クリスチャン・ベールクリストファー・ノーラン監督と一緒に、『ダークナイト』シリーズの4作目をつくらない理由を明らかにしました。 
 
 二人は、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』の3作品を一緒につくってきた仲です。が以前、「一緒にやるのは3部作まで」という誓いを立てたことがあったそうです。 
 
 ベールは「トロント・サン」とのインタビューで、「1度に2つ以上の映画をつくる機会があると思い込むほど、私たちが傲慢だったことは決してありません。クリスがいつも話をしていたのはそのことでした。『私たちはひとつの映画をつくっていく』。それがすべてです」と明かしています。 

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Warner Bros.

 「その後、『もう1本(バットマンの映画を)をつくりたいか』というオファーがありました。それは素晴らしいオファーでしたが、私たちはそのときも『2作目で終わりです。続編はつくりません」と話し合っていました。さらにその後、また映画製作会社の方々が来て、『3作目もつくりませんか』とオファーしてきたのでした」と、ベールは話しています。 

 「クリスが私にいつも言っていたのは、『もし私たちが運良く3作目をつくることができたら、それで打ち止めにする』ということだった」とベールはさらに続け、「『3作目の後はおさらばしましょう』とクリスは言っていました」と、当時を振り返りました。 
 
 「そしてその後、映画製作会社の方々が私たちのところに来て、『4作目をつくってみないか』と聞いてきたとき、私は『やりませんよ。クリスの夢、つまり3部作で終えることをしっかり守らないといけませんから…』と返答しました。欲を出しすぎて4作目をつくったりしないことにしようと伝えたのでした」と、ベールは3部作で終わらせた思いを明かしまたのでした。 

preview for The Evolution of Batman in Film and Television

 
 
 「ダークナイト」シリーズのファンは、もし4作目がつくられることになっていたら、「一体どんな映画になっていたか」を考えずにはいられないことでしょう。しかしながら私たちには、2021年6にアメリカで公開予定の新作『The Batman(仮題)』があります。これがどんな物語で描かれるのかを楽しみにし、映画界の「もしも」の話は、ここで終わりにしましょう…。

 『The Batman(仮題)』は2021年6月25日に全米公開予定。日本公開予定日は未定。 

 

  
 

Source / Esquire UK
Translation / Hayashi Sakawa 
※この翻訳は抄訳です。