この状況が落ち着いたら、海外婚を検討中ですか? そんなカップルのために、太陽と海、山、壮大な景色に囲まれながら、ハイレベルな食事やリュクスなステイをしっかり堪能できる魅力あふれるさまざまな9つのデスティネーションをご紹介。
ぜひ参考にしてみてください。
1. イタリア
この国が結婚式やハネムーンの場所として広く支持されているのには、理由があります。それは、風光明媚で素晴らしいから。
まず、世界で最もロマンティックな場所の1つとして選ばれ続けている、美しいアマルフィ海岸。繁忙期の夏は混雑が予想されますが、一大リゾート地カンパニア州ポジターノにある「Le Sirenuse」のような名高いホテルには、特別なお祝いのための最高の環境が整っています。
色とりどりの家が立ち並ぶ丘の中腹に位置し、鮮やかな青い湾を見下ろす18世紀の宮殿を利用したこのホテルは、見事な景色を一望できる市庁舎のテラスで誓いを交わした後のレセプションにうってつけです。
また、一面に広がる畑や心地良い気候で愛されるトスカーナも、特に夏におすすめの場所。究極のトスカーナを体験するには、ブドウ園やオリーブ畑、プールや中庭が備わっている11世紀のワイン農園「Villa Medicea di Lilliano」が最適です。
2. フランス
フランスで最もロマンティックな場所の1つが、ロワール渓谷にある「Chateau De Jalesnes」。1620年に建てられたこの城は、プール付きの広大な敷地内に、最大65人の友人や家族が滞在できるだけの部屋があります。小さなドーム屋根のチャペルや、古い石造りの狩猟塔、栗林など、式を挙げられる場所も多彩です。
海辺のエリアがお望みなら、南仏の「Cap Estel」がベスト。まぶしい白亜の建物には、最大80名を収容できるエレガントなファンクションルーム、受賞歴のあるレストラン、マリリン・モンローがコート・ダジュールを眺めたバルコニー付きのベッドルームなどが備わっています。
パリで式を挙げたい都会派のあなたには、エキスパートたちがあなたの大切な日をオーガナイズしてくれる「Four Seasons George V」はいかがですか。フランス国内で最もラグジュアリーなホテルの1つであるここには、ミシュランの星を獲得したディナーとワインを堪能できるウエディングパッケージなどが用意されています。
3. キプロス
金色に輝く砂浜と、一年中温暖な気候の地中海の島、キプロスも結婚式の場所として人気が高いです。その中でも、リマソールにある5つ星ホテル「St Raphael Resort」は格別。
プライベートチャペル、庭園やビーチの中にあるガゼボなど、さまざまな会場が用意され、地中海を見下ろすオープンエアデッキでの小さなパーティから300名まで収容可能なボールルームでの盛大なイベントまで、レセプション会場にも困ることはありません。
一方、チャペル、ビーチ、海を望む広いテラス、花いっぱいのガーデンが魅力的な「Anassa Resort」は、まるで写真そのままの美しさ。結婚式は1日に1組だけなので、大切な日に別のパーティーに出くわすこともありません。
ウエディングのパッケージには、2人のためのキャンドルライトディナー、花やケーキ、式翌日のシャンパン付き朝食、花嫁のヘアメイクなど、多くの特典付き。大規模なお祝いには、230名まで収容可能なボールルームを利用できます。「アドニス」「アフロディーテ」などのスイートルームを予約すれば、最高の初夜が過ごせるでしょう。
4. モロッコ
カラフルなマラケシュの街中での式がお望みなら、「Mandarin Oriental, Marrakech」をチェック。ここでは、アトラス山脈と10万本のバラが植えられた庭園を背景に愛を誓うという、最上級にロマンティックな体験ができます。
都会を抜け出したいなら、アトラス山脈の麓にある、英国の実業家リチャード・ブランソンが所有するラグジュアリーホテル「Kasbah Tamadot」で式を挙げるという選択肢も。
バラの花が一面に浮かぶプールのそば、雄大な山々を見渡せるテラス、オレンジの木立の中などなど、誓いを交わす場所をどこにしようかと、悦びに満ちた迷いができそうです…。
キャンドルに照らされた中庭で星空を楽しみ、アンティーク家具に囲まれた豪華なテントで、素敵な夜も約束できます。
5. カリブ海
カリブ海のベストシーズンは12月〜3月。暖かくドライな気候で、夜は爽やかに過ごせる上、雨はほとんど降りません。
群島で優雅な結婚式を挙げるなら、ジャマイカ、セントルシア、バルバドス、グレナダ、バハマ、アンティグアに点在し、18歳以上のみが利用できる「Sandals」がうってつけです。
多くのカップルにとって最大の魅力は、3泊以上の滞在であれば結婚式が無料となるため、式とハネムーンの予算を抑えられること。さらに基本的なパッケージでも、新郎へのマッサージ、新婦へのネイルケア、会場の用意、音楽、スパークリングワイン、最大6名のゲストへのカナッペの用意、写真撮影が含まれています。
