最も忘れてはいけないことは、ヒゲにはメンテナンスが必要であるということです。
カッコよく見せたいのであれば、意図的に伸ばしたように見える必要があります。つまり、首ヒゲの剃り残しに注意すべきです。中には首から胸にかけての部分にヒゲが生えず、自然なラインができる人(特にヒゲが薄い人の場合)もいますが、ヒゲを生やそうとする人なら誰もがヒゲと首の境目を把握し、はっきりさせておくべきです。
このための方法は様々です。人によっては、片方の耳から喉仏のすぐ上(人によっては2.5cmほど上)を通って、もう一方の耳にUの字を描き、この下の毛を剃るという方法を推奨しています。また、最初に喉仏より下を剃り、その後に鏡で横顔を確認しながら上の方を剃り整えていくという方法がベストと考える人もいるでしょう。
顎先(下を見た時のラインで考えます)が、ヒゲの最下部と一致するところまで剃ればでき上がりです。手間こそかかりますが、一度やってしまえば必要なのはメンテナンスだけです。
また、ヒゲがネックラインの下へ行くほど、徐々に短くなるように整えることもできます。ヒゲトリマーのガードの設定を通常ヒゲを整えるときの半分にし、首から顎ヒゲの方向に2.5cmほど刈り整えます。
このとき、長いヒゲと短いヒゲの境目になる部分はトリマーを少し肌から離し、長さの違いがはっきりし過ぎないようにしましょう。その後、ガードの設定をさらに半分にし、今度は首から顎ヒゲの方向に1.25cmほど刈り整えればOKです。
写真:俳優のジャスティン・セロー。