2018.05.25

壹番館洋服店 渡辺新の銀座裏口案内 4

Femme fatale ファム・ファタール 銀座で出会う“運命の女”

老舗の「壹番館洋服店」の社長であり、仕立て屋として手を動かしながら、銀座人として幅広い人脈をもち、この土地ならではの丁寧な商いをする渡辺新さん。男はこんな風に銀座のお店は楽しむべき! 怖くない、銀座の裏口案内を2週間に1度の連載でお届けします。

Femme fatale   ファム・ファタール 銀座で出会う“運命の女”

  

 Femme fataleとは、男にとって「運命の女」の意味。男を破滅させる魔性の女。つまり悪女のことだ。こんな女性に溺れてみるのも銀座の魅力の一つ。 
 
 マリさんがFemme fataleをオープンしたのは2017年の冬。オープンしたばかりなのに、このサロンは早くも銀座の名所となっている。 
 
 会員制ではないが、扉には鍵がかかっており、入店するにはインターフォンでお許しを得なければならない……ならば、一体どんな悪女だ? となるが、マリさんは優しく、雰囲気のある美しい女性。だから永年のファンが多いのもうなずける。 
 

01

 
 
 オープン間もないのに、永年のファンとは何故だ? 
 
 実は、マリさんは銀座の有名クラブでずっと活躍していた。決して派手なタイプではなく、いつも素敵に着物を着こなし、一流の接客でファンを魅了してきた。故に、入れ替わりの激しい銀座の夜の世界で、ずっと輝き続けている。 
 
 これが銀座の“運命の女”。もちろん、悪女ではない。 
 
 マリさんの周囲には芸術家や作家が大勢いる。その芸術家たちが、マリさんのために惜しみなくその感性を注ぎ込んだのが、ここFemme fatale。
 
 漆塗りで手彫りのバー・カウンターも芸術作品。壁を飾る花入れも味わい深い。そしてコースターまでもが著名芸術家の筆によるもの。詩的な感性に包まれながら、上質な時間を楽しむことができる。早くも老舗の風格すら漂わせている不思議な店だ。 
  

02

 
  
 Femme fataleで楽しむべきはウイスキー・フロート。杉山恒太郎さんが伝えたレシピだ。茶道を愛するマリさんのお手前によるフロートは美味しい。カウンター・バーで飲むフロートとは、ひと味違う。お手前には人柄が出る。優しく、繊細な味のフロートからマリさんの人柄が香り立つ。 
 
 そんな香りに包まれて「運命の女」に、はまってみるのも人生の楽しみかもしれません。銀座の夜は今日も、危険なほど素晴らしい。 
 
Femme fatale 
住所/東京都中央区銀座7-6-6 
   銀座メトロビル4F  
営業/18時~24時 
定休日/土・日・祝日

《Profile》

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渡辺 新さん
…1966年生まれ。「壹番館洋服店」代表取締役社長。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、渡欧。イタリアのドムスアカデミーで洋服作りを学ぶ。著書に『銀座・資本論 21世紀の幸福な「商売」とはなにか?』(講談社+α新書)。現在、2018年公開予定の銀座の映画作りのサポートにも奔走している。

    DAILY FORTUNE

    • 1位

      ふたご座

      ふたご座

      5/21~6/21

    • 2位

      やぎ座

      やぎ座

      12/22~1/19

    • 3位

      いて座

      いて座

      11/22~12/21

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