[目次]
ワインポアラー(Wine Pourer)とは、ワインボトルの口に装着するだけでワインの味わいをまろやかにしてくれると評判のアイテムです。ポアラーの中でワインと空気を触れさせる「エアレーション」効果を生み出し、若いワインも飲みやすくする効果があるとされています。
このページでは、ワインポアラーとはどのようなものか? デキャンタージュ(ワインを空気に触れさせて、味わいや香りを引き出すという目的の作業)の狙いを説明するとともに、購入するときの選び方やAmazonで購入できるおすすめのワインポアラーを紹介します。
ワインポアラーとは?
ポアラーとはガラス瓶の口に取りつけて、液体を注ぎやすくする道具のこと。ここでは、その中でも赤ワインの「エアレーション」効果を狙ったポアラーを紹介します。
エアレーションとは液体の中に酸素を送り込むことであり、ワインポアラーの場合は特殊な構造で、デキャンタ(ワインを入れるガラス容器)に移し替えるまでもなく空気を混ぜるように注ぐことができるような仕組みとなっています。
本来、デキャンタにワインを移すことで空気と触れさせ、「デキャンタージュ」の効果として渋みが強い若いワインをまろやかな味わいへと導いていました。ですが、これならより手軽に得られるというわけです。
ワインポアラーの選び方
ボトルとの密着部がラバー素材のものがおすすめ
ワインボトルの口の大きさは、すべて同じように見えて微妙に大きさが違います。そのため、ボトルと触れる部分が硬い素材でできたポアラーだと、注いでいる最中に外れてしまう恐れがあります。
そのため、ボトルと触れる部分がシリコンゴムなどのラバー素材になっているポアラーがおすすめです。外れづらいですし、いろいろなボトルで使えます。
フタ付きなら飲みかけのワインを保管できる
ワインポアラーの中には、フタ(キャップ)がついているものがあります。ボトル1本を飲みきれないことが多い人におすすめです。
こうしたポワラーなら、飲みきれなかったワインにもう一度コルクを差し込む必要がありませんし、次に飲むときもすぐ飲めて便利です。
洗いやすい構造なら清潔に保ちやすい
ワインポアラーは、繊細なワインを通すアイテムです。そのため、分解して仲間で掃除できるポワラーであれば、より安心して使えるでしょう。
また、ステンレスでできたポアラーなら、清潔に保ちやすく、プラスチック製のポアラーより耐久性も高いため長く使えるでしょう。
より効果を求めるなら電動タイプや単体のエアレーターも検討を
ワインポアラーはワインボトルの口の部分に装着して、その後はボトルを傾けてワインをグラスに注いで使いますが、フタに取りつけて使う電動タイプもあります。
また、単体で使うタイプのエアレーターも存在します。こうした製品は、ワインと空気をより効率よく混ぜることができ、さらに高い効果を見込めます。ポアラーに比べると手軽さはなくなりますが、効果を追求したい人は検討するとよいでしょう。
ワインポアラーおすすめ8選
機能とデザインを両立したキッチン用品が人気のOXO(オクソー)。このワインストッパー&ポワラーは、ポアラーとエアレーター、そして栓としての機能を併せもっています。
保存用として栓として機能するため、一度ボトルに装着したら飲み終わるまで外す必要がなく、便利に使えます。ステンレス製の本体は実用的でありながら質感が高く、ワインボトルによく似合います。
エアレーターやオープナーなど、ワイン用のアイテムを専門につくっているLUSCIOUZ(ルーシャズ)の製品です。通常およそ30分かかるデキャンタージュと同じ効果を、注ぐ動作だけで得られるとしています。
空気を取り込みながらワインを注げるエアチューブ(ボトルの中に差し込む管状の部品)を備え、最適な量の空気をワインに含ませることができます。また、液ダレも抑えられる構造なので、せっかくのワインをムダにしないよう努めています。
ヘンケルスの包丁や、ストウブの鍋などが人気のツヴィリング。この製品は、ワインをこぼさず注ぐためのポアラーとしての機能、エアレーション機能、そして栓としての機能の3役をこなします。
本体はステンレス製、エアレーション機構の部分はポリカーボネート製です。ワインが空気と混ざる様子が見えるので、目でも楽しめます。高価ですが、上質な道具を探している人におすすめです。
エアレーターとして十分な性能がありながら、1000円程度のリーズナブルな値段で購入できる製品です。値段が理由で購入を悩んでいるなら、まずはこの製品がおすすめとなります。
ワインボトルに触れる部分は、滑りにくいラバー素材。それ以外の部分はワインが通過する様子が見えるよう透明なプラスチックでできています。空気を適度に取り込めるエアチューブ付きで、価格の高い製品にも見劣りしません。
銀製品を得意とする、デンマークの「GEORG JENSEN」。このワインポアラーは、スウェーデンの建築家・デザイナー「トマース・サンデル」によるデザインです。
本体は美しい輝きを放つステンレスと、ブラックのラバーがツートーンになった気品あるデザイン。スリムな本体の中には、もちろんエアレーターが内蔵されており、若いワインをまろやかな味わいにしてくれます。
手で持って使うタイプのエアレーターです。ワインポアラーと違って抜け落ちてしまう心配がなく、飲み残したときにワインポアラーを抜いて栓をし直す必要もありません。
本体が大型なので、より素早く空気とワインを触れさせやすいのも魅力のひとつ。紙パックタイプのワインにも使えるので、リーズナブルなテーブルワインをグレードアップさせたい人にもおすすめです。
単体で使うタイプのエアレーターですが、ワイングラスの上にセットできるスタンドが付いているので、より安定して使えるでしょう。
ワインをエアレーターに注ぐと、ワインがシャワーのように降り注いでくる様子が見えるので、目でも楽しめるでしょう。キッチンなどに、スタンドごと置いておけるスペースがある人には特におすすめしたい製品です。
製品数こそ少ないですが、電動タイプのエアレーターも販売されています。その中でもこの製品は評判がよく、ユーザーの口コミでもワインの味が変わると好評です。
この製品の特徴は、エアレーションの程度を調整できること。ワインの味や自分の好みに合わせて、空気に触れさせる量を変えることができます。よりおいしく、より手軽にエアレーションを行いたい人におすすめです。
最後に
ワインポアラーがあれば、手頃な価格で買えるテーブルワインも、まろやかで豊かな味に変えられるかもしれません。使い方は簡単で、ここで紹介したように価格の安い製品もあります。
もし、あなたが赤ワインが好きで毎日のように飲んでいるのなら、ぜひ試してみてください。栓になるタイプのポアラーなら保管も楽になり、もっとワインがおいしく手軽に楽しめるようになるはずです。