像するまでもありません。

果たしてF1界の若きスター候補は、遠征先でどんなホテルライフをおくっているのか? 旅の習慣やホテルの必需品などについて聞きました。

Q:最も重要なホテルのアメニティを三つ教えてください

「レースはとてもフィジカルなスポーツです。だから、質の高い睡眠をとるために快適なベッド、それにジムやスパ、あとは素晴らしいレストランが必要です。レース前はチームパートナーのヒルトンのホテルに泊まりますが、世界のどこにいてもこのブランドのクオリティは一貫していると感じます」

Q:ホテルの部屋に入ったら、まず最初に何をしますか?

「たいてい窓際に行って、部屋からどんな景色が見えるかを確認しますね。それから無料Wi-Fiに接続して、友人や家族と連絡を取ったり、ビデオを観てリラックスしています」

Q:ホテルでの洋服はクローゼットに入れる派? それとも、スーツケースに入れたままにする派?

「旅先では、スーツケースだけで生活したほうが楽なんです。整理整頓してパッキングしてあるから、何でも簡単に取り出せますし。荷造りし直す手間も省けますよね。ということで、スーツケース派ですね」

Q:朝日と夕日、好みはどちら?

「間違いなく夕日です。朝は苦手なんです」

ランド・ノリス(f1ドライバー)
Dan Istitene - Formula 1//Getty Images
Q:バスローブ派? それともタオル派?

「両方必要!」

Q:フィットネスセンターとスパ。ホテルではどちらを使いますか?

「これも両方ですね。移動中のワークアウトはフィットネスセンターでやりますし、ハードな1週間を過ごした後はスパでしっかり休んで回復に努めています」

Q:アメニティは持参? それともホテルのものを使用?

「僕はミックスしています。必需品はいくつか持参しますが、ヒルトンのホテルはアメニティが充実しているので、足りなくなったときはホテルに置いてあるものを使います」

Q:モーニングコールとアラーム、どっち?

「モーニングコールはスヌーズできませんが、念のため両方使っています」

Q:レギュラーチェックアウトとレイトチェックアウト。どちら派?

「レイトチェックアウトです」

Q:ルームサービス? それともレストラン?

「ルームサービスですね。長い一日の後に、しっかりとくつろげますしね。おいしい食事にテレビ…。まるで自宅にいるようにくつろげます」

Q:“ヒルトンオナーズ(※)”はどのように愛用していますか?

「僕は完全に、ポイント貯蓄家ですね(笑)。レースとなれば出張が多いので、ポイントはすぐに貯まります。オフになって休みが取れたら、ヒルトン・オナーズ・エクスペリエンスで素敵な休暇を予約したり、ポイントでコンサートやスポーツイベントのチケットを取ったりするのに使っています」。

※“ヒルトンオナーズ”とは、ウォルドーフ・アストリアやコンラッド、ヒルトンなど、ヒルトングループが展開する18のホテルブランドで使用できる会員プログラムです。ホテルでの滞在やヒルトンのクレジットカードの利用をはじめとする、さまざまな手段でポイントの獲得が可能。貯まったポイントを無料宿泊や、体験(コンサートやスポーツイベントなど)、飛行機のマイルへの交換など、幅広く利用できます。

Source / Esquire US
Edit & Translation / Ryutaro Hayashi
※この翻訳は抄訳です