世界中のラグジュアリーなクルマ 10モデルをご紹介いたします。
多くの男性にとって、「これは世界の中でも、最高級クラスの一台です」と言われれば、そのクルマが頭から振り払うことは容易ではないでしょう。惜しみなく注ぎ込まれたテクノロジーに威圧される人もいれば、馬力や最高速度、または必要な銀行残高といった数字に目がくらむ人もいるでしょう。
あるいは、小さな国のGDPにも匹敵する大金を、1台のクルマに費やす人々を嘲笑する人もいるかもしれません…。いずれにしても、これらのクルマに好奇心を抱かないことは不可能に近いことと言えるます。 そこで今回は、世界で最も高価な市販車10モデルを選出しました。ただし、博物館に置かれるような歴史的なモデルではなく、ここ最近生産されたモデルの中から目が飛び出るような価格のものを選んでいます。 ※2019年10月15日付の為替レートを元にランク付けしています。ご了承ください。
価格:300万ドル(約3億2400万円) 偉大な自動車デザイナーの故・セルジオ・ピニンファリーナ氏を称えるこのモデルは、彼のお気に入りだった1960年代後半〜1970年代前半のフェラーリ「ディーノ」を意識したデザイン。
6台が注文生産されました。死後に自分の名前を冠したクルマが出るのも、悪くはありませんね。
価格:240万ポンド(約3億2880万円) 「POWER OF THE GODS」(神の力)という煽(あお)り文句から始まるプロモーションに誇張を感じさせないためには、かなりの注目に値する何かが必要です。その点「ヴァルキリー」には、それがあります。アストンマーティン初のハイパーカーである「ヴァルキリー」は150台の限定生産であり、基本的には「道路税支払済証を置く場所があるF1カー」とも言うべきクルマです。100%カーボンファイバー製のボディに、1160馬力のパワーを誇ります。0-100km/h加速は2.5秒です。 ちなみにジェームズ・ボンドが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で運転するのはこちらではありません。アストンマーティン「ヴァルハラ」のほうになります。
価格:250万ポンド(約3億4250万円) このモデルは、2018年のジュネーブモーターショーで披露され、カーボンファイバー製のウインドスクリーン・ワイパーを搭載する世界初の市販車として衝撃をもたらしました。
1479馬力のエンジンやリアエンドの強烈な4本のエキゾーストパイプ、超軽量な構造など注目すべき点は他にもありますが、やはりすごいのはウインドスクリーン・ワイパーです!
価格:340万ドル(約3億6720万円) レバノンの自動車メーカー、Wモーターズは設計から組み立てまでのプロセスを、全面的に中東で行った初めてのクルマをつくりました。そうして送り出されたのが、こちらの…かなりの富裕層でなければ購入できないこのクルマです。
では、どこにお金がかかっているのでしょうか?
ヘッドライトになぜか宝石が散りばめられた装飾を見る限り、たしかに高そうです。販売台数は7台のみであり、このうち2台が売れたと伝えられています。ちなみにアブダビ警察が、1台購入したそうです。なぜ!?
価格:300万ポンド(約4億1000万円) 人気自動車番組『トップ・ギア』でお馴染みの司会者ジェレミー・クラークソンなら、「並外れたクルマです。プラグインハイブリッドで、通常の内燃機関を最新式の電動モーターと組み合わせています」、とでも説明することでしょう。
つなみに搭載されるエンジンには、金メッキ加工が施されています。
価格:400万ドル(約4億3200万円) この極めて『リッジレーサー』的なモデルは、2014年に発売されたもので、最高速度364km/hを誇ります。
生産されたのはわずか5台ですが、実際に納車されたのは3台だけ。ただし、このクルマは実際に運転する前には、もう少しお金をかける必要があります。というのも、このクルマにはルーフがありませんので。
価格:480万ドル(約5億1840万円) 自分の裕福さをさりげなくアピールするなら、「常にビジネスクラスのフライトを利用する」あるいは、「高級スーパーのホールフーズで爆買いする」といった方法があります。
極めつけは「世界に2台だけのダイヤモンドで覆われたようなデザインのクルマを買う」方法です。
実際のところはダイヤモンドではなく、かなり希少なホワイトカーボンファイバーですが、最高速度408km/hで走り抜ければ一般の人には、その違いはわからないでしょう。
価格:800万ドル(約8億6400万円) この1台限定モデルは2005年に披露されて以来、様々なオーナーの手に渡ってきました。
ラッパーのバードマンが2011年に約8億7000万円で購入した後、このクルマはジェイZの『Lost One』のミュージックビデオやアニメシリーズ『ニセコイ』などにも登場しました。
とは言っても、このクルマはまだバットモービルとしては使用されていません。
価格:1300万ドル(約14億400万円) このオーダーメイド製の2シーターは、そのオーナーとロールスロイスが4年をかけて協力してデザインしたワンオフモデルです。
エクステリアはレーシングヨットを意識しており、その名前はロールスロイスの1930年代のモデル「スウェプト・テイル(Swept Tail)」からとっています。
ちなみに、ボタンを押すと冷えたシャンパンと2つのグラスが登場する、ラグジュアリーを極めた仕様です。
価格:1670万ユーロ(約22億8800万円) この世界に1台のモデルは、1936年に手作業で組み立てられた「タイプ57SCアトランティック」をモチーフとしており、特に第二次世界大戦期にうかつにもどこかに置き忘れられたジャン・ブガッティ氏のモデルを意識しています。
ハンドメイドのカーボンファイバー製ボディや、1479馬力の8.0リッター4ターボエンジンを搭載していますが、あまり重要なことではないかもしれません。なぜなら、このクルマを目にすることはまずないと思われるので。
90年代を彩った最高に格好いいスーパーカー12台 英国スポーツカー、史上最高峰の11台 From Esquire UK Translation / Wataru Nakamura ※この翻訳は抄訳です
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