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ダイエットへの効果も期待できる1時間早起きすることのすすめ

いつもより目覚まし時計を1時間早くセットすることで、効果的に脂肪を燃焼させる生活リズムが生まれ、さらに気分も晴れやかになるということ。そんな理想的な朝型人間へ変身するために、実践すべき3つのコツをご紹介します。

By and SCARLETT WRENCH
起床時間を1時間早めるだけで、体重を効果的に減らす理由
Getty Images

『ハッスル文化』と『静かな退職』のはざまで…

ミレニアル世代一般的に1981年~1996年頃に生まれた世代を指す呼称)は、仕事と私生活に境界線を引く傾向がある…」と、一般的にはそんな風に言われている現在。そして、そんな彼/彼女らの世代の一部では、弱肉強食の社会や仕事中心主義の仕事=人生のような極端な働き方を指す『ハッスル文化(hustle culture / ハッスル・カルチャー)』から、『静かな退職=Quiet quittingに移行する傾向にあるとも言われています。

『静かな退職』とは…労働から心理的に遠ざかり必要最低限の労働しかしない(=心は退職済み)ということで、必ずしもネガティブな意味を指す言葉ではなく、自分の感情を押し殺し無理をしてまで働くことはしない意味合いが強い。

アメリカでは例えば、「朝4時に目覚め、アイスバス(氷風呂)に浸かりながら気合を入れて目標設定をする」なんてエグゼクティブもいます。ですがZ世代以降にとって、それが果たして理想的と言えるのか否か、どちらかと言えば否定していることでしょう。私(筆者スカーレット)も違うと思っています。

過激とも言える超朝型の生活、その一方で目覚ましのスヌーズを繰り返しながらの二度寝するの二極があるとするならば、その中間地点を目指すのが適度であると言えるのでは。とは言え、「早起きは三文の徳」が真実だとする研究結果もあるので、なかなか完全には無視できないものです。

早起きのメリット・健康効果の具体例

「肥満」の問題に特化した学術メディア「Obesity(肥満を意味する単語)」に掲載されたとある研究リポートによれば、「朝型人間」を自負する人々は、「より健康的な食生活を自然に行う傾向が高く、減量や健康管理にも積極的」という研究結果があるようです。その一方で「朝が苦手」という人々は、「糖分をとり過ぎる傾向が高く、またタンパク質不足に陥りやすい」とも言われています。

また、この起床時間の差が影響を与えるのは、それだけではないようです。コロラド大学ボルダー校、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学が共同で行った84万人を対象にした研究調査の結果、「睡眠時間が同等であれば早起きの人のほうが、うつ症状に陥る可能性が低い」ということが数値が発表されています。関連記事:睡眠時間を1時間早めるだけで「うつ病」のリスクが低下

そして、「入眠および起床の時間を1時間早めるだけでうつ病の発症リスクが4分の1ほどに低下し、ポジティブなライフスタイルの構築に影響する」とも言っています。

理想的な朝を迎えるために…朝型人間になるための3つのコツ

「夜明けとともに目覚めるなど到底無理」、という人のほうが多いはずです。とは言え、(上述のような)「ハッスル・カルチャー」を目指さないまでも、「毎日を計画的に過ごすことで、より早い時間にログアウトして仕事を切り上げることが可能になる」、そんなメリットもあるでしょう。「朝型人間」と得意げに主張する人々にも、それなりにメリットを感じているからに違いないのです。なので、「頑張る」ことに距離を置いている皆さんも、「朝起き」を実践してみることで得られるメリットもきっとあるでしょう。

そこで自分を「朝が苦手」と思い込んでいる皆さんは、まずは目覚まし時計を15分間隔でセットすること(スヌーズ)が役に立つかもしれません。それでは、朝型人間になるための3つの簡単なコツを紹介します。

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朝日を浴びる|朝型人間になるためのコツ

朝日を浴びる|朝型人間になるためのコツ
Getty Images

朝日を浴びることで、目覚めが良くなることが知られています。夜間の光が気にならない部屋に住んでいる場合には、カーテンを開けたまま眠るというのも方法でしょう。

また、目覚めをよくするためには深い睡眠を増やすことも大事。そこですっきりした目覚め、日中の眠気軽減を目的にフィリップスがハーバード大学医学部教授を始めとした世界的な睡眠専門医と科学者とともに開発した睡眠用ウェアラブルヘッドバンド「スマートスリープ(SmartSleep)」のような睡眠用デバイスを活用するのもいいかもしれません。

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朝食を摂る|朝型人間になるためのコツ

朝食を摂る|朝型人間になるためのコツ
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消化器系の器官は、睡眠サイクルと関連していることを示す研究論文も数多く発表されています。ゆえに、消化器系の器官を傾向的に活性化させることは、睡眠の質を上げることに役立つでしょう。

まずは寝る前ですが、就寝直前に食事を摂ることは睡眠のためにも、体調のためにもよくないというのは皆さんご存じではないでしょうか。基本的に夕食は、寝る3時間前までに。それが無理なら、夕方と遅い時刻の2回に分けて食べる「分食」がおすすめと言われています。(頑張る仕事を実践している人は)夕食の時間が取れず、どうしても寝る前に小腹がすいて眠れないという人もいるでしょう。そんな人は、消化が良い炭水化物などを少量摂ることで血糖値のバランスを整えるとよいでしょう。

さて本題の朝食ですが、寝ている間、身体は低体温になっています。朝ごはんを食べることにより、体温をあげウオーミングアップすることにもつながります。 また、脳はブドウ糖をエネルギー源としているので、朝ごはんで良質の炭水化物(糖質)を摂れば、脳の活性化も期待できるというわけです。「静かな退職」の人でも、やる気や集中力が出て仕事や勉強がはかどることでしょう。

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屋外で身体を動かす|朝型人間になるためのコツ

屋外で身体を動かす|朝型人間になるためのコツ
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ジムまで歩くのも良いでしょう。目覚めを促すのは、朝日と新鮮な空気だけではありません。生理学系の専門メディア「ジャーナル・オブ・フィジオロジー」によれば、朝の運動習慣により体内時計が調整されることが分かっています(*1)。(*1出典:Human circadian phase–response curves for exercise

以上をヒントに、1時間でも早起きする自分を目指してみてはいかがでしょうか? 身体が健康的に活性化し、代謝もアップ…そうして効率のいいダイエットにもつながることでしょう。

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Source / Men’s Health UK
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

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