12年ぶりに日本で制作された
ゴジラが新しく生まれ変わりました。 

果たして、ゴジラは人類の味方なのか?
それとも、人類の敵なのか? 

多くの不安を抱える現在の日本に
ゴジラの出現はこれまで以上に
張りつめた緊迫感を与えるのでした。

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©2016 TOHO CO.,LTD.


映画『シン・ゴジラ』

 日本が生んだ、伝説的な生物であるゴジラ。シリーズ第1作の『ゴジラ』(1954年)が制作されてから60年以上もの年月を経て、これまでに多くのゴジラが登場し、ゴジラブームの旋風を巻き起こしてきました。恐竜らしいヴィジュアルに、放射能を口から吐く恐ろしい光景を見て、私たちも育ってきたことは間違いありません。 
 

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写真:巨大すぎるゴジラの姿に国民たちは逃げることしかできません。赤く光るゴジラは、なぜ日本に上陸してしまったのか?©2016 TOHO CO.,LTD. 

 
 12年ぶりに日本で制作された本作。近年では、ハリウッドでもゴジラを制作することになり、少しばかり日本人には違和感のある造形やストーリーとなっており、賛否両論されていたりします。やはり、我々日本人にとって、日本で制作されたゴジラが一番しっくりくるのかもしれません。 

 本作ではゴジラの出現により、国民や政治家たちが絶望感を経験することになります。政治家たちを主人公にした今作は、やや迷走している日本の政治を描いてもいて現実問題についても追及しています。 

 今までに見たことのない生物の出現で、パニックになってしまう国民や政治家たちですが、冷静さを保つことが困難でいる状況で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)は、あらゆる可能性を探りながら、緊急対策本部をまとめ上げます。 

 一方で、内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹(竹野内豊)ら官僚たちは、矢口の意見に賛成せず、目の前の変わり果てた日本を静かに見守ることしかできません。そんななか、米国国務省の女性エージェント、カヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)が歩み寄る。果たして、彼女は日本の味方なのでしょうか? 
 

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写真:矢口(右)とパタースン(左)が見つめる先には、どんな景色が映っているのか。強い女性像を演じた、石原さとみに要注目です。©2016 TOHO CO.,LTD. 

 
 本作では、新しくデザインされたゴジラはもちろんのこと、日本を代表する300名以上の演技派俳優が勢揃いしており、社会派ストーリーをさらに盛り上げてくれます。各キャラクターが力を合わせて立ち上がっていく姿は、実に勇敢で我々が思い描く日本とイメージが被るかもしれません。ゴジラにまつわる多くの謎がベールに隠されている本作ですが、鑑賞後にきっとみなさんが納得のいく多くの謎が明らかにされることでしょう。 
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
『シン・ゴジラ』予告2
『シン・ゴジラ』予告2 thumnail
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【ストーリー】
東京湾・羽田沖―。
突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。
首相官邸では緊急会議が開かれ、「原因は地震や海底火山」という意見が大勢を占めるなか、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)だけが、巨大生物による可能性を指摘。 


矢口の憶測は真実へと変わり、謎の巨大不明生物は海から東京都内に上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然生物は現れ、次々と街を破壊していく。
果たして、その凄まじい生物とは一体何者なのか?果たして、その生物を倒す術はあるのか?多くの不安を抱えた人類たちに、謎の生物は雄叫びを挙げながら一歩ずつ進んでいく。

脚本、総監督:庵野秀明
監督、特技監督:樋口真嗣
出演:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ他 オールスターキャスト



『シン・ゴジラ』 
2016 年/日本/カラー/英語/120分
配給:東宝
7月29日(金)全国東宝系にてロードショー  
(C)2016 TOHO CO.,LTD.



 
公式サイト
>>>http://shin-godzilla.jp/

(C)2016 TOHO CO.,LTD.
編集者: 山野井 俊