1971年5月号/ネイティブ・アメリカンのコスチュームやアクセサリーがもつ芸術性を表現した誌面では、コンチョやフリンジの装飾が目を引くメディスンバッグが。
1971年8月号/「JEANS CRAZY」と題した特集では、ジーンズにレザーベルト&ポーチを合わせることを提案。これらの革小物はすべてゴローさんが手がけたものです。
1972年6月号/レザークラフトを紹介したこの号では、表紙もゴローさんが担当。バッグはもちろん、当時はサンバイザーやウォッチベルトも手がけていました。
その形状から「ブーメラン」と称されるメディスンバッグ。ターコイズと金の縄目が映えるコンチョもさることながら、イーグルの金メタルを配したコーンフリンジも目を引きます。ショルダーストラップをはずせば、ベルトに通して腰から下げて使うことができるる2WAYタイプ。
1971年5月号/アンティーク調のレザー小物を提案した誌面。「ベルトはウエストのアクセサリー」という誌面の言葉どおり、重ねづけしたベルトに力強さを感じます。
1971年7月号/こちらの誌面ではジーンズに合わせるものとして、ゴローさんがつくったベルトを紹介。バリエーションの豊富さ、モノとしてのパワーは圧巻です。
ネックレスのモチーフ「ナジョーネ」を彷彿させるバックル。イーグルの金メタルやターコイズのあしらいもさることながら、バックル裏の留め具にはイーグルヘッドがかたどられていて、そんな細部へのこだわりもゴローズのゴローズたるゆえんです。
ゴローズのレザーブレスレットは、革ひもによってフィット感を調節する。過去の誌面を見ると、太幅のレザーに装飾を施したハードなタイプが目につきますが、これなら重ねづけも可能。ベルトとの合わせを楽しみたい。写真の黒、サドルのほか、こげ茶を含めた全3色。
1976年1月号/ゴローさんが本物のインディアンジュエリーを求めて、米ニューメキシコ州のジュエリーショップをルポ。創作への意欲はこうして掻き立てられたのです。
1973年6月号/ゴローさんが自ら出演し、インディアンジュエリーを紹介。ナジョーネ、スプーン、イーグルなど、おなじみのモチーフが当時からあったことがわかる。
1976年1月号のメンズクラブでも見られる「ナジョーネ」は、子宮をかたどった、子孫繁栄を意味するナバホ族のモチーフ。赤ビーズ、シルバービーズ、ターコイズやメタルを配したコンチョトップでアレンジ。ネイティブ感あふれるネックレスを、時間をかけて育てていきたい。
Composition & Text / Satoru Yanagisawa
Edit / Masahiro Nishikawa
Cooperation / goro’s
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