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男性は女性に比べて髪が短いことが多く、それだけにドライヤーを使わない人も多いかもしれません。しかし、長時間髪を生乾きのままにしておくと頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、嫌なニオイの原因になることも…。
また、ドライヤーの温風でキューティクルを整えることで、スタイリングしやすくなる効果も期待できます。つまり男性も、髪を洗った後はドライヤーでしっかりと乾かすことがおすすめというわけです。
そこでこのページでは、男性のためのドライヤーの選び方と使い方を解説します。さらに、人気のパナソニックやサロニア、レプロナイザーなどの注目ブランドから、おすすめの製品の機能を比較しながら紹介します。/p>
男性がヘアドライヤーを使うメリットとは
男性がドライヤーを使うメリットは、大きく以下の3つです。
- 頭皮の健康を保つ
- 寝癖を防止する
- ヘアセットがしやすくなる
髪を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすい頭皮環境になり、地肌のトラブルやニオイの原因になります。ドライヤーで乾かすことは、頭皮を健康に保ち、フケやニオイを防止することに繋がるのです。
また、髪をしっかり乾かしてから寝ると寝癖が付きづらくなるほか、ヘアセットにドライヤーを使うと髪の流れやボリュームをコントロールしやすくなり、できるヘアスタイルの幅が広がります。
メンズ向けヘアドライヤーの選び方
風量は「1.6m³/分」以上を目安に選ぶのがおすすめ
ドライヤー選びでまず重要なのが「風量」です。ここで言う風量とは、「1分間に移動させられる空気の体積」のことを指します。単位はm³(立方メートル)を使用します。
髪を乾かす所要時間に関係する風量は、「1.6m³/分」以上のドライヤーを目安に選ぶと、失敗が少なくなると言われています。さらに速乾性のあるドライヤーをお探しなら、「1.9m³/分以上」のものを選ぶのがおすすめと言えるでしょう。
温度は「60℃~85℃」なら髪を傷めにくい
ドライヤー選びで、風量の次に大切なのはドライヤーから出る風の温度です。ほとんどのドライヤーは温風モードで「75℃~100℃程度」の風となりますが、中には下は60℃、上は120℃以上の熱風を出すことのできるドライヤーもあります。
ドライヤーから出る熱風の温度が低いと、髪へのダメージが少ないというメリットがあります。反対に温度が高いと、髪が傷みやすくなるかわりに、セットがしやすくなると言われています。男性の場合、ドライヤーを使って髪をセットする必要のないことが多いため、髪を傷めにくい「60℃~85℃」くらいの温度のドライヤーがおすすめと言えるでしょう。
使いやすい重さの目安は「500g以下」
ドライヤーの重さも重要です。ドライヤーにはさまざまな重さの製品があり、今回紹介する製品でも最も軽いもので400g、最重量のもので755gと倍近い差があります。
女性に比べて男性は力があり、さらに髪の短い男性ならドライヤーを使う時間が短く済むので、重さはあまり気にならないはず。ただし、女性と共用するのであれば、軽いドライヤーを選んだほうが良いでしょう。
スカルプケアやマイナスイオン機能にも注目
ドライヤーで最も有名な付加機能は、「マイナスイオン」の放出ではないでしょうか。マイナスイオンが髪のキューティクルを守って、潤いやツヤを与えてくれると言われています。
冷風・温風切り替え機能が付いてるものは少なくありませんし、最近では頭皮ケアできるアタッチメントや、専用の低温モードを搭載したモデルも…。もし気になる付加機能があれば、それを基準にドライヤーを選ぶのもおすすめです。
メンズ向けヘアドライヤーのおすすめ8選
大風量タイプ、バランスの取れたタイプ、頭皮ケアを得意とするタイプの3つに分けて、男性におすすめのドライヤーを紹介します。
注目の美容家電ブランド「SALONIA(サロニア)」の、クリーンなデザインが印象的なドライヤーです。非常にリーズナブルな価格ながら、2.3m³/分の大風量で重量も500g未満に抑えられた軽量設計。ウェブ通販で大人気の、新たなヘアドライヤーです。
- タイプ:大風量が自慢
- 風量:2.3m³/分
- 温度:約80℃(ノズル装着なし)・約103℃(ノズル装着時)
- 重量:495g
比較的リーズナブルな価格ながら、大風量で素早く乾かせるドライヤーです。TURBOモードでは約90℃ですが、CAREモードであれば髪をいたわりながら65℃の低温で乾かせます。
放電ユニットからはダブルミネラルマイナスイオンが放出され、髪のキューティクルをケアし、UVや摩擦によるダメージを抑制する効果が期待できるとされています。本体色はブラックやグリーンなどが選べ、選ぶ楽しみがあります。
- タイプ:大風量が自慢
- 風量:1.6m³/分
- 温度:約90℃(TURBO・室温30℃のとき)・約65℃(CARE・室温30℃のとき)
