英国で絶大な人気を誇る俳優・コメディアンであるスティーヴ・クーガンが作ったキャラクターの中で、最も英国で有名なキャラクターが、“アラン・パートリッジ”。彼は「たわいもない雑談」と「詳細な分析」を、足して2で割ったようなトークを披露してくれます。日本ではウケないことは間違いなしですが…(笑)。
BBC
Finally, Some Details
On The Alan Partridge Comeback
スティーヴ・クーガンは昨年(2017年)、みんなが待ち望んでいた「ラジオ局で最も癖のあるあのDJが再び戻ってくる」と発表しました。どうやら2018年は、前年よりもはるかに良い年になるでしょう。
BBCは新シリーズの撮影を始めたばかりで、少しずつ、その全容が明らかになってきました。
新シリーズ『This Time With Alan Partridge(原題)』の設定では、このノーフォーク出身の登場人物の男が、彼のキャリアにとって命綱となる『This Time(原題)』という情報番組のホスト代理を任されます。ちなみにこの『This Time』とは、平日夕方に放送されるTV総合番組で、BBCの情報番組『The One Show』に似せたものとなっています。
BBCは次のように発表しています。
「『This Time』は、アランの生真面目さを知らしめる理想的な番組です。ついに、彼がこの時代における最も影響力のある司会者の一人であることが認められるでしょう――ショーでは、消費者問題・時事問題・視聴者との交流・見識者のインタビュー、どうでもいいつまらないネタが目まぐるしく混ざり合っています。20年以上、ウィークデーのローカルラジオ番組を担当していた経歴を自慢する男にとっては、まさに得意分野なのではないでしょうか」と…。
この登場人物アラン・パートリッジは、「たわいない雑談と詳細な分析を、足して2で割ったスタイルの司会者」と称されており、多彩なトピックを次々に取り上げるこのショーは、彼にとって最高のステージとなるわけです。
今回のTV出演は、「アラン・パートリッジの90年代のトークショー『Knowing Me, Knowing You』において、その生放送中にゲストが撃たれたことによって打ち切りとなって以来、初のTV生番組への復帰となります(※もちろん、これも架空の設定ですので、あしからず…)。
特別編の『The Big Issue(原題)』では、パートリッジがマルコム・タッカーに対し、英国のEU離脱を擁護しようとしていました。ですが、このやり取りを見る限り、パートリッジらしさは健在のようですね…。