最新型となるコンパクトセダンの「Cクラス」と、その最上位となるパフォーマンスモデルの登場が発表されてから1年が経過した今、メルセデスおよびAMGから遂にその実際の姿が披露されることになりました。

果たしてこれが「C63 AMG」なのか? もしくは下位にあたる「C43」の新型であるのか? はいまだ不明です。ですが、少なくともメルセデスAMGが工場を構えるドイツ・アファルターバッハで製造されている新型Cクラス(W206)にとって、初となる公開イメージであると見て間違いないでしょう。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

今回明らかになったのは、クルマの正面、しかも部分的に切り取られたティザー広告に過ぎません。ですが、その画像からはかなりアグレッシブなフロントマスクと、今やAMGの代名詞と呼ぶべき特徴的な縦型グリルが確認できます。最新型のメルセデスのヘッドライトが点滅している短い映像に過ぎず、パフォーマンスなどの詳細についてはまだ何一つ明らかにされていません。

この真正面からのアングルからは、フレアフェンダーの有無を確認することはできません。もしかしたらアグレッシブな「C63」と比べ、マイルドでおとなしい「C43」や「C53」を差別化するための設計の可能性も。よって、このティザー広告がAMGの下位モデルのものである可能性も否定できないところでもあります…。

いずれのモデルにも、今後は4気筒エンジンが採用されることが予想されるため、差別化は重要な意味を持つと言えます。4気筒エンジンの新型「C63」が私たちの目の前に姿を現すことになるかもしれませんが、シリンダーを減らしたことが即ちパフォーマンスの低下を意味すると考えるのは早計かもしれません。

ちなみに2021年の時点でメルセデスが公表した情報によれば、4気筒エンジンを積んだ「C63 」は併用する電気アシストの威力によって、少なくとも500馬力以上の出力となることが予定されています。

Source / Road & Track
Translation / Kazuki Kimura
この翻訳は抄訳です。