- 重量:545g
軽くて使いやすいコンパクトなヘアドライヤーです。ナノイー効果で髪に水分を与えてしっとりとまとまり、スタイリングしやすい髪へ導くと好評。速乾ノズル搭載で乾きの早さも自慢です。
折りたたんだときの幅が20センチ以上になるドライヤーが多い中、コチラは幅わずか15.7センチ。重心が持ち手に近いため、乾かすときに手が疲れにくく、持ち運びにも重宝します。旅行や出張にも持参しやすい大きさです。
- タイプ:バランスの取れたタイプ
- 風量:1.3m³/分
- 温度: 約110℃(TURBO・室温30℃のとき)
- 重量:475g(速乾ノズルを含まず)
スイス・チューリッヒに本拠地を置くヘアドライヤーにおける世界のトップブランド「ソリス」。この「スイスパーフェクション440」は、世界中のプロから愛される定番モデルです。
強力なモーターによる余裕の風量&風圧と、ヘビーユースにも耐え得る丈夫なつくりが魅力。やや重めのモデルですが、持ったときの前後の重量のバランスが良く、使いやすいと評判です。
- タイプ:バランスの取れたタイプ
- 風量:1.7m³/分
- 温度:77℃
- 重量:755g
髪と頭皮のプロ、アデランスによる小型かつ軽量なドライヤーです。本体重量は約390g。髪を乾かすときに疲れづらいことはもちろん、出張や旅行にも持参しやすい大きさです。
内蔵されるDCモーターにより小型ながらパワフルな風量で、サイズを感じさせません。マイナスイオンとプラスイオンを交互に放出することで静電気を97%抑制するほか、累積1時間運転するごとに自動でクリーニングが行われるなど、機能も充実しています。
- タイプ:小型軽量
- 風量:-
- 温度:108℃(高温モード)、71℃(中温モード)、45℃(低温モード)
- 重量:390g
エスカルゴのようなユニークなデザインは、大胆にノズルをカットして、軽量化にこだわった結果。わずか400gという軽量ボディで、2.2m³/分の大風量を実現しています。長時間使っても疲れにくいので、毛量が多く乾かすのに時間がかかる人におすすめです。
- タイプ:大風量が自慢
- 風量:2.2m³/分
- 温度:85℃
- 重量:400g
髪の内部までケアすると謳う独自技術「バイオプログラミング」を搭載したドライヤーです。ドライヤーとしてはかなり高価な製品ですが、その仕上がりのよさで話題を集めています。
バイオプログラミングにより、髪内部のバランスを整えて、髪にツヤやハリ、コシを与えます。また、うねりや広がりを抑えたいときは、冷風と温風を交互に繰り返し当てることがすすめられています。
- タイプ:独自技術による美しい仕上がり
- 風量:―
- 温度:約98℃(周囲温度25℃の場合)
- 重量:750g
レプロナイザーの上位機種です。独自技術であるバイオプログラミングがさらに進化し、髪の内部構造を修復する効果が期待できるようになったと謳われています。
よりパワフルかつ速乾性に優れ、毛量の多い人や、髪の長い人でも素早く乾かせます。重量が758gと重いものの、その仕上がりのよさは評判なので、とにかく髪を美しく仕上げられるドライヤーを探している人にはおすすめできます。
- タイプ:独自技術による美しい仕上がり
- 風量:―
- 温度:約100℃(周囲温度25℃の場合)
- 重量:758g
ドライヤーのお手入れ方法
毎日使用するヘアドライヤーだけに、使っているうちに汚れも溜まってきます。ドライヤーの内部に抜け毛やホコリが溜まってしまうと、性能の低下を招いてしまうことも…。毎月1回を目安に、次のようなお手入れをしてあげましょう。
- 電源をオフにします。
- ドライヤーの吸い込み口を歯ブラシを使って、ホコリを除去します。冷風の弱モードで起動させます。
- 吹き出し口に詰まったホコリなどを、綿棒を使って取り除きます。
正しい髪の乾かし方
- 濡れた髪が軽く湿っている状態になるまでタオルドライします。
- 髪の根元から中間までドライヤーを当てるようにします。毛先は熱や乾燥で傷みやすいので、ドライヤーをあまり当てないように気をつけましょう。
- 髪に近づけ過ぎないように気をつけながら、上下左右さまざまな方向からドライヤーを当てます。
- ドライヤーの出力を下げ軽くブローしていきます。自然な仕上がりを求めてハンドブロー(ブラシを使わずに手や指を使ってブローする方法)が主流ですが、クセ毛や毛流を整える際はブラシを使用するとやりやすくなります。
- ボリュームが欲しい部分は、下から上に向けて根元を立ち上げるようにブローします。
- 毛流を整えたいときは、髪の流れに沿ってドライヤーを上方向から当てていきます。
- 最後に冷風モードをまんべんなく当てましょう。熱い風で開いたキューティクルを、この冷風で閉じることによって毛髪の保護へと導きます。
まとめ
今はドライヤーブームで、個性的な製品が増えており、選ぶ楽しみも大きくなっています。ドライヤーには比較的わかりやすい選び方の基準があり、それらを知っておけば通販で買うときに役立ちます。ぜひチェックして、お気に入りの1台をお選びください。