「スマホのアプリゲーム市場拡大によって…」と言ってもいいかもしれません。“ゲーム”というコンテンツは、もはやカテゴライズされた人々のみ、のモノではなく、老若男女を問わず広範囲の人々に欠かせないエンターテインメントとして確立されました。そう、皆さんにとってもライフスタイルの一部となっているはずです。

 昨年2018年はE-Sports元年と言われ、2019年にはMHLV社をはじめとして、多くのファッションブランドも業界に参入。現在も、多くの企業がE-Sportsでの提携・参入の名乗りを挙げ続けています。

 それは音楽・映像・脚本・演出などを駆使する総合芸術とも言え、ビジネスとして、エンターテインメントとしても、多くの魅力を持ち注目を集めていることは確か…、しかし、その背景や裏側まで知る人はそう多くありません。

 誕生するゲーム作品には、どのような「思想・哲学」を持ったクリエイターが手掛け、どのようなメッセージが込められているのか…。さらにE-Sports選手たちは、どのようなマインドセットを持ち、どんなカタチで最大限のパフォーマンスを引き出すのか…、という疑問を抱いたことがきっかけで「エスクァイア日本版」編集部は、新たなYouTubeシリーズをスタートさせることにしました。

 このYouTube新シリーズでは、ゲーム愛に満ちた「エスクァイア日本版」ライターの齋藤シェーンとともに、映像ディレクターのアルノ・カンプホイスが独断と偏見で選ぶ、ゲームイベントやゲーム業界のクリエイターたち、さらにE-Sports選手たちへのインタビューを通して、その裏側に重積する知られざる魅力へグッと迫ります。

◇第1回 episode 01:「ペルソナ5 スクランブル」プロデューサー兼ディレクターに取材

 記念すべき第1回目となる今回は、2020年2月20日に発売される「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」のプロデューサー兼ディレクターを務めた金田大輔(かなだだいすけ)さんにインタビューを決行。 3回に分けてインタビュー動画を配信していきます。

 「ペルソナ」シリーズは、株式会社アトラスが贈る人気RPG(ロールプレイングゲーム)作品。それだけファンも多く、さらに次回作は常に前回以上のパフォーマンスが求められるものがあります。そんなプレッシャーを感じながら、この最新作をまとめ上げた金田さんはこう語り始めてくれました。

 「ゲームにはゲームにしか伝えられないメッセージがあり、それを大切にしている」と…。

 しかしながら、そもそもゲームプロデューサーとは何をする仕事なのか? それに至るまでには、どのような経歴を経てきたのか? どのような哲学のもと、ゲームをつくり上げてきたのか? と、皆さんも知りたい情報がたくさんあることでしょう。

 そんな皆さんを代表して、齋藤シェーンとアルノ・カンプホイスがゲームプロデューサー金田大輔さんに迫りました。するとそこには、クレバーかつ気概あるクリエイターとしてのたくましい生き様が見えてきました…。

▶第1回 episode 01:
2020年2月16日(日)動画公開☛『ペルソナ5 スクランブルは続編? スピンオフ? 作成のきっかけは?』

第1回 episode 02:
2020年2月17日(月)動画公開
☛『ペルソナ5 スクランブル」発売前に体験してみた』

第1回 episode 03:
2020年2月18日(火)動画公開☛『金田大輔さんの哲学 ―「ペルソナ5スクランブル」ディレクター兼プロデューサーに取材』

●お問い合わせ先
「ペルソナ5スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」
公式サイト


《MC紹介》
□サイトウ・シェーン
(編集者/ライター)

…カルフォルニア州に生まれ、東京都で育つ。日本にいながら親の影響により、さまざまな国の文化に触れる。大学在学中にはロンドン芸術大学へ留学。ファッションからインテリアまでデザイン分野のコースを多岐にわたり修了する。帰国後は、女性誌にて編集アシスタントとして、卒後には、雑誌Popteenにて編集として勤務。その後、「エスクァイア・デジタル」のライターとして活躍。また、彼の『表現の幅に垣根を設けない』というモットーから、幼少期から情熱を注ぐゲームの実況配信やDJなど、多岐にわたってその才覚を発揮(しようと)している。

 ゲーム歴は約22年。ゲームボーイ、ニンテンドー64から始まり、主なハードはプレイステーション。エンカウント・ターン制のJRPG、TPSのアクションRPG、戦略シュミレーションを好む。主な好きなシリーズは、ドラゴンクエストモンスターズ、ダークソウル、メタルギア、キングダムハーツ。
 

□アルノ・カンプホイス(映像ディレクター)

…フランスで生まれ育ち、過去にアメリカ、中国、日本のラグジュアリー・メディア業界で働く。ゲーム歴は30年。ゲームボーイとAmigaコンピュータから始まり、90年代には初めて自分の486 DX2 66 PCを持つ。その後、1996年にヨーロッパで発売された任天堂64を購入し、PCゲームとコンシューマーゲーム機の両方をプレー。西洋の典型的なゲームが彼のバックグラウンドであり、プレーしたゲームは超ヒット作から名作インディーゲームまで幅広い。

 好きなゲームは、ウルティマ、ソウルズボーン、モンキーアイランド、バトルフィールドシリーズ。さらに近年ではメジャータイトルのウィッチャー3も好むものの、再度インディーゲームへ回帰しているらしく、ザ・ラストドア、シヴァ、リターン・オブ・ザ・オブラ ディンがお気に入り。