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 2021年6月23日(水)19時から、エスクァイアの公式Instagramアカウント @esquirejapan で行ったインスタグラムライブでは「Beauty Talk」をテーマに、いつまでも若々しく、かっこよくいるために習慣化すべきスキンケアについてお話しています。

 そこでゲストに、美容界から広告や雑誌の世界で活躍するヘア & メイクアップ アーティスト 須山忠之さんをお招きし、男性もよりスキンケアを重視すべき理由、そして肌老化の原因の1つと言われる紫外線対策についてお話をうかがいました。また、日焼け止めクリームの正しい塗り方も実演で説明していますので、ぜひIGTVにアーカイブした動画もチェックしてみてください!

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 若々しい(そしてかっこいい)印象をつくるには、健康な肌を保つことが肝心です。老化肌と呼ばれるシミ・シワ・たるみ・くすみなどそれぞれが、老けた印象の一因となるからです。「肌を老化させる2大要因は、“乾燥”と“日焼け”」と、須山さんは言います。「これらの原因は、乾燥と紫外線のダメージが大きく影響しているんです。そのためにまずすべきはスキンケアであり、“洗顔”と“保湿”になりますな」と続けて話します。

乾燥対策のため、
毎日すべきスキンケア

 乾燥対策のために、まず必要なのは“洗顔”です。1日過ごして分泌された皮脂やホコリを取り除くために、洗顔は欠かせません。須山さん自身は、「洗顔料はいろいろなものを使いたいので、これといって決まったアイテムはありません」とのこと。「ただ、よく泡立てることと、摂氏32℃前後のぬるま湯で洗うことは心がけています」と言います。

 そして、汚れを落とした後には“保湿”も必要です。須山さんが使用しているアイテムは以下の3点になります。

 洗顔料・保湿アイテムについては、人それぞれ肌の質も違いますし、そこに求める感触なども異なるでしょう。なので、まずは自分に合ったものを見つけ、それを使い続けましょう。それがスキンケアで最も大切と言える、「継続すること」へつながるはずです。

man in front of mirrror looking at his wrinkles
klebercordeiro//Getty Images

夏は特に注意すべき
紫外線対策

なぜ紫外線対策が
必要なのか?

 「私の周りでも、シミやシワにすごく悩んでいる方はやはり、『これまで紫外線対策を怠ってきた』と反省している方が多い印象です。シミやシワを引き起こさないためにも、そしてこれ以上悪化させないためにも、日焼け止めアイテムでUVケア(紫外線対策)は必須になります ね」と話す須山さん。

 しかし、日焼け止めアイテムの種類は豊富な上に、「SPF」や「PA」などの表記によってなにを選ぶべきか、混乱させてしまうのも日焼け止めアイテムが敬遠される理由の1つと言えるでしょう。そこで、それに関連する疑問に答えていただきました。

SPFとは?

 「Sun Protection Factorの略で、『紫外線防御指数』の意味になります。これは、肌が赤くなる日焼けの原因となることが報告されている紫外線B波(UV-B)を防ぐ指数になります。数字が大きいほど、ブロック効果が長いんです」と、須山さん。

 最近では、「SPF50」と表記されている商品が増えている印象です。また、このSPF度数が高いほど肌負担があるという説には賛否両論あるとのこと。そのため、「シチュエーションによって使い分けたほうが良いでしょう」と言います。

 「SPFの数字を具体的に説明させていただきますと、日光に当たったときに日焼け止めを塗らない状態に比べて、肌が赤くなるまでの時間を何倍に延ばせるかを数値にしたものになります。例えば『SPF20』なら、何もつけない状態より日焼けを20倍遅らせるということを表しているんです。『SPF30』なら、何もつけない状態より日焼けを30倍遅らせるという具合です。例えば、何も塗らない状態で皮膚が赤くなるのに一般的には20分程度かかると言われています。そこで『SPF30』と書かれた日焼け止めを塗った場合には、20分 × 30=600分、約10時間まで日焼けを引き延ばす効果が期待できるという計算になります。なので、ご自身が日に当たる時間をチェックポイントにしてください。例えば日常の買い物や散歩程度なら、『SPF20~30』で十分でしょう。逆に1日中ゴルフやマリンスポーツをやる方は、『SPF50』という選択肢が適切でしょうね…」とのこと。ただし、人ぞれぞれ肌質も違います。また、これは理論上の数字であり、実際には汗などで落ちてしまったり、十分な量をきちんとムラなく塗れてなかったりもするので、あくまで目安としてください。

PA+とは?

