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メイクをしない男性にとって、シミやニキビ跡、顔の赤み、髭(ヒゲ)を剃った後のいわゆる青ひげは、今までどうしようもないものとされてきました。ですが、最近ではメイクをする男性も徐々に増え始め、男性向けのメイクアイテムが登場しています。
その中で、最も使いやすいメンズメイクのひとつにコンシーラーがあります。コンシーラーは女性のメイクにおいては、シミやクマなどを隠すために使われているものです。男性の場合には、青ひげやニキビ跡が隠せることもあり製品が充実しています。
ここでは、メンズ向けコンシーラーの選び方とおすすめ製品を紹介します。
メンズコンシーラーとは?
コンシーラーは肌のシミやくすみ、赤みなどをカバーするための化粧品です。女性向けのコンシーラーは、ファンデーションやBBクリームを塗る前に使われることが一般的です。
男性向けのコンシーラーは主にシミやクマ、青ひげやニキビ跡をカバーできるとアピールされています。肌のくすみなどをカバーすることで、清潔感アップが期待できます。なお、コンシーラーだけで使えますが、その上からBBクリームやファンデーションを塗ってもOKとされています。
メンズコンシーラーは4種類
メンズ向けのコンシーラーは、大きく4種類に分かれています。
- スティック
- リキッド
- クリーム
- ペンシル
「スティックタイプ」はリップスティックのような形をしていて、ニキビ跡などにピンポイントで塗れます。カバー力が高く、持ち運びもしやすいタイプです。
「リキッドタイプ」はドロッとした液状で、肌に置いてから塗り広げて使います。「クリームタイプ」は、もう少し水分が多く伸ばしやすいテクスチャーです。どちらも薄く伸ばせるので、クマやシミを広範囲にカバーするのに向いています。
「ペンシルタイプ」はリキッド状のコンシーラーをペン状の容器に入れ、ピンポイントで塗れるようにしたものと言えます。こちらも持ち運びに便利です。
肌の色に合ったコンシーラーを選ぶことが重要
自分の肌の色に合ったコンシーラーを選ぶことは、コンシーラー選びで最も重要な要素となります。色が合っていないと、いかにも「塗っている」感じになってしまいます。
メンズコンシーラーに関しては、1色のみの製品もあります。自分が色黒、もしくは色白と認識がある人は、対応できる製品を探しましょう。
洗顔で落とせるものを選ぼう
コンシーラーを落とすには、本来メイク落としが必要になります。
ですが多くの女性と違って、メイク落としをする習慣がほとんどない男性はせっけんや洗顔料で落ちるほうが便利なはず。購入する際は、せっけんや洗顔料で落とせるかを確認するのがおすすめです。
メンズコンシーラーおすすめ10選
人気のコスメブランドTHREE(スリー)のメンズラインの製品です。メンズ用コンシーラーとしては圧倒的に色数が多く、さまざまな肌色の人が自分に合ったものを見つけられるでしょう。
スティックタイプの中では太めのため、広範囲に塗り広げるのにも向いています。UVカット機能(SPF19/PA++)があり、ちょっとした日焼け対策にもなります。
オルビスのメンズライン、ORBIS Mr.(オルビスミスター)のコンシーラーです。カラーは3色用意されています。
ペンシルタイプに近い使い勝手の細身のスティックになっていて、スポットシュートという製品名の通り、シミやニキビ跡、クマなどをスポットでカバーするのに向いています。キャップ付きで、持ち運びにも便利です。
人気美容室監修のコスメブランド「LIPPS BOY」。このコンシーラーはリップクリームくらいのサイズのスポットタイプで、自然な肌色と明るい肌色の2色が用意されています。
シミやニキビ跡をピンポイントで隠せるコンパクトサイズで、しかも、やわらかく伸びのよいテクスチャーなので、コンシーラーがはじめての人でも使いやすいでしょう。こちらも携帯に便利なキャップ付きです。
男性のニキビケア専門ブランド、「MNKB」のコンシーラーです。ニキビ跡を隠すことに主眼が置かれていますが、クマ消しや青ひげのカバーにももちろん使用可能とのこと。
色はライトとナチュラルの2種類。リップクリームくらいの大きさで、持ち運びにも便利です。特徴的なのはその成分で、ニキビケア専門ブランドらしく抗菌・殺菌成分が含まれています。ちょっとした肌荒れでも、比較的使いやすいはずです。
男性のニキビケアを考えたブランド、「メンズアクネバリア」のコンシーラーです。抗菌成分と抗炎症成分が入っているため髭剃りあとにも使いやすく、ニキビ菌にも効果を発揮します。
保湿成分として、ローズマリーやティーツリーなどの天然ハーブ成分が配合されており、人口香料や着色料も使っていません。肌の状態がやや不安定なときにも、比較的使いやすいコンシーラーと言えるでしょう。
スキンケアとメンズメイク製品をそろえる「MULC」は、まだ比較的新しいメンズコスメブランドです。汗でもよれにくいリキッドタイプなので、汗をかきやすい男性でも落ちづらく、クマや青ひげなどを長時間カバーしてくれるとのこと。
エタノールやパラベン、紫外線吸収剤など、肌に負担をかけやすい成分が含まれていません。また、チップタイプの容器なのでピンポイントで塗りやすく、ニキビ跡などを隠すのも簡単です。
メンズスキンケアコスメも手掛ける韓国のコスメブランド、「The Saem(ザセム)」のコンシーラーです。男性専用ではありませんが、豊富なカラーラインナップで男性でも使えます。
チップタイプの容器で、ニキビ跡、目の下のクマなどをスポットでカバーすることはもちろん、指やスポンジで薄く伸ばして肌の赤みや髭剃り跡をカバーすることも可能ということ。容量は少ないですが、その分リーズナブルで試しやすいのもいいところです。
2020年に上陸した英国発のコスメブランド、「WAR PAINT.(ウォーペイント)」。スキンケア製品だけでなく、男性向けのメイクアイテムが充実していることが特徴です。
このコンシーラーはめずらしいクリーム状のテクスチャーになっていて、伸びがよいことが特徴です。さらっと軽いつけ心地で、素肌感を残した仕上がりになるので初心者でも厚塗りになりにくいでしょう。
こちらも英国のコスメブランド、「WAR PAINT.(ウォーペイント)」のリキッドコンシーラーです。顔全体に塗り広げるのではなく目の下のクマやニキビ跡など、ピンポイントでカバーしたいときに便利なタイプです。
リキッドながら軽い塗り心地で、伸びもよく少量でもよく伸びます。クリームタイプのコンシーラーとの併用や、持ち歩き用としてもよいでしょう。めずらしい香り付きで、ほのかに香ります。
日本が世界に誇る本格メンズコスメライン、「SHISEIDO MEN」のコンシーラーです。太い鉛筆のような形状をしており、狙った場所をなぞるように塗るだけで気になる部分をカバーできます。
軽いつけ心地で塗っている感も少ないため、コンシーラーやBBクリーム、ファンデーションなど、顔に何かを塗ることに慣れていない男性でも使いやすいはず。カラーは3色用意されています。
最後に
メンズコンシーラーにはいくつかの種類がありますが、自分にとって使いやすいものを選ぶことでメイクをしたことのない男性でも比較的使いやすいはずです。
なにより気をつけるべきは、自分の肌に合っているコンシーラーを選ぶこと。そして、厚塗りしすぎないことです。ここで紹介しているコンシーラーはどれも評判のよい製品なので、気になったものを購入して、身だしなみの一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。