2019年、米ゴンザガ大学で日本人離れした大活躍を私たちに見せた八村 塁選手が、NBAドラフト全体9位指名され、かつて「バスケの神様」と言われたマイケル・ジョーダン氏も所属していたワシントン・ウィザーズに入団しました。全体10位内の指名は、これまで日本人選手が成し遂げたことがなかったため、2019年はNBA全体が日本でも大注目されています。
 
 そして、八村選手以上に全米で活躍が期待されているのが、ドラフト全体1位指名されたザイオン・ウィリアムソン選手。彼は、NBAの未来を担う逸材として各メディアが追いかけています。 
 
 彼はバスケの世界でも名門であるデューク大学卒。そこで群を抜いた活躍を見せたウィリアムソン選手は、2019年6月20日に行われたNBAドラフトでニューオーリンズ・ペリカンズから全体1位で指名されていました。彼を若き日のレブロン・ジェームズ選手に喩える声もよく聞かれます…。

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Zion Williamson's top 10 plays of the season | SportsCenter
Zion Williamson's top 10 plays of the season | SportsCenter thumnail
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 また2019年初めに、ウィリアムソン選手が大学での試合中に履いていたナイキのバスケットボール・シューズが派手に壊れ、スニーカーの世界でニュースになりました。

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 このスニーカー事件があって以来、彼がどのスニーカー・メーカーとエンドースメント契約を結ぶかについて、ファンの間では様々な憶測が飛び交っていました。が、結局ナイキの「ジョーダン・ブランド」と正式なエンドースメント契約(ジョーダン・ブランドから報酬が支払われる代わりに、ウィリアムソンがその企業の商品を使用するという契約)を結んだことが発表され、この憶測に終止符が打たれることとなりました。 
 
 「ジョーダン・ブランドのファミリーの一員になるというのは、非常に恵まれたことと感じる」と、ウィリアムソンは声明でコメントしています。

 「子どものころからNBA入りして、マイケル・ジョーダンが現役時代から現在までNBAの試合に与えてきたようなインパクトを自分も与えられるようになることを夢見てきました。ジョーダンは、私が尊敬する特別なアスリートのひとりであります。私はジョーダン・ブランドとのこのパートナーシップをとても嬉しく思っており、どんなにワクワクしているかをうまく表現することはできません」と、ウィリアムソン選手は続けてコメントしました。

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 伝説が生まれるのを目にすることは、とても楽しいことでもあります。

 ウィリアムソン選手が、ソーシャルメディアやハイプ(宣伝)を通じて、現代のバスケットボールシューズを取り巻くカルチャーに関し、持ち前の知識を提供することは間違いないでしょう。さらに、バスケットボール・シューズがどれだけの運動能力に持ちこたえられるかの限界を試すことを好む彼の傾向を考えると、ウィリアムソン選手がシューズの機能面に関しても、多くの助言を与えることに違いありません。 
 
 この契約の発表では、具体的な契約金額や期間は明らかにされていません。しかしながら、大型契約になることはほぼ間違いないでしょう。なにせあのマイケル・ジョーダン自身が、このパートナーシップについてコメントしているくらいですので…。

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これは楽しみだ。ジョーダン・ブランドのファミリーにようこそ。 

 
 「ザイオンの非常に優れた決意、人柄、プレイぶりは人々に希望を与えるもの」と、ジョーダン氏は声明でコメントしています。さらに、「彼はジョーダン・ブランドを未来へと導く新しい才能(の持主)のひとりであり、なくてはならない人物。彼は私たちに『世界に衝撃を与える』と語り、自分を信じるよう求めてきた。私たちは彼を信じます」と続けて述べています。

 そう、我々がジョーダン選手を信じているように、ウィリアムソン選手の活躍そして衝撃を与えてくれることを信じています…。そして我々日本人としては、八村選手との対戦にも期待です。新人王最有力候補筆頭のウィリアムソン選手、豪快なプレースタイルは楽しみでしょうがありません。

 

 
 
From Esquire US 
Translation / Hayashi Sakawa 
※この翻訳は抄訳です。