「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作の撮影は、パンデミックの影響で長らく延期されていましたが、2021年6月から英国で開始されました。しかし、撮影開始して間もなく「78歳のハリソン・フォードが肩を痛めてしまい、製作を中断せざるを得なくなってしまった」と、『バラエティ』誌などが報じました。

 製作会社であるディズニーの広報担当者は声明の中で、「戦闘シーンのリハーサル中に、ハリソン・フォードが肩を負傷しました」と述べています。また、フォードが治療を受けている間も、製作は継続するとのこと。「撮影スケジュールは、今後数週間のうちに必要に応じて再設定される予定です」ともその声明にはつづられています。

 つまり今のところ、「映画撮影がこれ以上遅れることはない」ということです。

harrison ford in 'indiana jones and the temple of doom'
Paramount Pictures//Getty Images
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、テーブルを飛び越えるハリソン・フォード。

 『ハリウッド・レポーター』誌によると、フォードは多くのスタントを自身でこなしていることもあり、ケガとは常に隣り合わせとなっているようです。1984年公開の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の撮影でも腰を痛め、最近では2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の撮影でも足を痛めています。また彼は、2015年には飛行機の墜落事故からも生還しています…。

 「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5弾は、2022年の夏に公開予定です。ストーリーの詳細は不明ですが、キャストにはマッツ・ミケルセン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ボイド・ホルブルック、ショーネット・ルネ・ウィルソン、トーマス・クレッチマンらが名を連ねています。監督は『フォードvsフェラーリ』を手がけたジェームズ・マンゴールドです。つまり、『インディ・ジョーンズ5(仮題)』の監督はスティーブン・スピルバーグではないのです。これはシリーズ中、初めてのこと。とは言え、プロデューサーとしては参加します。その代わりと言っては何ですが、象徴的なサウンドトラックを担当した作曲家ジョン・ウィリアムズがこの最新作で復帰しています。これは注目に値するでしょう。

 6月初めには、スコットランドのスコティッシュ・ボーダーズにある行政教区メルローズで行われたロケ撮影の現場写真が公開されました。古いバイクや戦車、燃えているお城などがあるところを観ると、クラシックなインディ・ジョーンズの世界ですね。

filming at bamburgh castle
Owen Humphreys - PA Images//Getty Images
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Owen Humphreys - PA Images//Getty Images
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Owen Humphreys - PA Images//Getty Images

 そんな『インディ・ジョーンズ5』(仮)は当初、2019年の公開予定としていました。ですが、コロナ禍によって2020年7月10日に延期となりました。さらにその後、2021年7月9日に再延期されます。

 また、シリーズの監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグが離脱することになり、スケジュールや脚本の問題などによって現在のところは再々延期されることとなり、2022年7月29日(金)全米公開予定になっています。日本での公開日に関しては、未定となっています。

Source / ESQUIRE US
※この翻訳は抄訳です。

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