予想が繰り広げられている新ロイヤルベビーの称号。
Meghan&Harry baby
現地時間の2018年10月15日(月)、メーガン妃の妊娠がケンジントン宮殿から正式に発表されました。そして、2019年の春には第1子が誕生することになり、さらにお祝いムードに包まれている英国王室です。
ハリー王子とメーガン妃は、妊娠の知らせをシェアできることを「大いに喜んで」と綴っており、5月の挙式以降人々からのサポートも実にありがたく思っているとのことをSNSでメッセージ…。
すると、ここへきてロイヤルファンたちの間で、目下の話題となるのが「子どもの名前の予想に加え、その子にどんな称号が与えられるのか?」ということになります。
さらに言うと、その子はプリンスまたはプリンセスになるのか?ということも…それらの答えに関しては、そう簡単には説明できません。
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詳しい人ならご存じのとおり、ウィリアム王子&キャサリン妃の3人の子(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)は皆、ロイヤルの称号を持っています。ですが、ロイヤルファミリーの中には、その肩書を持たないメンバーもいるのも事実です。
例えば、エリザベス女王の娘にアン王女がいますが、その息子ピーター・フィリップスや娘ザラ・ティンダルは王子・王女の称号を持ちません。ですが、同じく女王の孫であるベアトリスやユージェニーは王女であり、その一方で、女王の三男エドワード王子の子であるルイーズとジェームズは称号を持ちません……というように、素人目にはわからない背景があるもようです。
そこで出てくるのが、いわゆる“特許状(Letters Patent)”なるものの存在です。
1917年、ジョージ5世はこのように述べています…「男性直系の血筋にいるいかなる君主の息子たちの孫は(英国皇太子の長男の、存命の長男のみを除き)、我らが王国における公爵の子らにより、常に称号やその座を享受できる」と。
これはつまり、エリザベス女王は英国の君主であるが、メーガン妃とハリー王子の子は君主のひ孫となり、称号を受けるには遠すぎてしまうということなのです。
ピーター・フィリップスやザラ・ティンダルが称号を持たないのも、女王の「息子」ではなく「娘」の子であるからだそうです(実際のところは女王自ら称号を与えようとしたが、アン王女が申し出を断ったそう)。
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とはいえ、もし女王がウィリアム王子&キャサリン妃の時にもそうしたように“介入”すれば、事態は変わる可能性が…。
というのも2012年に女王は、ウィリアム&キャサリンの子はプリンスまたはプリンセスの称号を得られると公式に宣言しているのです。
ですが女王が、ハリー&メーガンの第1子が生まれる前にこれを宣言しない場合、どうなるのでしょう?
「エリザベス女王はおそらく、ハリー王子&メーガン妃の子どもがプリンスあるいはプリンセスを名乗れるように承認するでしょう」と言うのは、王室エキスパートのキャロリン・ハリス。
さらに、「ただし、もしそうならなかった場合、男の子ならハリー王子のもうひとつの補足的称号である『ダンバートン伯爵』、女の子なら『レディー(・ファーストネーム)・マウントバッテン=ウィンザー』の称号を使うことになるかと思われます」と語っています。
そして、ハリー王子自身が子どもに称号を与えない、という選択をすることももちろん可能です。
アン王女の娘ザラが、「ロイヤルの称号が与えられなかったことは、私にとって非常にラッキーだった」とかつて語ったとおり、称号のないことを好むロイヤルもいます。とにかく、ハリー王子&メーガン妃夫妻の第1子の称号がどうなるかは、2019年の春には明らかになるはずです。
まずは、無事に元気なベビーの誕生を願いましょう。
From Good Housekeeping
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