2013年4月にボストンマラソンで 
爆弾テロが起こったことは、 
私たちの記憶に新しいはずです。 

そこで一人の勇敢な警察官と
事件関係者が、犯人を捕まえるまでの
真実が今、明らかになります。

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映画『パトリオット・デイ』

 ここ数年、アメリカをはじめとする世界各国で爆弾テロが起きています。テロの理由は様々にありますが、多くの犠牲者の命を奪ったという点は共通しています。本作では、罪なき人々を襲ったテロの中でも、近年、社会に与えた影響が最も大きかった事件のひとつ、ボストンマラソンで起きた爆弾テロの真相が描かれています。 

 ボストンマラソンといえば毎年4月15日の「愛国者の日」(パトリオット・デイ)に、多くのランナーたちが参加し、カメラの前で手を振りながら笑顔で走る和気あいあいとしたイベントとして知られています。しかし、2013年に行われた第117回ボストンマラソンでは、これまでとは正反対となる涙と叫び声が絶えない悲劇のイベントになったのです。 

 そのボストンマラソンの当日、殺人課の刑事トミー(マーク・ウォールバーグ)は、参加者たちを警備する任にありました。何事も起こらないはずだったその日、爆弾テロが発生。多くの罪なき人々が重軽傷を負う事態に。 

 パニックとなった会場周辺では、警察によって救護活動が始まります。最初は現場を取り締まっていたボストン警察が動いたのですが、次第に事件の重大さが分かったFBIは、リック(ケヴィン・ベーコン)ら捜査員を現場に向かわせます。こうしてボストンについて誰よりも詳しいトミーら地元警察と、理論的に事件を解決しようとするFBIが出会い、両者は衝突しながらも事件解決に向けて努力していくことになります。 
 

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写真:現場を誰よりも熟知しているトミー(中央、マーク・ウォールバーグ)は、警視総監エド(右、ジョン・グッドマン)やFBI捜査官リック(左、ケヴィン・ベーコン)らとともに、犯人の行方を追及するのでした。© 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

  
 本作は、事件当日から犯人確保の日までを忠実に描いた作品になります。トミーやリックのみならずあらゆるキャラクターが、犯人の手がかりを探すための行動を起こすのですが…。そんななかでも後半で描かれているカーチェイスシーンは、その臨場感溢れる演出に誰もがハラハラドキドキとなるでしょう。 

豪華共演キャストにも注目!

 注目ポイントは、観客に違和感を覚えさせることなく刑事を演じたマーク・ウォールバーグです。

 これまで多くの作品で喜怒哀楽を演じてきたマークは今回、彼を知り尽くすピーター・バーグ監督とタッグを組みました。二人は『バーニング・オーシャン』や『ローン・サバイバー』でも、仕事をともにしている仲。マークの演技をよく知るバーグ監督と、監督の意図をよく知るマークがタッグを組むことで、より細かくリアルな刑事の仕草が生み出されたのでした。 
 

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写真:決して二枚目俳優ではありませんが、どこか親近感のあるマーク・ウォールバーグ。警察帽がよく似合っています。© 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

  
 本作では、共演俳優たちの名演からも目を離すことができません。まず、ボストン警察警視総監エドを演じるのは、名優ジョン・グッドマン。FBIや市長らに対して上手く物事を調整する、トミーの良き上司を演じています。そして、インパクトを残すキャラクターとして登場するのが、J・K・シモンズです。犯人を追走してたどり着く街ウォータータウンで、トミーたちに協力する巡査部長ジェフを演じており、バイプレイヤーとして強面を活かした演技を披露、作品を盛り上げています。 
 

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写真:すでにこの顔でお馴染みかもしれない、オスカー俳優のJ・K・シモンズ。どんな窮地に置かれても、立ち向かう姿勢に要注目です。© 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

  
 また、正義のヒーローのみならず、犯人側のストーリーも丁寧に描かれている点も見逃せません。なぜ犯人は爆弾テロ事件を起こしたのか、その理由が本作で明らかになります。犯人はあらゆる手段を使って逃走を図るのですが、まさかの武器が登場した瞬間、皆さんはきっと絶望を感じるはずです。 

 この事件に際しての、ボストン住民たちの熱い気持ちが描かれた本作。警察・FBI、そして犯人側の心境だけでなく、事件に巻き込まれてしまう市民たちの細かな表情や行動までが描れているため、鑑賞中は登場するさまざまなキャラクターに対して、感情移入してしまうかもしれません。ぜひ、スクリーンでご鑑賞ください! 

【ストーリー】 
2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォールバーグ)は朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。この歴史あるマラソン大会は毎年、“パトリオット・デイ(愛国者の日)”に開催されており、この日も50万人の観衆で賑わっていた。次々と走者がゴールインするなか、トミーの背後で突如大爆発が起こる。歓声は悲鳴に変わり、現場はパニックになった。犯人は一体何者なのか? 

監督・原案・脚本:ピーター・バーグ
製作:スコット・ステューバー、マーク・ウォールバーグ、ハッチ・パーカー他  
出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン他 
 





これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
映画『パトリオット・デイ』本予告(6/9全国公開)
映画『パトリオット・デイ』本予告(6/9全国公開) thumnail
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『パトリオット・デイ』 
2016 年/アメリカ/カラー/英語/133分
原題:PATRIOTS DAY 配給:キノフィルムズ
2017年6月9日(金)、全国ロードショー
©2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 




公式サイト >>> http://www.patriotsday.jp/

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編集者: 山野井 俊