［目次］
メンズ向け整髪料の定番の一つがヘアワックスです。パーマを生かした濡れ髪などのスタイリングや、ベリーショート、ミディアムヘアなどあらゆるスタイリングに活躍し、ツヤありやマット仕上げ、ジェルやクレイタイプなど、さまざまな種類が販売されています。
ここでは男性向けのヘアワックスの種類や、似合うヘアスタイルを紹介します。また、アリミノやナカノ（中野製薬）など有名メーカーの市販ヘアワックスを中心に、さまざまなキープ力、質感、香りのおすすめの製品を紹介します。
ヘアワックスは使いやすさと種類の多さが魅力
ヘアワックスが人気を集めている理由は、主に使いやすさと種類の豊富さにあるといえるでしょう。ヘアワックスは周囲に飛び散ることがなく、ジェルのようにガチガチに固まらないため失敗しづらく、扱いやすいこともメリットといえます。
また、人気が高いことから非常に多くの商品が販売されています。束感をつくるのが得意なファイバーワックスや、カチッとしたスタイリングが得意なジェルワックスなど、使うワックスによってさまざまなスタイリングが可能です。
クリームタイプのヘアワックスは「オールマイティに使える」
クリームタイプは最もオーソドックスなヘアワックスです。比較的クセがなく扱いやすい製品が多いので、初心者にもおすすめ。髪の長さを問わず使えます。
テクスチャーは固いものから柔らかいものまでさまざま。ソフトタイプなら固めすぎず適度に動きのあるスタイリングができ、ハードタイプならヘアスタイルを崩さないセット力が期待できます。
ファイバータイプのヘアワックスは「束感がつくりやすい」
ファイバータイプのワックスには、細かい繊維（ファイバー）が入っています。手に取ると糸を引くようなテクスチャーで、毛束感をつくるのに向いています。
キープ力はあまりなく、固めるのには向いていません。また、繊維が入っているため重く、使いすぎると髪がぺたんと寝てしまう傾向にあります。
クレイタイプのヘアワックスは「軽く動きのあるスタイリングに最適」
クレイ（粘土）タイプのワックスは、水分が少なくドライな質感が特徴です。ツヤがなく、軽い使い心地です。
キープ力もあるため、髪が硬い人でもナチュラルな雰囲気に仕上げられます。一方で、水分が少ないことから伸びにくく、特に髪が長い人は使いづらく感じるかもしれません。
ジェルタイプのヘアワックスは「ツヤのあるカチッとした仕上がりに向く」
ジェルタイプのワックスは、髪を固めるジェルのキープ力と動きを演出できるワックスのスタイリング力を併せ持った整髪料です。
比較的新しい製品ですが、ジェルほどパリパリに固まらず、ワックスより強力に固まるため使いやすく人気があります。ツヤ感のある仕上がりで、ビジネスシーンなどにも向いています。
例えば、束感をつくるのが得意なファイバーワックスと、カチッとしたスタイリングが得意なジェルワックスでは、大きく仕上がり感が違います。
おすすめのメンズヘアワックス12選
男性向けのクリームタイプのワックスでは、定番の商品です。強力なセット力で立体的なスタイリングが可能。幅広い髪質、髪型にもオールマイティに使えます。
香りは控えめで、時間が経つとともに弱まります。香水などをつけていても使いやすいでしょう。サロン品質ながら購入しやすい価格なのもうれしい点です。
- ワックスの種類：クリームタイプ
根元からしっかり立ち上げるヘアスタイルや、くっきりした毛束感をつくりたい人におすすめのワックスです。男性のベリーショートから、ミディアムくらいまでの長さに合います。
セット力の強力もさることながらシャワーで洗い流しやすい配合になっているので、シャンプーがラクですし、洗い残しも減ります。グリーンアップルの爽やかな香りです。
- ワックスの種類：クリームタイプ
サロン向けのヘアケア製品を販売する、デミ コスメティクスのワックスです。このエレベートシリーズは男性用として開発されていて、ワックスは8F、9F、10Fの三段階のセット力に分かれています。
この10Fは同ラインのワックスの中でも最もセット力が強く、長時間のスタイルキープに役立ちます。一方で伸びとなじみがよく、立体的な動きを表現することも得意。シャワーで落としやすい配合がされています。
- ワックスの種類：クリームタイプ
ファイバーワックスの老舗、中野製薬（ナカノ）のスタンダードなワックスです。ほどよい毛束感をつくりつつ、毛先にナチュラルな動きを与えます。
ちょうどよいツヤ感でもったりせず、ヘアワックスの扱いに慣れていない人にもおすすめできます。フルーツ系の穏やかな香りと、90gで900円程度というコストパフォーマンスも魅力です。
