映画「スター・ウォーズ」シリーズは、とてつもなく大きな存在です。

 「スター・ウォーズ」シリーズ作品の3人の主役のひとり、あるいはたくさん出てくる悪役、そればかりではなく…何らかのカタチで関わったほとんどの俳優は…そこで出演してしまった(編集で自分の登場場面が削られた俳優以外…)俳優はもはや諦めたほうがいいでしょう…もう簡単に街は出歩くことはできないでしょう。「これで馴染みの飲み屋に顔を出すのは、ちょっと難しいなぁ…」と呟きながら撮影に臨んでください。

 きっとアダム・ドライバーも…いえいえ、そんな予想はしていなかったそうです。
 
 「いや、思いもしなかった」と、ドライバーはエンタメニュースサイト「Vulture」とのインタビューでそう答えていました

 「私は自分が出演する大抵の作品の場合よりも、沢山の人が(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を)観ることになることは意識していました。でも、自分が他の人たちとは随分と違っているため、どれほど頻繁に認知されることになるかという点については、全く予想できていなかったのです。私はとても背が高く、独特の風貌をしていますので、そう簡単には人混みに紛れ込むことはできないことは知っていますが…」 
 
 189センチを誇るドライバーは、確かにとても目立ちますね。

 また、ドライバーの仕事に対する真剣さ、また演技することへの集中力の高さに対しても評判となりました。このような評価に対して、いちばん驚いていたのはドライバー自身でした。
 
 「私は演技に集中している状態が好きですが、それは自分が他の人たちに押しつけているプロセスがあるからではありません」と、ドライバーは話します。

 そこで疑問が浮かびます。
 
 緊張していない状態のアダム・ドライバーがいるとします。そんなとき、彼は息抜きに何をするのかということです。誰にでも息抜きとなる楽しいことはあることでしょう。

 そんな中彼は…「息抜きに何をするかだって?」と少し考え込みました。「本気で私は演じることを楽しんでいるからね。だけど、自分が楽しむために何をするかね…」。と、ドライバーはまた少し考えた結果、こうコメントしています。「私に楽しみなんてないよ」と。
  
 役作りにとても真面目であることが分かった、アダム・ドライバー。

 カイロ・レンが見せる「苦渋に満ちた表情」は、彼が俳優人生に対して真剣に考える実の姿なのかもしれません…。

 今後の彼のさらなる活躍に、われわれは注目するしかありません。 

 
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。

From: Esquire UK