[目次]

1. 活動量計とは?

2. 活動量計ができること・主な機能とは?

3. 活動量計の選び方

4. 活動量計のおすすめ11選 【商品紹介】

5. 活動量計の人気ブランド

6. まとめ


 1日の運動量や消費カロリー、睡眠の状態などを記録してくれる「活動量計(ウェアラブル端末)」が人気です。テレワークや在宅勤務により自宅で仕事をする方も増えたことで、運動や健康状態への関心が高まっているのかもしれません。

 このページでは、活動量計の基本的な機能や選び方、メーカーごとの特徴などを解説します。さらにタニタ、ガーミン、fitbit(フィットビット)など人気メーカーの最新製品や、心電図が取れることで話題となったアップルウォッチ(Apple Watch)も紹介していきます。

活動量計とは?

  
Morsa Images//Getty Images

 活動量計とは、歩いた距離や歩数をセンサーで計測し、事前に登録した身長や体重と照らし合わせることで、消費カロリーやエネルギーを予測してくれるデバイスです。腕時計型にして皮膚に密着させ、運動中や睡眠中も含め1日中心拍数や呼吸を計測し、健康管理に役立てられる活動量計はウェアラブル端末とも呼ばれます。

活動量計ができること・主な機能とは?

 活動量計にはさまざまな機能があります。必要な機能を明確にすることで、自分に合った製品が見つかりやすくなるでしょう。

歩数・昇り降りを計測

活動量計を使用する女性
David Madison//Getty Images

 万歩計のように歩数を計測する機能です。時計とGPSを連動させ、歩いた時間や距離も同時に計測できる活動量計が大半です。中には、高低差で坂や階段の昇り降りを記録できる製品もあります。GPS機能を搭載しているタイプになると、ルートや距離、速度も測定することも可能です。

消費カロリーを計測

活動量計を使用して階段を上るカップル 
Alessandro Biascioli//Getty Images

 活動量計は、歩行や運動で消費したカロリーを予測し、表示する機能も搭載しています。基礎代謝も考慮してくれるので、効率の良いダイエットのサポートにひと役買ってくれるでしょう。

心拍数・呼吸を計測
心拍数が表示されている活動量計
Guido Mieth//Getty Images

 心拍数と呼吸の状態を、リアルタイムでモニタリングします。運動中はもちろん、日常生活でのストレスの発見にも有効です。製品によっては、心拍が不安定になったときや呼吸が浅くなったときにアラートで知らせてくれます。

睡眠状態をモニタリング

活動量計を着用して眠る男性
Nomad//Getty Images

 活動量計は心拍数や呼吸をもとに、睡眠の深さや睡眠時間も記録できます。目覚めのよい条件などの自分なりに発見できるので、眠りの質を改善するために活用できるでしょう。

活動量計の選び方

 活動量計を選ぶときに、チェックしておきたいポイントを解説します。

1.タイプ別に必要な機能を見極める

 高機能であればさまざまなことができますが、多機能であればあるほど、大型化&重くなり価格も高くなります。以下を参考に、自分に合ったものを選んでください。

クリップ/ポケット型(活動量計)
image
tanita

 クリップ/ポケット型とは、クリップで衣服につけたり、ポケットに入れて使用するタイプです。このタイプを活動量計と呼んでいます。身体に密着しない構造のため、脈拍を計測することはできませんが、価格が手頃で万歩計からのステップアップに最適です。

 心拍数や呼吸計測・睡眠モニタリング機能が不要で、歩行と消費カロリー機能だけでOKな方や、デジタルデバイスを腕に巻くのが苦手な方に向いています。

リストバンド型
midsection of man wearing smart watch against white background
Phira Phonruewiangphing / EyeEm//Getty Images

 リストバンド型とは手首に巻いて使うタイプの活動量計で、液晶を搭載していないブレスレットのようなものから、液晶付きのコンパクトな腕時計ほどのサイズの製品までバリエーションが豊富です。

 心拍数や呼吸計測・睡眠モニタリング機能が必要な方、またスマホと連携させることが可能なので、できるだけ軽い製品を求める方に向いていると言えます。

スマートウォッチ統合型
man with mobile and smartwatch showing heartbeat rate
AndreyPopov//Getty Images

 アップルウォッチ(Apple Watch)に代表される、スマートウォッチに活動量計の機能を組み込んだタイプです。スマホと連動させたり、アプリを使ったり、電子マネーが使える製品もあります。

 電子マネーや音楽プレイヤー機能など、スマートウォッチにしかない機能を使いたい方に向いています。

2.電池やバッテリーの持ち・充電時間をチェック

 
HQuality Video//Getty Images

 活動量計は毎日持ち歩いたり、腕につけたりして使うものなので、電池が長持ちするタイプの方が便利です。特に睡眠モニタリング機能を使用する場合、睡眠中に充電することができないので充電の速さも重要になります。買ってから後悔しないためにも、ここでチェックしましょう。

3.防水性能をチェック

the smartwatch falls into the water with the swimming training app displayed
michal-rojek//Getty Images

