BBCやラジオでパーソナリティーとして活躍したテリー・ウォガン卿のご子息であり、ピザレストランのオーナーであるマーク・ウォガンさんが、自身の50歳の誕生日に間に合うように、体脂肪を7%まで減らしたダイエット方法を明らかにしてくれました。

 50歳の誕生日が迫る中、マーク・ウォガンさんは「体調を整えるなら、今しかない」と考えていました。ここ数カ月間身体がだるく感じ始め、モチベーションがなかなか上がらなかったそうです。

 102kgになった彼は年齢を感じ始めており、「何か思い切ったことをしなければならない」と思っていたそうです。しかし、仕事柄、体重を落とすことは簡単なことではありませんでした。

 イギリスで有名なピザ店「ホームスライス」のクリエイティブディレクターでもあるウォガンさんの仕事のひとつには、レストランの薪焼きピザがお客さまに提供するために適していることを確認するがあります。それはつまり、“味見をする”ことというわけです。それもたくさんの量を…。

「50歳になっても健康でいたい」

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 さらに彼は食通でもあり、その上ウォガンさんの父親であるテリー卿を含め、「食を中心とする生活」を大切にする家族は成長期の彼に、「好きなものを好きなように食べるように」とすすめ、自分で料理もするようにすすめていたとそうです。

 それでもウォガンさんは、「50歳になっても健康でいたい」と決意していました。そこで彼は、ロンドンにあるパーソナルトレーニングの「アルティメットパフォーマンス」のヘッドトレーナーであるリード・スタッフォードさんに助けを求めたのです。

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 そのスタッフォードさんの指導のもと、週3回のウエイトトレーニングとともに、日々ウォーキングを1万5000歩および2回の有酸素運動を行うというトレーニングプログラムに取り組みました。

 「カーディオマシン "バーサクライマー"をマスターすれば、宇宙を制覇することができる」と彼は言っています(笑)。つまり、それだけ効果が期待できるということになるのです。

【1】ますは、カロリーチェック

 仕事柄、ピザを食べないわけにはいきませんでした…。が、ロンドンにある彼が経営する数店舗のレストランを歩いて周り、カロリー消費量をチェックするようにしたそうです。すると、「昼食には、ピザのスライスなら2切れなら食べても大丈夫だ」ということに気づいたのです。

 そうして彼は1年の間に、25kg以上の減量に成功したのです。一時は77kgまで落ちたこともありました。このときの体重は、ウォガンさんが大人になってから人生で最も軽い体重だったろうと振り返っています。

 体脂肪率も劇的に低下しています。かつては37%あった体脂肪率は、今では10%を割り7%になっています。「多くの方は、体脂肪率までは切り詰めていません」と彼は意見を述べています。

【2】チートデイをつくってモチベーション維持

チートデイとは、「Cheat=だます・ズルをする・反則をする」という意味です。意図的に摂取カロリーを増やす日を設けることを意味します。カロリーを気にすることなく、好きなものを食べて過ごしていい楽しみの日をチートデイと言います。

 50歳の誕生日には、リブ・アイ・ステーキとクリーム・コーンをのせたフライドポテトで自分を祝いました。これがチートデイです。

 しかし、以前とは異なり、こういった食事はかつての「好きなものを好きなように食べる」といったルールではなく、あくまでも例外的なものだったのです。「自分が成し遂げたことにはある種の誇りがありますし、それを手放したくはありません」と、彼は言っています。

 かつてのような「ホームスライス」のピザでつくられた身体は、すぐにはどうにかなるものではない…そのことを一番熟知しているからです。

マーク・ウォガンさんの1日の食事・ダイエット法

 ウォガンさんは、「ピザを食べても減量することはできる」ということを証明してくれています。下記が彼の1日の食事内容です。食事制限を考えている読者のみなさまは、ぜひ参考にしてみてください。

  • 朝食
    いわゆる朝食の定番です。トーストにポーチドエッグをのせて、少しばかりのバターとスモークサーモンをお皿に添えます。また、新陳代謝をうながすためにコップ1杯の水を飲みます。
  • 昼食
    「ランチは450カロリー未満に目標設定しています。つまり、実際には2切れのピザを食べることができます」と、ウォガンさんは説明します。
  • 夕食
    「低炭水化物ダイエット」はNG! 焼き魚を選び、野菜とサツマイモを添えています。炭水化物なしではトレーニングはできないので、炭水化物をあえて避けるダイエット法はしません

Source / Men’s Health UK
Translation / Kazuhiro Uchida
※この翻訳は抄訳です。