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アラスカ州アンカレジの巨大地震を振り返る「米国史上もっとも強烈」

2018年11月30日午前8時30分ごろ(現地時間)、米国・アラスカ州でアンカレジ付近を震源とするマグニチュード(M)7.0の地震があり、建物や道路が損傷しました。一時的に津波警報が出る事態にもなりました。

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Courtesy of @Nat Herz(via Twitter)

「米地質調査所(USGS)」によると、震源は人口約30万人のアンカレジの北約13キロで、震源の深さは約40.9キロとのこと。のちに、津波警報は解除されました。

 初期の報告書では、地震の規模を表す指標値リヒター・スケールでは7.0の単位が報告されていたのです。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Scenes of chaos as 7.0 earthquake rocks Alaska
Scenes of chaos as 7.0 earthquake rocks Alaska thumnail
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クック諸島を含む周辺地域で津波警報が発令されましたが、米国の「津波警報システム(US Tsunami Warning System)」はのちに、「この地震による津波の危険性はなし」と示したのでした。

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Courtesy Ryan Marlow / Alaska Aerial Media

発生して間もなく、アンカレッジ警察はこの状況を「大規模なもの」とし、「アンカレッジ全体に大きなインフラ被害が発生しており、多くの家屋や建物が壊れている」と発表していました。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Alaska earthquake today: Live coverage of aftermath of 7.0 magnitude quake near Anchorage
Alaska earthquake today: Live coverage of aftermath of 7.0 magnitude quake near Anchorage thumnail
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アンカレッジ周辺のすべての地域で、停電が発生。アンカレッジの電力の大半を供給する「チュガッチ・エレクトリック・アソシエーション」は、この地震により現在約2万1000人が電力供給を受けられていないことをFacebookで報告しています。さらに同社は、この地域の停電状況をリアルタイムで表示しているマップも公開ていました。

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Courtesy of @cassieschirmtv(via Twitter)

発生当時、停電もあったため「FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)」は、その地域に住む家族と緊急に連絡を取りたいと望む人は固定電話ではなく、ソーシャルメディアを使用するようにうながしたそうです。

Geological phenomenon, Recreation,
Courtesy of @adndotcom(via Twitter)

死傷者の報告はありませんでした。が、アンカレジのイーサン・バーコウィッツ市長によれば、この地震は同市でこれまでに起きたものとしては、1964年のM9.2の地震に次ぐ規模だそうで、今回の地震は米国史上最も強いもののひとつとして記録されました。

 
Source:「アンカレジ・デイリー・ニュース
From Popular Mechanics
Translation / Kazuhiro Uchida
※この翻訳は抄訳です。


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