 「これはProtection Grade of UVAの略で、紫外線A波(UV-A)の防御指数になります。このUV-Aは波長が長く、肌の深部まで到達し、細胞を破壊してシワ・たるみなどを発生させることが報告されているものです。このUVAは、一年中影響を及ぼすと言われています」と、須山さんは話します。

daily life in manchester during the covid 19 pandemic
NurPhoto//Getty Images

「日焼けしたい」場合は
どうすればいいのか?

 「肌を焼きたい方でも、紫外線対策は必要になります。日常では日焼け止めを使用して、肌を焼くときだけ、サンオイルやクリームを塗ると良いでしょう。何も塗らないでそのまま日光の下にいると肌ダメージが大きく、良くありません 」と、須山さんは言います。

日焼け止めクリームは
どこまでぬるべき?

 「商品にもよりますが、顔に日焼け止めクリームを塗る際は、コーヒー豆くらいの量を手に出して塗るといいでしょう」と、須山流の分量目安を教えてくれました。続けて、こうも話しています。「目の上に塗るのは避けて、眉毛のあたりまでに塗ることをおすすめします。目は、サングラスで保護するのが理想的ですので…」とのこと。

おすすめの日焼け止めアイテム

 着け心地やテクスチャーについても、コメントをいただきましたので、ぜひ商品を選ぶ参考にしてみてください。

アルージェ UV プロテクトビューティーアップ

Arouge(アルージェ) UV プロテクトビューティーアップ

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「アルージェ」は、撮影のときにある女性のモデルさんが使っていて、その方が敏感肌だったんです。自分でもちょっとお借りして使ったところ、まず日焼け止め特有の匂いが少なかったんです。それと塗った後のべとつき感が少ないのが気にいって使っています。

ニベアUV ウォータージェル ポンプ

ニベアサン プロテクトウォータージェル SPF35/PA+++

プロテクトウォータージェル SPF35/PA+++
「ニベア」は、すごく伸びも良いです。そして、なんといってもコストパフォーマンスが優れているので、どこでも手に入りやすく、気軽に使えて良いんじないでしょうか⁉ ちなみに僕は普段、体用に使ってます。もちろん顔にも塗れますよ。

RMK (須山さん使用)

RMK UVフェイスプロテクター アドバンスド

UVフェイスプロテクター アドバンスド
「RMK」は、私が日頃使っているものです。2021年にリニューアルされてより使い心地が良くなりました! 日焼け止めの匂いが感じにくく、保湿成分が入っているので、しっとりとした仕上がりになります。また、スーパーウォータープルーフで、汗にも強いのがうれしいポイントです。

HMENZ 日焼け止め

HMENZ 日焼け止め SPF50 + PA ++++

日焼け止め SPF50 + PA ++++
「HMENZ」は最近知ったのですが、清涼感のある香りで、つけた感じもべとつきがなく男性受けする理由がわかります。コストパフォーマンスもいいと思います。

石澤研究所 透明UVスプレー

紫外線予報 透明UVスプレー

透明UVスプレー
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¥2,035
透明UVスプレーは、個人的には1番手軽に使えると思いました。顔や身体に直接スプレーするだけです。それと髪の毛も日焼けのダメージを受けやすい場所なので、こんなスプレータイプなら髪にも使えます。

イプサ プロテクター サンシールド

ipsa(イプサ)プロテクター サンシールド
IPSA
IPSA(イプサ) プロテクター サンシールド 2750円 SHOP
「イプサ」はクリームではなく液状になっていて、つけた感じが軽くサラサラな仕上がりになります。「マルチブロッキングサンシールド」といって、紫外線だけでなく環境ダメージからも守ってくれるのに、通常の洗浄料でオフできるのがうれしいポイントですね。

【PROFILE】
須山忠之さん(ヘア&メイクアップ アーティスト)

1997年にイギリス・ロンドンにて、ヘア&メイクアップ アーティストとしてデビュー。帰国後はフリーランスとして、美容やファッション業界で約20年以上にわたって活躍。近年では、一般の方へのワークショップもスタートさせ、より多くの方へ美容の素晴らしさを広げる活動も行っている。

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