さらに両親や兄弟姉妹も参加する場合には、ウエディングプランナーと相談して家族旅行をセッティングしてもらうことも可能です。
6. ハワイ
ハッピームードあふれるハワイは、ハリウッドセレブにも人気の高いウエディングリゾート地。オアフ島にあるパステルピンク色の宮殿「The Royal Hawaiian Resort」は、過去80年の間に多くの富裕層や著名人を迎えてきました。
緑豊かな庭園や海辺の景色と共に、ワイキキビーチを見下ろすスイートルームのテラスや大規模な式にぴったりなガーデンウエディングなど、チョイスも豊富。ゲストにとっては、結婚式の後にサンセットクルーズを体験できるのもうれしいポイントでしょう。
そのほか、オアフ島のノースショアにある「Turtle Bay Resort」も最高のデスティネーションの1つ。ホテルに隣接する入り江「クイリマ・コーブ」、壮観なゴルフコース、ドラマティックなオーシャンフロントのパビリオンなど、こちらもバラエティに富んだ式場から選ぶことができます。
7. モルディブ
挙式やハネムーンの理想のスポットとして根強いのが、白く輝くビーチに、一流ホテル、最高のサービスがそろうモルディブ。バア環礁にある「Finolhu」は、プールサイドのドリンクから花びらを散りばめた砂州まで、イベントチームがあらゆる準備をしてくれ、手間のかからない結婚式を保証してくれます。
バー「ビーチクラブ」では、ミクソロジストがオリジナルのカクテルで大切な日をお祝いしてくれます。また、式の前後はスパでリラックスすることも…。さらに、水上のヴィラで極上のひと時を過ごしてください。
予算に余裕のある方は、「Soneva Jani」を検討してみてはいかがでしょう。モルディブのリゾート施設に新風を吹き込んだ(一部の水上ヴィラには、海に繋がるウォータースライダーも!)この場所では、白い砂浜の上で、もしくはモルディブの伝統にならって鼓手(こしゅ)を携え、プライベート桟橋で式を挙げることも可能です。
パーソナライズされた豪華な朝食を味わったあとは、ヨットに乗って遠く離れた環礁を巡るクルーズを楽しむもよし、無人島にシャンパン付きの2人っきりのピクニックへ出かけるもよし。
8. タイ
金額に見合う、ゆったりとしたトロピカルウエディングをご希望なら、タイも視野に入れてはいかがでしょうか。ナタイの手つかずのビーチを見渡せる「Aleenta Phuket」では、予約した瞬間から当日までプランナーがしっかりとサポートしてくれるので、慣れない土地で諸々手配をしなくてはいけないストレスからも解放されるはず。
会場やケーキ、ターンダウンサービスを含む“2人だけの式”から、花輪、聖水式、仏教僧による伝統的なタイの結婚式まで、幅広く対応してくれます。
ひっそりとした場所を探すなら、サムイ島にある「Samujana」がおすすめ。約25エーカーの敷地に点在するヴィラは、3ベッドルームから8ベッドルームまであり、家族や友人も一緒にステイすることが可能です。式は、海とビーチを見下ろすのどかな場所で…。
9. ラスベガス
1950年代にエルヴィス・プレスリーがプリシラと結婚式を挙げて以来、ラスベガスは“安くて早くて楽しい”結婚式の定番の地として知られています。フランク・シナトラ、ジョーン・コリンズ、ブリトニー・スピアーズらトップスターたちもこの街を選んでおり、最近ではシンガーのジョー・ジョナス&女優ソフィー・ターナーが、「A Little White Wedding Chapel」で愛を誓いあっています。
2人は2019年のビルボード・ミュージック・アワード後にここで式を挙げ、キャデラックの上で撮影したことも話題になりました。
ここは5つのセレモニールームを擁しているほか、ガゼボウエディング、熱気球ウエディング(上空で誓いの言葉を交わすことができる)、有名なドライブスルーウエディング(約15分間の式は車内に座ったまま)などのプランがあり、エルヴィスに扮した神父やピンク色のキャデラックなど、ユニークなパーソナライズも楽しめます。
2020年には、ポップシンガーのリリー・アレンと『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のデヴィッド・ハーバーが、「Graceland Wedding Chapel」でゴールイン。リリーはディオールの白のミニドレスをまとい、エルヴィスに扮した神父の前で誓いを交わし、その後は人気バーガーチェーン「イン・アンド・アウト・バーガー」のテラスで、ささやかにお祝いしたそうです。
王道系から個性派、シンプルからゴージャスまで、世界にはさまざまなウエディング会場があるので、特別な1日にこだわりたい方は、ぜひこれらのリストを参考にリサーチを続けてみてください。
Source / COSMOPOLITAN UK
Translation / Ai Ono