- ワックスの種類：ファイバータイプ
ホールド力を強化したファイバーワックスです。自在に毛束感のある無造作ヘアがつくれて、スタイリングをしっかりキープできるでしょう。
紫外線による髪のダメージを軽減する成分が入っているので、仕事での外出の機会が多い人にもおすすめ。清潔感のあるシトラスフローラルの香りなので、ビジネスシーンにも似合います。
- ワックスの種類：ファイバータイプ
OCEAN TRICO（オーシャントリコ） ヘアワックス(ナチュラル) ルーズ×キープ
ふわっと軽い仕上がりのファイバーワックスです。セット力はあまりない変わりに、スタイリングがしやすく、きれいなツヤ感も出せます。パーマヘアにおすすめです。
- ワックスの種類：ファイバータイプ
OCEAN TRICO（オーシャントリコ） ヘアワックス(クレイ) ボリューム×キープ
クレイタイプならではの強力なキープ力で、ボリュームと立体感のあるスタイリングが可能なワックスです。ミディアム以上の長さの人や、ゆるくパーマがかかった髪にもおすすめ。
ツヤ感のまったくないドライな仕上がりなので、整髪料をつけていないようなスタイリングができます。整髪料に慣れていなくて、つけることに抵抗がある人でも使いやすいワックスです。
- ワックスの種類：クレイタイプ
有名美容室と共同開発したメンズ用ワックスです。クレイタイプならではのマットな質感とキープ力に磨きをかけ、ベリーショートからミディアムの長さで強力な立ち上がりと適度な束感を実現してくれるでしょう。
特に好評なのが、その香りです。男女問わず使える”スマートシャボン”の香りで清潔感を演出できます。プライベートからビジネスシーンまで、オールマイティに使えるワックスです。
- ワックスの種類：クレイタイプ
イギリスのサロン向けブランド「osmo（オスモ）」のクレイワックスです。立体感のある無造作なスタイリングが可能で、しっかりしたセット力もあるため、マットな質感ながら束感の演出にも向いています。
香料を使っていないため、強い香りが苦手な人や、普段使っている香水と香りを重ねたくない人にもおすすめ。ベタつきづらい使い心地なので、ワックス初心者にもおすすめです。
ワックスの種類：クレイタイプ
スタイリングのしやすさと、優れたキープ力で大人気のジェルワックスです。MEUVLE （ミューヴル）シリーズには、キープ力や質感が異なる9つのワックスがありますが、このG6は重ための質感を表現できます。
ジェルならではのシャープな動きと、ワックスのような立体感が同時に表現できるので、男性のショートヘアからミディアムヘアまで幅広いスタイルに使えます。パーマヘアのスタイリングにもおすすめです。
- ワックスの種類：ジェルタイプ
強力にキープできるのに時間が経っても重くならない、ジェルの特性を最大に生かしたジェルワックスです。今までのワックスではできなかった、崩れないのに軽い動きが実現できます。
保湿効果のある天然成分が含まれていて、髪の水分を守ります。はっきりした香りがついているので、どちらかと言えば、プライベート向き。240gの大容量でコストパフォーマンスも抜群です。
- ワックスの種類：ジェルタイプ
ジェルタイプならではの、使いやすいチューブ入りのワックスです。すぐにパリパリに固まらないのでスタイリングしやすく、ある程度時間が経つと強力にキープします。
おすすめはベリーショートからショートヘアの男性。ツヤ感と動きのあるスタイリングが簡単にできます。水分が多いこともあり、シャンプーで洗い流しやすいのもよいところ。爽やかなアップルグリーンの香りも評判です。
- ワックスの種類：ジェルタイプ
ヘアワックスは香りにも気をつけて選ぶ
ヘアワックスは、香りがついている製品がほとんど。お店で買う場合はサンプルで好みの香りか、香りが強すぎないかをチェックしましょう。通販で買う場合は、口コミで確認するとよいでしょう。
またヘアスプレーなどと併用する場合、香りがケンカしないよう、どちらか一方を無香料にすることをおすすめします。
まとめ
ヘアワックスにはさまざまなタイプがあり、例えばマットタイプとジェルワックスでは全く違う仕上がりになります。それぞれの特性を理解した上でヘアワックス選べば、狙ったアレンジがしやすくなり、スタイリングが楽しくなることでしょう。
ここで紹介したヘアワックスは、どれも評判のよい製品ばかりです。自身の髪型や狙っているアレンジに合ったものを選んで、ぜひ日々のスタイリングに取り入れてみてください。
