詳細が待ち遠しい「007」シリーズ最新作ですが、少しずつ情報が明らかになってきています。これまでには…タイトルの『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のほか、公式のあらすじも発表されています。

 さらにポスターも初めて公開されたものの、誰もが首を長~くして待っている情報…それは、「ラミ・マレック演じる新たなヴィラン(悪役)は、一体どんなキャラクターになるのか!?」という点については、またベールに包まれたままでした…。

 そんな中、このたび行われたインタビューで、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリ氏が新たなヴィランについて、少しばかりではありますが明らかにしてくれました。まず初めにわかったことは、マレック演じるヴィランの名が「サフィン(Safin)」だということです。 
 
 ブロッコリ氏は映画情報サイト「エンパイア」に対し、「私たちは本作でボンドに試練(強敵)を与えました」と述べ、「敵はまさにスーパーヴィラン。ボンドをかなりイラつかせる、相当のクセ者です」と説明しています。 
 
 そして、これはもう既知の情報ですが、2019年7月に行われた「デイリーミラー」紙のインタビューでラミ・マレックは、「特定のイデオロギーや宗教を反映したテロリストの役は、絶対に引き受けない」という方針を語っており、彼が演じるヴィランは決してテロリストではないことがわかっています。 

preview for Is the Production of Bond 25 Cursed?

 
  
 英タブロイド各紙は2019年10月下旬、「このヴィランがどうやら『エコフレンドリー』で、隠れ家は大規模な海藻の養殖場を備えているらしい」と報じました。もちろん情報の出所は明らかにされていないので、その部分は差し引いて考える必要はありますが、もしこれが本当だとしたら、海藻好きなヴィランなのですから、確かに「決してテロリストではない」ということになります。もしかしたら…環境保護という目的のために、「アベンジャーズ」シリーズのサノスのように人類を犠牲にするような悪役なのでしょうか? 
 
 正確な予想は難しいところです。

 が、公式のあらすじによれば、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、「引退生活をおくっていたボンドが、CIAエージェントのフェリックス・ライターから応援の要請を受けて再び登場する。誘拐された科学者を救出する作戦は想定以上に困難を極め、ボンドは危険な最新技術を操るミステリアスなヴィランを追うことになる」とのことです。 
 
 本作には、ヴィラン役のラミ・マレック、ボンド役のダニエル・クレイグのほか、ジェフリー・ライト、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、クリストフ・ヴァルツなど、おなじみのキャストが出演します。今回新たにラシャーナ・リンチが加わり、コードネーム「007」を継ぐエージェントを演じます。キャリー・フクナガ監督による『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年4月公開予定です。 

 

 

 

 
 

From Esquire US
Translation / Keiko Tanaka
※この翻訳は抄訳です