先日、Twitterのファンアカウント@ArmasUpdates は、4枚の画像とその一連の行動を説明する内容を投稿。「カリフォルニア州の新しい規則であるフェイスマスクを忘れて外出しようとするベン・アフレックに駆け寄り、マスクの着用を促すアナ・デ・アルマス」と、投稿には書かれています。

 3枚目までの写真ではマスクなしで一度外へ出たアフレックが、アルマスに呼び止められ振り返る一部始終が撮られています。この投稿はたった1秒で、約7000いいね!を集め、アルマスの社会的意識の高さを称賛するコメントがついていました…。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 日本では、暗黙の了解でマスクをつけることがほとんど義務的に思われていますが、米カリフォルニア州ではマスク着用が軽視されていることを受け、この投稿と同日2020年6月18日(現地時間)に自宅以外のほとんどの時間で、マスク着用を義務づけると発表していました。

 しかしアルマスが、パンデミックにおけるバットマン(自警団)的存在かと思われた矢先、2020年6月24日に同じファンアカウントが再びアルマスの写真を皮肉なキャプション付きで投稿したのです。

 「検疫のあと、友達と合流したアルマス。でも彼女たち、ロサンゼルスもパンデミックの渦中であることを忘れちゃってるみたい…」 と書かれています。

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 パンデミックにより、セレブたちも自宅にこもりきりのため、パパラッチたちは何カ月もネタに困っています。そんなとき、パパラッチが木陰から狙うのは、マスクフリーのセレブの素顔というわけです。

 このご時世、セレブたちのマスクをつけていない写真を撮られるだけで、セレブたちに「パンデミックを真剣に受け止めていない不謹慎な人」という、ある種スキャンダルな姿を暴くことになるので、パパラッチ魂がある方には好都合だからです。いやま、そこら中の方がパパラッチ魂を持っていると言っても過言でもありませんし…。

 ジャスティン・ビーバーは2020年5月下旬、マスクなしでバスケットボールをプレーしている姿を撮影されました。一方でパンデミックが起き始めたばかりのころ、リース・ウィザースプーンは誰もいない場所でランニングしているときも、プリントされたフェイスカバーを着用し始めていました。

マスクパトロールを受け、着用したジャスティン・ビーバー
Getty Images
左が5月に撮影された、ノーマスクでバスケをするジャスティン・ビーバー。右は6月に入ってからのもの。

 マスクは必ずしも、新型コロナウイルス感染症から保護されるものではありません。ですが、他の人への感染予防には役立ちます。そしてマスクを着用することで、変に目立つことも避けられます。

 多くのセレブが、この新しい生活様式に適応していることを証明するため、Instagramにマスクを身につけている写真を投稿しています。ですが、ひとたびマスクなしで散歩している姿などが投稿された日には、そのイメージを一挙に塗り替えてしまうほど大きな意味を持っているのです。

 マスクの着用ルールは国によって異なり、公共スペースかどうかによって異なります。1人でランニングをしたり、自転車に乗る場合でも少しでも可能性を低くするためにもマスクの着用は推奨されています(※その際、熱中症予防のためにもこまめな水分摂取は心がけてください)。

 この「Mask shaming(マスクシェイミング)」戦争で勝ち残るためには、ブリトニー・スピアーズに従うのが正解かもしれません(shaming≒さらし上げ)。

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 スピアーズは、恋人のサム・アスガリと自身のプライベートビーチにおいてもマスクを着用する写真を投稿しています。そこには、「必要なのは愛とビーチ」というコメントを付けながら…。真っ白なマスクの下には、このゲームの勝者の笑顔が覆い隠されているようにも見えます。

Source / ESQUIRE UK