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テレワークに欠かせないWeb会議。そしてWeb会議で必要なのが「Webカメラ」です。
多くのノートPCにはカメラが内蔵され、スマホを使って会議に参加する方法もあります。ですが、デスクトップPCしか使えない場合や高画質できれいに映したい場合は、別売りのWebカメラ(ウェブカメラ)がおすすめです。
このページでは、テレワークで役立つWebカメラの選び方を解説します。さらにロジクールやエレコムなどの有名メーカーを中心に、amazonで買えるおすすめの高品質・安いWebカメラを紹介します。
Webカメラの選び方
解像度とは画質を左右する重要な要素、解像度が高いと緻密でシャープな映像になります。反対に解像度が低いと、荒い映像に。Web会議ならHD(720p)で十分ですが、最近はフルHD(1080p)が主流となりつつあります。そのどちらかを選んでおけば、困ることはないでしょう。なお、4KのWebカメラは高価な上に、Web会議にはオーバースペックと言えるでしょう。
【解像度のポイント】
- Web会議なら、HD(720p)のWebカメラで十分
- 高画質を求めるならおすすめは、フルHD(1080p・2K)のWebカメラ
- Web会議の場合、4KのWebカメラはオーバースペックとなる恐れも
動画はパラパラ漫画の延長であり、何枚もの画像を連続で表示させることで、動いて見える仕組みになっています。1秒間に15枚~60枚程度の画像を表示させるWebカメラが一般的です。
枚数(表示するフレームの数)が多いほど動きが滑らかになりますが、枚数が多いとデータが重くなることもあります。テレビのフレーム数が1秒間に30コマなので、通常はそれくらいで十分でしょう。ちなみに使用する単位は、Fps(Flames per second)となります。
【フレームレートのポイント】
- 24Fps=一般的な映画と同じコマ数。24Fps未満は選ばないように
- 30Fps=テレビと同じコマ数なので、見慣れている人も多いはず
- 60Fps=動きが滑らかに映りますが、Web会議にはオーバースペック
Webbカメラによって映る範囲が異なり、中には顔がどアップになる製品もあります。価格の高いWebカメラは、75度以上の広角レンズが使われていることがほとんど。ほどよい大きさで顔が映るので、相手にも圧迫感がなく、Web会議での印象も良いでしょう。
【画角のポイント】
- 画角のおすすめは70度以上(鎖骨から上が自然に映るイメージ)
- 数値が小さくなるほど顔がアップに。70度未満の画角にはご注意を
Webカメラには自動でピントを合わせるオートフォーカスと、ピントが固定されたものがあります。オートフォーカスはきれいに映りますが、やや高価です。ピント固定タイプのWebカメラは安価ですが、カメラと顔を一定の距離(目安は60cm)で保つ必要があります。
【ピントのポイント】
- カメラと顔を60cm離せる & 予算を抑えたいなら、ピント固定式がおすすめ
- カメラと顔を60cm離せない & 予算が5000円以上なら、オートフォーカスを
ほとんどのWebカメラはマイクを内蔵していますが、スピーカーが内蔵されているWebカメラはあまりありません。一方、PCに関して言えばマイクはなくてもスピーカーのないPCはほとんどないので、合理的と言えるでしょう。周囲の音を聞かれたくないときは、ヘッドセットをしましょう。
【マイクとスピーカーのポイント】
- スピーカー内蔵の製品は少数
- マイクを内蔵していない製品は稀
Webカメラの設置方法は、ノートPCや液晶モニターの上部にクリップで挟むタイプが主流です。ただし、何ミリの厚さまでクリップで挟めるかが明示されていないこともあるので、厚みのあるモニターを使っている場合は気をつけましょう。
一方、スタンド式ならモニターの厚みを気にする必要がありません。クリップ式とモニター式の両方に対応するWebカメラもあるので、それを選んでおくことでさまざまな状況に対応できます。
【設置方法のポイント】
- ほとんどの場合クリップ式を選べば問題ありません
- カメラをモニターに挟めない場合は、スタンド式を選びましょう
webカメラのおすすめ8選
ロジクール C615n
定番のロジクール製品、しかも比較的購入しやすい価格で、機能のバランスがよい製品です。本体はコンパクトで、折りたたむとレンズがガードされるため、出張先やワーケーション先に持っていっても邪魔になりません。
WindowsとMacのほか、Androidにも対応しているため、スマホやタブレットに繋いで使うこともできます。最短10cmまで近づいてもピントが合うオートフォーカスと自動光補正機能で、どんな状況でもきれいに写せます。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):30Fps
- 画角:78度
- マイク内蔵(モノラル)
