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仕事をしながらできるエクササイズとして注目されているのが、バランスボールです。椅子の代わりに揺れるボールの上に座ることで、インナーマッスルを鍛える効果があると注目されています。
このページではバランスボールの選び方や、バランスボールによるトレーニングの効果や使い方、さらに信頼できる有名メーカー製品を中心に、おすすめのバランスボールを紹介します。
バランスボールの使い方と効果
バランスボールはトレーニングに活用することはもちろん、バランスボールに座るだけでも体幹への効果が期待できるとされています。そこで、その使い方や期待できる効果を解説します。
椅子の代わりに座る ⇒ 体幹・腹筋への効果が期待できる
バランスボールの使い方で最も手軽かつ有名なのは、椅子として使用することです。不安定なバランスボールに座ることによって、身体は自然と姿勢を保とう働きます。その結果、インナーマッスルに刺激を与えることが可能となるわけです。
また、それによって筋肉量が増えることが期待できます。すると基礎代謝も向上し、脂肪を燃焼しやすい身体になるため、ダイエットに間接的な効果があるとも考えられます。
血行・筋肉の緊張を改善するエクササイズに使用 ⇒ 腰痛の改善効果が期待できる
バランスボールに座ってインナーマッスルを鍛えたり、バランスボールを使ったトレーニングを行うことによって、腰痛を改善の方向へと導いてくれることも期待できます。中でも効果が期待できるのが、血行不良や筋肉の緊張を原因とする腰痛と言っていいでしょう。
この場合、バランスボールを使った横運動や前後運動が適していると考えられています。ただし使い方を間違えると、かえって悪化させてしまうケースもあるので、そのためにも専門のトレーナーに指導を仰ぐことが大切となります。
筋力トレーニングの道具として使用
現在、バランスボールを使ったさまざまなトレーニングメニューが開発されています。バランスボールの不安定さを活かすことで、いろいろな身体の部位に刺激を与えてみましょう。代表的なトレーニングは、以下になります。
- クランチ=バランスボールに背中とお尻を乗せた状態で行う腹筋運動
- フロントブリッジ=バランスボールに肘をついて行う腕立て伏せ
- ブローンニートゥチェスト=足をバランスボールに乗せた状態で行う腕立て伏せ
なお、バランスボールを使用した下半身(ハムストリングス)のトレーニングは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
バランスボールの選び方
3つの項目に分けて、バランスボールの選び方のポイントを解説します。
自分の体型に合った大きさのバランスボールを選ぶことは、大変重要です。サイズが合わないと、上手にバランスが取れないこともあります。膝下の長さなどの体型は個々人で違いますが、以下を目安に選べば問題は軽減されるはずです。
【身長とバランスボールの選択の目安】
- 身長が150cm未満=直径45~55cmのバランスボール
- 身長が150~170cm=直径55cm~65cmのバランスボール
- 身長が170~180cm=直径65~75cmのバランスボール
- 身長が180cm以上=直径75cm~85cmのバランスボール
[※参考:健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団]
バランスボールには耐荷重、つまり耐えられる重さに限界があります。そのバランスボールが自分の体重に耐えられるか、必ずチェックをしましょう。座る場合もトレーニングに使う場合も動きによって自分の体重以上の荷重がかかる場合があるので、自分の体重より耐荷重に余裕のあるものを選ぶのがおすすめです。
バランスボールには、頑丈な塩化ビニール素材のものが多く登場しています。表面素材は好みで選んで構いません。二重構造になっていて、パンクしたときに破裂しない「ノンバースト(アンチバースト)タイプ」なら、穴が空いてしまってもいきなり空気が抜けないので安全と言えるでしょう。
おすすめのバランスボール8選
エレコム バランスボール HCF-BB65GY
「バランスボールを買っても使い続けるかわからないから、導入コストを抑えたい…」、という方におすすめなのがこちら。低価格帯では珍しい、国内メーカーの製品です。
本体は500kgの高耐久タイプで、破裂を防ぐアンチバースト仕様。品質は落とさず、付属品を絞ることで価格を抑えていますが、空気入れは付属します。初心者にもおすすめです。
- サイズバリエーション:55、65、75cm
- 耐荷重:500kg
adidas(アディダス) エクササイズ ジムボール
アディダスもバランスボールを販売しています。通販サイトを見て、「知らないメーカーばかりでちょっと不安…」という方もアディダスのバランスボールなら安心して使えるのでは?
