1986年3月21日生まれ、ハワイ州で育ち。父親は俳優で映画監督のあのクリント・イーストウッド。これまで映画『パシフィック・リム:アップライジング』や、2020年夏これから公開予定のアフガニスタン戦争の実話映画『ザ・アウトポスト(原題:The Outpost)』など、映画の中のスコット・イーストウッドなら、よくご存じの人もいるでしょう。

 しかしもし、スクリーンの外にいるときの彼を見たなら、「もしかしたらこの男、すべての時間をトレーニングに費やしているのではないか?」と思ってしまうかもしれません。

 今回は「メンズ・ヘルス」のために、そんなイーストウッドが毎日行っているトレーニング(彼いわく、そのほんの一部)を特別に公開してもらいました。朝の“儀式”、たっぷりの運動、十分な回復などなど盛りだくさんの内容です。 

スコットの一日はサウナから始まる

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Courtesy of Men's Health US

 「朝はまずサウナに入る。毎日真っ先にやるのはそれで、朝起きると、サウナに直行してひと汗をかくんだ。それからすぐに冷たいシャワーを浴びるか、あるいは冷たいプールに飛びこむかだ。そうやって身体を目覚めさせ、ショックを与えてからコーヒーと水を飲むんだよ」

 スコット・イーストウッドによると、彼のエクササイズメニューは多彩かつ内容豊富で、ブラジリアン柔術からウェイトトレーニング、水泳、ヨガにいたるまで、ありとあらゆるものが含まれているのだとか…。

 「新鮮味がなくなってしまうと、つまらないからね。常に変化を求めて、身体に新しい刺激を与え続けたいんだ。同時に、身体をしっかり回復させることも忘れないようにしたい」

 イーストウッドの回復メニューには、サウナ、冷水浴、ストレッチなどが含まれています。それをやってまた、「身体をバラバラにして再構築する」作業に励むというわけです。

スコット・イーストウッドの自宅で行う筋トレメニュー

preview for Scott Eastwood | Train Like A Celeb

 朝のルーティンの後に、彼が自宅でやっている全身トレーニングを披露してもらいました。使用する道具はたったの4種類です。ここからは一般の人でも参考にできる、筋トレメニューをご紹介します。なんせ「自宅でサウナに入る」なんて、難しいでしょうから…。

《必要なもの》

ウォーミングアップ

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時間:ヨガ、ストレッチを10分

 まずは、ウォーミングアップです。

 「どんなトレーニングをやるときでもウォーミングアップとして、最初に少しヨガをやるんだ。軽い動きのやつをね。ウェイトトレーニングとか、もっと大きな負荷のかかるトレーニングをやる場合には、準備運動をきちんとやることがきわめて重要になるんだ」と、イーストウッドは言っています。 

縄跳び

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時間:10分

 「ストレッチのあとは、心拍数を上げるために有酸素運動をやる。縄跳びなら誰でも持ってるからね」

ダンベルを使った3種のウェイトトレーニング

【1】スクワット、カール、プレスの順

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回数:10〜15回を4セット

 今回イーストウッドが使用したのは、15kgのダンベルです。

 「肩の筋肉や大臀筋を鍛えるのにもってこいの、オールラウンドのトレーニングだ。こいつは効くよ」

【2】レネゲードロウ

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回数:10〜15回を4セット

 15 kgのダンベルを使ったレネゲードロウ。腹筋と大臀筋を引き締めるよう意識すること。

レネゲード・ロウ」― どの筋肉に効くか?

  • バック
  • 両肩
  • 腹筋
  • トライセプス(上腕三頭筋)

【3】ハンマーカール

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回数:疲れるまで!!

 ウェイトトレーニングの最後にやったのは、二頭筋を鍛える運動でした。

 「仕上げに、ハンマーカールを連続で疲れるまでやるんだ。これでトレーニングを締めくくる」とのこと。ダンベルを持ちあげたとき、二頭筋を絞るのを忘れないように。

バランスボールで腹筋を鍛える2種のトレーニング

【1】クランチ(腹筋運動)

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回数:25回を4セット

【2】プッシュアップ ニータック(腕立て伏せ+膝を自分側に押し込む)

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回数:10〜15回を4セット

 「バランスボールは、背中を鍛えるのにちょうどいい。トレーニングとしてやってもいいし、テレビを観ながらやってもいい」

ウインドスプリント(全力疾走)

 ここからは、広いフィールドが必要になります。公共施設を使用したり他の人に迷惑をかけないように、気をつけて行いましょう。

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距離:50メートル走を10セット(毎回2分の休憩をはさむ)

 「屋外に出て太陽の光を浴び、ビタミンDを摂取するのは最高だね」と、ビーチで走る前に準備運動をしながらイーストウッドが言います。「ぼくの場合、必要最低限のダンベルやバーベルを使ってできる自宅や公園での屋外トレーニングが70パーセントで、残りの30パーセントがジムでのトレーニングになる」とのこと。

 それでも彼は全セットを走り終えると、走るのは決して楽なものではないことを認めました。「これにはいつも、うんざりさせられるよ」と。

水泳とサーフィン

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 「ビーチに出て、海に入って身体にショックを与えるのは最高だ。水が冷たいときは特にね。水泳というスポーツをみんな過小評価しすぎてるよ。心血管にはすごくいいんだ。あまり負担がかからないし、年を取っても毎日続けられるからね」

スコット・イーストウッドの食事について

 また、ダイエットに関する彼の考え方も教えてくれました。

 イーストウッドによるとダイエット…いわゆる体重のコントロールにおけるトレーニングの占める割合は、「ほんの10パーセントに過ぎない」とのこと。

 「トレーニング以前に自分にもっと厳しくなって、食事の大切さを再確認する必要があるね。『食事は生きるための燃料だ』というふうに考えるべきさ。贅沢を楽しむために『好きなものを好きなだけ食べる』なんて、考えてるようではダメだね。食事の90パーセントは身体にいいものを食べないと…。そうでないものは10パーセントにとどめるべきさ。サーモンやチキンのような健康的で良質なタンパク質、それから野菜をたっぷり…。ブロッコリーやアスパラガスなどの青野菜をたくさん食べなきゃね」

Source / Men's Health US
Translation / Satoru Imada
※この翻訳は抄訳です。