 多くの活動量計は汗や雨に耐える生活防水になっています。しかし、プールや海で泳ぐときや、お風呂にも付けたまま入りたいのであれば、防水性能もチェックしましょう。

活動量計のおすすめ11選

 編集部がおすすめする活動量計を紹介します。

ガーミン vivosmart4

GARMIN vívosmart4

vívosmart4
Now 12% Off
¥17,390
Amazon で見る

 幅1.5cm、重さわずか17.5gのスマートな端末です。その日の体力を可視化した「ボディバッテリー」や、受けたストレスの強さが表示される機能など、運動をあまりしない方でも楽しく健康と向き合える機能が目白押しです。初めての活動量計にもぴったりです。

  • バッテリー持ち:最大7日
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

ガーミン Venu Sq

GARMIN Venu Sq

Venu Sq

 ガーミンのスマートウォッチの中でも、コスパが優秀な製品です。定評あるガーミンの健康状態モニタリング機能やフィットネス機能に加え、電子マネー「Suica」にも対応しています。Androidスマホユーザーで、スマートウォッチで電子マネーを使いたい方にとって貴重な存在です。

  • バッテリー持ち:最大6日
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

Withings Steel HR

Withings Steel HR

Steel HR

 クラシカルな腕時計に見えますが、これも活動量計です。5気圧50m防水に対応しているので、ビジネスシーンだけでなくフィットネスクラブのプールにもつけたまま入れます。最大25日という電池持ちのよさや、専用アプリ「Health mate」の使いやすさも好評です。

  • バッテリー持ち:最大25日(エコモード最大45日)
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

fitbit inspire 2

Fitbit Inspire2

Inspire2

 約20gと軽量なリストバンド型で、プール時の運動記録もできる耐水設計になっています。心拍・呼吸・睡眠モニタリングが可能なほか、SMSやLINEのメッセージも確認できて、スマートウォッチ的にも使えます。軽量な活動量計を探している方におすすめです。

  • バッテリー持ち:最大10日
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

fitbit Versa 3

Fitbit Versa3

Versa3

 活動量計としての機能に加え、Alexaによる音声でのスマホ操作や、NFCを利用した独自の非接触決済も搭載したスマートウォッチです。本体や専用アプリの操作性の良さも好評です。Bluetoothイヤホンをつなぐことで、トレーニング中に音楽を楽しむこともできます。

  • バッテリー持ち:最大6日
  • 防水:防水機能あり

Xiaomi Mi Band 5 日本語版

Xiaomi Mi Band 5

Mi Band 5

 他製品に匹敵する機能がありながら、価格は1/3程度という驚きのコスパで世界中で大ヒットしているMi Bandシリーズ。とりあえず活動量計を試してみたいなら、これほど最適な製品はありません。別売りのカラフルなバンドにも、手軽に交換できるのも楽しいところ。

  • バッテリー持ち:最大14日
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

Apple Apple Watch SE (GPS)

Apple Watch SE

Apple Watch SE

 iPhoneユーザーなら、真っ先に候補に上がるのがApple Watchではないでしょうか。実際、ウェルネス系アプリの豊富さや、スマホ連携のスムーズさは群を抜いています。SEはSeries5と同等の処理性能ですが、心拍センサーをSeries3と同じ光学式として価格を抑えたモデルになります。

  • バッテリー持ち:最大18時間
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

Apple Apple Watch Series 6 (GPS)

Apple Watch Series 6

Apple Watch Series 6

 電気心拍センサーを搭載し、心電図機能に対応した最新モデルです。心拍が不規則になった場合にアラートで教えてくれるなど、一歩進んだ健康管理が可能です。転倒検知機能もあり、運動中の事故などの早期発見に役立ちます。最高の活動量計・スマートウォッチがほしい方に最適です。

  • バッテリー持ち:最大18時間
  • 防水:水深50mまでの耐水使用

オムロン カロリスキャン HJA-405T-W

オムロン カロリスキャン HJA-405T-W

カロリスキャン HJA-405T-W

 加速度センサーに加えて、気圧センサーも搭載することで、歩き・速歩き・階段の上り下りを測定できる活動量計です。純正アプリを介してオムロン製の体組成計、血圧計とのデータ統合も可能です。また、iPhoneに標準で入っているヘルスケアアプリにデータの転送ができます。

  • 電池持ち:CR2032コイン形リチウム電池2個で約3カ月
  • 防水:なし

タニタ カロリズム AM-143

タニタ カロリズムエキスパートプラス

カロリズムエキスパートプラス

 高精度センサーを搭載し、行動を「走り・歩き・生活・安静」の4つに分類して記録できます。また、任意で消費カロリーや歩数をはかれる機能があるため、ゴルフやジョギング中のみのでデータを測ることも可能。万歩計からのステップアップにおすすめです。

  • 電池持ち:CR2032コイン形リチウム電池2個で約6カ月
  • 防水:なし

タニタ カロリズム AM-161

タニタ 活動量計 AM-161

活動量計 AM-161

 タニタの活動量計で、唯一スマートフォンアプリと連携できる製品です。しかも、タニタの体組成計とアプリの連動も可能なので、日々の運動の成果が、体重やBMIの変化としてスマートフォンでバッチリ確認できます。すでにタニタの体組成計をお持ちの方に最適です。

