時には、誇大広告に見合った現実を迎えることもある…ということです。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』について、たくさんの人がさまざまな感想を語っています。トム・ホランド率いる3部作の2作目『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が2018年に公開されると同時に、リーク、噂、ネタバレがインターネットの隅々に至るまで流出しました。

そして2021年8月に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編が公開されると、質問の猛攻撃が開始されます。「スパイダーマンは、スーパーヒーローの多元的な世界に入り込むのか?」「トム・ホランドの卒業パーティ(本作がスパイダーマンを演じる最終作品となります)に、歴代スパイダーマンを演じた2人が登場するのか?」「MCUに人々はうんざりしている?」「パンデミックによって超大作は潰される?」などなど…。そして2021年12月上旬にレビューが出始めると、人々の期待はさらに高まりました。

そうして現地時間2021年12月17日(金)に、全米で公開が開始。すると現在、「スパイダーマン」シリーズ最新作は実に多くの賞賛を浴びています。しかし、それはあくまで批評家たちの意見であり、大抵の批評家は当てにならないことは周知の通りのはず。いち視聴者の立場の人々は、一体この映画をどう捉えているのでしょうか? 2021年最も期待されているこの映画について、彼らはどう感じているのでしょうか?

そんな疑問を抱きながら過ごしていた日々に、ついに小休止を得ました。その答えを具現化した数字が出たのです。それは疑う余地もないほど確かなものでした。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、その宣伝文句に見劣りしない作品だったのです。公開初日、ジョン・ワッツが監督を務めたこの映画は1億2185万ドル(約139億円)以上の興行収入を記録したのです。

これは史上2番目の初日興行収入であり、2019年に1億5740万円を記録したMCUの僚友『アベンジャーズ/エンドゲーム』にわずかに及ばない程度です。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が新たな変異株による感染者急増の最中に劇場公開されたことを加味すると、その数字はまさに驚異的なものになるということ。

そうして迎えた初めての週末、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は公開からわずか3日で2億5300万ドル(約288億円)を記録。この数字は全米のみであり、全世界のオープニング累計興行収入でみると6億93万ドル(約685億円)にのぼります。これは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を抜いて、全米オープニング興行収入歴代2位を記録したということです。

日本公開は2022年1月7日(金)とまだ先ですが、それほどまでに高評価を獲得している本作に、さらなる期待が高まります。そして日本公開を皮切りに、飛躍的な記録を更新してくれることは間違いないでしょう。

Source / ESQUIRE US
※この翻訳は抄訳です。