初代、2代目ともに好評だった「CLS」、その“エロかっこよさ”は新型モデルでも健在です。

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 4ドアクーペのパイオニアであるメルセデス・ベンツ「CLS」が、7年ぶりにフルモデルチェンジしました。

「Sensual Purity(官能的純粋)」というデザインの基本思想に基づいた、メルセデス・ベンツの新しいデザインの文法を初採用したほか、最新のパワートレインの搭載や高度な安全運転支援システム、「インテリジェントドライブ」といった革新技術が数多く採用されています。 

 スタイルは緩やかなアーチ状のルーフラインや、サッシュレスドアによってもたらされる、美しく伸びやかな4ドアクーペスタイルを踏襲。フロント周りはシングルルーバータイプのダイヤモンドグリルが採用され、細く、幅の広い造形のヘッドライトと相まって、エレガンスと押しの強さが融合したメルセデス車らしい表情を作り上げています。 

 メルセデス・ベンツデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」とは、とくにサイドビューに見てとれます。

 緩やかにアーチを描く高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、それらによって創出される細いサイドウィンドウで構成されるフォルムは、楚々としたクーペスタイルの演出に大きく貢献。初代、2代目ともに好評だった“エロかっこよさ”は健在なのです。 

 それに加えて、車内はじつに先進的です。

 ふたつの12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは、まるで空中に浮かんでいるように見える特徴的なデザイン。デジタルガジェット風のデザインは好みが分かれるところかもしれませんが、これは単なるギミックではなく、さまざまな情報をわかりやすく表示して運転に集中できる環境を構築する、近年のメルセデス車では常套手段的なデザインなのです。 

 日本市場へは、2L直4ディーゼルターボを搭載するCLS 220dスポーツと、3L直6ターボのCLS450 4MATIC スポーツが導入されました。いずれも高出力かつ効率のよさを追求したユニットを搭載し、さらに、高級サルーンに求められる走りの能力と快適性を高い次元で兼ね備えています。 

 とくに3L直6ターボエンジンは、コンパクトな新型直列6気筒エンジンにとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V(ボルト)電気システムなどの新技術が搭載され、車格に見合った力強い走りと環境性能を両立。CLSらしい知性を感じさせてくれる要素と言えることでしょう。 

 
 近年、燃費よりも重要視されている運転支援機能では、メルセデス・ベンツのフラッグシップであるSクラスと同等のシステムが標準装備されています。アクティブレーンチェンジングアシストやアクティブエマージェンシーストップアシストといった機能は、同社が目指す自動運転とアクシデントフリーという未来へ、また一歩近づいたことを強く印象づけるものとなっています。
 

 愛車選択において重視すべきは、やはりクルマが持つ性能あるいはスペック。

 ですが、趣味嗜好的な要素や地位の象徴という価値も捨て置くわけには行きません。さらに環境性能や安全性といった、クルマの社会的責任を加味した場合、どういうクルマを選ぶべきか…。

 新型CLSは、その疑問に対する回答をしっかりと提示したクルマなのではないでしょうか。

【動画】メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#1

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最初に新型「CLS」の動画を観て、美しいデザインや走行シーンを確認してください。 
 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Mercedes-Benz CLS 2018: World Premiere Trailer
Mercedes-Benz CLS 2018: World Premiere Trailer thumnail
Watch onWatch on YouTube

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#2

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エレガントなボディが印象的なラグジュアリークーペは、クルマ好きなら1度は乗ってみたいはず。

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#3

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Mercedes Benz

メルセデス・ベンツデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」がよく表現されているのが、このサイドデザインなのです。ゆとりのあるボディデザインも印象的です。

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#4

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ラグジュアリーなインテリアデザインに感動するのはオーナーであるドライバーばかりではありません。助手席に座るパートナーも、きっと感動するはず。重質したラグジュアリー感に満ちた運転席は、クルマ愛好家こそ目がハートマークとなることでしょう。

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#5

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車内はじつに先進的であり、ふたつの12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは、まるで空中に浮かんでいるように見えます。近未来のコックピットへようこそ!

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#6

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体のラインに反ったシートは、長時間の運転の疲れを軽減してくれます。上質なインテリアは、誰からも愛されることでしょう。

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#7

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リアデザインはシンプルながらも、どこか近未来を感じさせるフォルムとなっています。

メルセデス・ベンツ 新型「CLS」#8

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インパクトのあるフロントデザインは、対向車のドライバーを危険にさらす恐れアリ!です。


◇詳細 
メルセデス・ベンツ「CLS」
販売価格/CLS 220 d スポーツ:799万円 
     CLS 450 4MATIC スポーツ:1038万円

●お問い合わせ先 
メルセデスコール 
TEL 0120・190・610 
https://www.mercedes-benz.co.jp




Text / Koji Takahashi 
Edit / Shun Yamanoi