  • 電池持ち:CR2032コイン形リチウム電池×2個で約3カ月
  • 防水:なし

活動量計の人気ブランド

 最後に、活動量計の人気ブランドとおすすめ商品を紹介します。

ガーミン(GARMIN)

 航空機や船舶用の高精度GPSや、自動車や登山用のナビゲーションを製造するアメリカ発祥の大手メーカー。活動量計はリストバンド型とスマートウォッチ統合型を販売しています。自身のエネルギー量を可視化する「ボディバッテリー」や、ストレス計測など独自の機能が人気。また、「Index S2」という体重計を用意していて、アプリでの連動が可能です。

vivofit4
GARMIN vivofit4
¥17,800
vivoactive 4S
GARMIN vivoactive 4S
¥44,222
ForeAthlete 745
GARMIN ForeAthlete 745
¥44,886
fenix 6X
GARMIN fenix 6X
¥95,986

Withings(ウィジングズ)

 2008年創業のフランスの電化製品メーカーで、スマート体重計や血圧計などを中心に展開しています。2016年~2018年は、ノキア(Nokia)ブランドで販売されていました。ウェアラブルデバイスは2013年から販売しており、草分け的存在の1つ。アナログウォッチを模したデザインで、ビジネスシーンにもよく似合います。

Move
Withings Move
¥10,953
Steel HR Sport
Withings Steel HR Sport
¥28,183
Steel HR
Withings Steel HR
¥26,800
ScanWatch
Withings ScanWatch
¥38,490

フィットビット(fitbit)

 2021年からGoogle傘下となった、サンフランシスコのウェアラブル端末メーカーです。今後、AndroidスマホやGoogleサービスとの連携強化が期待されます。フィットネス分野に強みがあり、スマホアプリが使いやすいことでも評判。スマート体重計「Aria2」を発売しており、アプリ経由での連動が可能です。

InspireHR
Fitbit InspireHR
¥14,800
Charge4
Fitbit Charge4
¥25,000
Versa 2
Fitbit Versa 2
¥18,280
Sense
Fitbit Sense
¥27,969

Xiaomi(シャオミ)

 中国・北京に本拠を置くシャオミ(小米科技)は、低価格&高性能なAndroidスマホが日本でも人気のメーカー。基本性能を押さえつつも、低価格なウェアラブルデバイス「Mi スマートバンド」シリーズは欧米も含め世界で大ヒットし、日本でも愛用者の多い製品です。

Mi smartband 5
Xiaomi Mi smartband 5
¥4,490
Mi Watch Lite
Xiaomi Mi Watch Lite
¥7,480

アップル(Apple)

 iPhoneと連動できる「Apple Watch」が世界的に人気で、スマートウォッチのシェアは断トツの1位。利用者が多いこともあり、純正以外の健康管理系アプリが豊富です。2021年には、それまで日本向け製品では使えなかった「心電図アプリ」と「不規則な心拍の通知機能」が解禁され、健康管理デバイスとして一層注目を浴びています。

Apple Watch Series 3
Apple Watch Series 3
¥30,200
Apple Watch Series 5
Apple Watch Series 5
Apple Watch SE
Apple Watch SE
¥41,388
Apple Watch Series 6
Apple Watch Series 6
$82,601

オムロン(OMRON)

 クリップ/ポケット型の活動量計、「カロリスキャン」シリーズを展開。万歩計を愛用している方の置き換えに最適で、速歩きや階段の上り下り、消費カロリーの表示が可能です。自社製アプリ「OMRON connect」と連動できる製品なら、アプリを介して体組成計や血圧計とのデータ共有が可能に。基礎疾患のある方の健康の記録としても好評です。

HJA-310-B
OMRON HJA-310-B
¥3,231
HJA-314-YR
OMRON HJA-314-YR
¥1,604
HJA-306-BW
OMRON HJA-306-BW
¥3,980
HJA-400-W
OMRON HJA-400-W
¥4,190

タニタ(TANITA)

 タニタは万歩計から発展したクリップ/ポケット型の活動量計、「カロリズム」を販売しています。基本的な機能は歩数(歩行距離・時間含む)、消費&活動エネルギー量。4つの製品ライン(スマホ連動・ランナー・ダイエット・ウォーキング)に分かれており、スマホ連動モデルはアプリ上でタニタ製体組成計とのデータ統合も可能です。

AM-122
タニタ(Tanita) AM-122
AM-111
タニタ(Tanita) AM-111
AM-140
タニタ(Tanita) AM-140
EZ-063
タニタ(Tanita) EZ-063

まとめ

 ここまで、活動量計についてご紹介してきました。歩数はともかく、心拍数や呼吸の記録は、ほんの少し前までは手軽にはできなかったことです。より効果的なフィットネスや日頃の健康維持のためにも、一度試してみてはいかがでしょうか。