素材はバーストしづらいポリマー製で、サイズは55cmと65cmの2種類が用意されています。シルバー系でツルっとシンプルなデザインは、インテリアの邪魔をしないのでおすすめです。
- サイズバリエーション:55、65cm
- 耐荷重:110kg
RGGD&RGGL バランスボール
「バランスボールを購入したからには、いろいろなトレーニングに使いたい」と考えている方におすすめしたいのが、コチラのバランスボール。付属品が豊富です。
バランスボールを転がらないようにする固定リングや足踏み式ポンプ、さらに引っ張るためのチューブも付いています。これらを生かすためのトレーニングマニュアルも付いているので、届いたその日から充実したトレーニングができるでしょう。
- サイズバリエーション:55、65cm
- 耐荷重:997kg
東急スポーツオアシス バランスボール
首都圏を中心に広く展開しているスポーツジム、「東急スポーツオアシス」オリジナルのバランスボールもおすすめです。固定リングやポンプなど必要なものがそろっていて、価格も手頃です。
破裂しないノンバースト構造なので、椅子としても毎日安心して使えるはず。さらにカラーバリエーションが豊富で7色ものカラーから選べるので、好みの色を購入できます。
- サイズバリエーション:45、55、65、75cm
- 耐荷重:300kg
URBNFit バランスボール
URBNFitは、自宅で使えるフィットネスアイテムを販売している米国のメーカーです。このバランスボールはPVC素材でつくられており、300kg近い体重にも耐えます。さらに、一時的であれば900kgまで支えることができ、破裂しない加工がされています。
サイズは4種類、カラーは9種類から選べるので、きっとお気に入りのバランスボールが見つかるでしょう。
- サイズバリエーション:45cm、55cm、65cm、75cm
- 耐荷重:272kg
アルインコ(ALINCO) エクササイズボール
エアロバイクやステッパーなど、自宅で使えるフィットネス用品が人気のアルインコ。エクササイズボールは、4つのサイズを用意しており、自分の体型や使い方に合ったものを選べるようになっています。
耐荷重は300kgで、破裂しにくいノンバースト設計になっています。空気を入れるためのポンプや、使いこなすための運動マニュアルも付属するので、初めてバランスボールを買う人でも迷わず使えるでしょう。
- サイズバリエーション:30cm、55cm、65cm、75cm
- 耐荷重:300kg
山善 バランスボール
椅子として室内で使うニーズが増えていることもあり、インテリアになじみやすいデザインのバランスボールが増えています。その中でも特におすすめなのが、山善のバランスボールです。塩化ビニル樹脂のボールにポリエステルのカバーがついていて、さらに付属のクッション台座を使えば、転がらず椅子として使いやすくなります。
- サイズバリエーション:45、65cm
- 耐荷重:120kg
SPICE OF LIFE ジェリーフィッシュ チェア
「バランスボールを椅子として使うなら、いっそのこと固定して椅子にしてしまおう!」と考えた結果生まれたのが、このジェリーフィッシュチェアです。内部で台座に固定されているので、そう簡単には転がりません。またカラバリ豊富なので、部屋に合ったものが選べます。
骨盤のエクササイズ、体幹のトレーニングに関しては、安全性を保ちながら一定の効果を発揮してくれることは期待できます。ですが一方で、クランチやフロントブリッジ、ブローンニートゥチェストなど、アウターマッスルのトレーニングに関しては向いていないと言えるでしょう。
- サイズバリエーション:-
- 耐荷重:360kg
まとめ
自分に合ったサイズを選べば、バランスボールは機能的に大きな問題が生じることはないでしょう。ただし、品質や強度の違いはあるため、通販で購入する場合は口コミをよくチェックするのがおすすめです。
ここで紹介した製品は、口コミでの評判が良いものや大手メーカー製品がほとんどです。気になったものがあれば、ぜひ1つ購入して日々の生活に取り入れてみてください。