故チャドウィック・ボーズマンが出演する誰もが観るべき映画12選
11月29日は故チャドウィック・ボーズマンの誕生日。今は亡き俳優の最高の演技を見れる映画のストリーミング視聴方法もご紹介します。
故チャドウィック・ボーズマンが映画界に特別な“何か”をもたらしたことは、疑う余地がないでしょう。「ブラックパンサー」のような架空のアイコンからジェームス・ブラウンのような歴史上の人物まで、彼の（たった）20年近いキャリアの中で少なからず大ヒット作をいくつか生み出してきました。プライベートでは大腸癌と戦いながら、43歳という若さで死に至るまで7作の素晴らしい映画を世に届けたことは賞賛に値するものです。
そして彼の業績は決して見過ごされることはなく、その革新的に演技によっていくつかの賞を受賞しています。その中にはゴールデングローブ賞、SAG賞（全米映画俳優合賞）、クリティクス・チョイス・アワード（放送映画批評家協会賞）など、彼の死後も追贈された賞もあります。そんな彼の生涯とキャリアを祝福するため、現在ストリーミング視聴が可能なチャドウィック・ボーズマンのお気に入り映画を振り返りましょう。
『42 〜世界を変えた男〜』（2013年）
アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーグ野球選手、ジャッキー・ロビンソンの生涯を描いた映画。ボーズマンの出世作との呼び声も高い作品です。伝説のブルックリン・ドジャーズの監督ブランチ・リッキーを演じるハリソン・フォードと共演しています。
『ドラフト・デイ』（2014年）
アメリカン・フットボールのプロリーグNFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGMサニー・ウィーバー・Jr.（ケビン・コスナー）は、2シーズンのふがいない成績に責任を感じている中、ドラフト会議を迎えます。そのNFLドラフト会議でブラウンズの1位指名となったのがオハイオ州立大学出身のヴォンテ・マック（ボーズマン）選手。彼がチームにとって最適な指名となるのか？ 逆転劇が見ものです。
『ジェームス・ブラウン 最高の魂（ソウル）を持つ男』（2014年）
偉大なるソウル・シンガー、ジェームス・ブラウンの伝記映画。個性的なダンスの動きから活気あふれる姿に至るまで、ボーズマンはこの「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」の特徴をよく捉え、表現しています。
『エクスプレス 負けざる男たち』（2008年）
この映画ではゲイリー・フレダーが監督を務め、人種差別の色濃い1950年代に活躍したアメリカン・フットボール選手のアーニー・デイヴィス（ロブ・ブラウン）が実際にたどった人生の一部を描いています。アーニーはシラキュース大学でのフットボール・キャリアで困難に直面しながらも、後に初のアフリカ系アメリカ人としてハイズマン賞（NCAA全米大学フットボールで最も活躍した選手に与えられる賞）を受賞します。ボーズマンは主人公の仲間として、シラキュース大学のフットボールチームでランニングバックを務め、彼自身ものちに伝説的なフットボール選手となったフロイド・リトルを演じ、この作品で映画デビューを果たします。
『マーシャル 法廷を変えた男』（2017年）
初のアフリカ系アメリカ人最高裁判事となったサーグッド・マーシャルの、若き弁護士時代を描いた伝記映画。そこでボーズマンは、主演としてマーシャル役を務めます。物語は、マーシャルが最初の事件の一つ「コネチカット州対ジョセフ・スペル」を担当する背景での葛藤を描いています。
『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016年）
ボーズマンはこの映画で、MCU（「マーベル・シネマティック・ユニバース」）デビューをしました。キャプテン・アメリカに協力するシーンで、ブラックパンサーというキャラクターが初登場します。
『ブラックパンサー』（2018年）
ボーズマンは、ワカンダ王国の象徴的王でありヒーローのブラックパンサーの役で主演を務めます。MCU（「マーベル・シネマティック・ユニバース」）で初めてのアフリカ系スーパーヒーローという非常に画期的な役どころを演じ、唯一無二の映画となりました。
『ザ・ファイブ・ブラッズ』（2020年）
スパイク・リー監督『ザ・ファイブ・ブラッズ』では、4人の退役軍人が亡き仲間の遺骨と彼がジャングルに隠した金塊を探すために再びベトナムを訪れます。チャドウィック・ボーズマンはこの作品で、デルロイ・リンドー、ジョナサン・メジャーズ、クラーク・ピータースと共演しています。
『マ・レイニーのブラックボトム』（2020年）
「ブルースの母」と称される歌手、マ・レイニー（ヴィオラ・デイヴィス）の功績とその力強い歌声を讃える映画。1927年夏、ボーズマン演じる若く野心的なトランペット奏者レヴィーと行われたレコーディングセッションでの物語も描いています。
『キングのメッセージ』（2016年）
![Message from the King | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail](https://img.youtube.com/vi/CDpXhlJd6WQ/maxresdefault.jpg "Message from the King | Official Trailer [HD] | Netflix thumnail")
ボーズマンはこのアクションスリラー映画で、殺された妹の仇を打つため、南アフリカのケープタウンからロサンゼルスへと旅するはみ出し者ジェイコブ・キングを演じています。
『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019年）
最凶最悪の敵サノスの指パッチンによって全宇宙の生命の半分が消し去られ、アベンジャーズは大逆襲を始めます。チャドウィック・ボーズマンはこの映画で、復活した1人目のヒーローとしてブラックパンサーを演じ、これがMCU（「マーベル・シネマティック・ユニバース」）での最後の登場となりました。
『21ブリッジ』（2019年）
殉職した父親の思いを胸に、ボーズマン演じるニューヨーク市警の刑事が犯罪と戦っていくスリリングな映画。警察2人を殺害した強盗殺人犯を、街をあげて捜す一夜の出来事について追っています。
