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【ベストクラシック映画を厳選】ネットフリックスやアマゾンで配信されている名作12選
真の名作映画を定義する基準は、その作品を「観たことがない」と言ったときに、どれだけの人が驚きと落胆した様子を見せるかどうかでわかります。できればそんな顔、観たくないですよね?
「クラシック(名作)」という言葉は、個人的なバイアスをかなり含むものです。その上で、映画の「名作」を決めるとなると、映画史に残る必見の作品を特定する確実な手段はないように思えます。ある人は、「真のクラシックとは時代を超えて愛されてきたもの」と主張するかもしれません。またはあるジャンル初の様式や技術的な偉業を成し遂げた作品であったり、世代を問わず通用する普遍的な魅力を持つ作品の場合もあるでしょう。そして、「文化的価値が確立されるための熟成期間を必要としない、“インスタント・クラシック”という存在もある」と言う人もいるでしょう。
大学の映画学の教授ともなれば、きっと…「上映中に眠そうな目をしていた学生がどれくらいいたか?」で、それが名作かどうかを判断しているかもしれません。また、あなたの交友関係の中には「必見リスト」の判断基準として、Bechdel Test(ベクデル・テスト:映画のジェンダーバイアスを測定するためのテスト)の結果を評価している映画ファンもいるのではないでしょうか。
ですが、ほぼ確実に真の「名作」を判断することのできる基準とは、あなたがその映画を「観たことがない」と言ったときに、どれだけの人が驚き、どれだけの人が落胆するか?ということを基準にすべきではないでしょうか?
もしあなたが、「生きているうちに観るべき映画」のリストはつくってはいるものの、メモ帳アプリに入れたまましていたり、誰かに「『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を観たことがないんだ」と言って驚かれたりしていても、心配無用です。ここで説教じみた話をするつもりはありません。ただ、リストを少しずつ消化していくことは、苦行ではなく、むしろ楽しいことかもしれない…と、なんとなく思い出していただきたいのです。
そこで今回はその作業を楽にするために、ストリーミング配信されている「ベストクラシック」映画をご紹介します。映画通のような解説や分析は一切ありません。