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
エレコム UCAM-C520FBBK
「とりあえずWeb会議に参加できればOK」という条件で、価格の安さを重視するならコチラのWebカメラがおすすめです。人気のエレコム製で、半年のメーカー保証付き。120度の超広角レンズなので、広い範囲を映すことも可能です。オートフォーカスではなく固定焦点で、最短距離は30cmとなっています。
- 解像度:HD
- フレームレート(Fps):30Fps
- 画角:120度
- マイク内蔵
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
バッファロー BSW505MBK
フルHDの高精細カメラとしては、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るWebカメラです。120度が映る超広角レンズで、顔がどアップになりません。ピントは固定焦点式で、最短撮影距離は60cmと遠目となりますが、そのネックさえクリアできれば、お値打ちのWebカメラと言えるでしょう。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):30Fps
- 画角:120度
- マイク内蔵
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
エレコム UCAM-C820ABBK
あらゆる点で不足のないWebカメラを求めるなら、まず、おすすめとなるのはこの製品となるでしょう。広角レンズ & オートフォーカスを備えた中では、最もリーズナブルなモデルです。使わないときにシャッター(蓋)を閉めておけるのも、安心感があります。メーカー6カ月保証付きです。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):30Fps
- 画角:76度
- マイク内蔵
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
サンワサプライ CMS-V43BK
150度もの範囲が映る、超広角に映せるWebカメラです。大人数で映ったり、会議場全体を広く映すのにも適しています。最短撮影距離は3cmと、使い勝手も良好。とにかくワイドに映る製品が欲しいときに、おすすめとなる製品です。
- 解像度:HD
- フレームレート(Fps):30Fps
- 画角:150度
- マイク内蔵
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
ロジクール ウェブカメラ C922n
高画質とオートフォーカス機能によって実現した、鮮明かつ臨場感のある映像が魅力のWebカメラです。遅延や歪みをほとんど起こすことなく、ライブブロードキャスト、ストリーミング配信を行うこともできます。また、カメラの両側に1台ずつ、計2台のマイクを搭載。リアルなサウンドをキャプチャできるため、自然かつクリアな声を相手に届けられます。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):60Fps
- 画角:78度
- マイク内臓
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
Anker PowerConf C300
モバイルバッテリーや充電器で人気の「Anker」のWebカメラです。最大の特徴は、「AI」で画像を解析して、しっかり顔にピントと露出を合わせ続けてくれること。多少動いてもピントがずれず、美しい映像を提供してくれます。
0.35秒でピントが合う高速オートフォーカスはもちろん、人気のWeb会議アプリ「Zoom」の認証を取得していて、Zoomで最も美しく映るとお墨付きを受けているのも魅力です。レンズシャッターもついているので、使わないときは蓋(フタ)をしておけるのも安心感があります。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):60Fps
- 画角:78度~115F
- マイク内蔵(ステレオ)
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
ロジクール StreamCam C980OW
Web会議だけでなく、Zoom飲み会や動画配信にもチャレンジしようと考えているのなら、60fpsに対応したコチラのWebカメラを検討してみるのもおすすめです。スマホに合わせた、縦長画面での撮影も可能です。デザインにもこだわっていて、ホワイトとブラックが選べます。
- 解像度:フルHD
- フレームレート(Fps):60Fps
- 画角:78度
- マイク内蔵
- クリップ式&スタンド式の両方に対応
まとめ
ご紹介した製品はどれも保証のついた有名メーカー製品ばかり。ぜひ、自分の予算や用途にあったものを検討してみてください。