何百万ものピザのレシピが、現状ネット上にはあふれています。しかし、ホテルやレストランのシェフが直伝してくれるレシピは、そう多くはないでしょう。この記事にたどり着いたあなたは、ラッキーと言えます。自家製ピザのつくり方を最初から最後まで教えてくれるページを見つけたのですから!
ぜひご覧ください、あなたが思っているよりも簡単かもしれません。
これからご紹介するのはイタリア料理ではなく、アルゼンチン料理になります。あまり広く知られてはいませんが、ピザはアルゼンチンでも象徴的な料理になります。レシピを教えてくれるのは、カロライナ・ダムさん。彼女はスペイン・マドリード州のサラマンカにあるNH ラガスカホテルにオープンしたばかりの美味しいレストラン、La Ventana de Flaviaの料理長です。この国の伝統料理を楽しむのに最適な、居心地の良い空間です。
上の2分の動画でカロライナさんは、美味しそうなペストピザ(彼女が料理長を務めるレストランでは、『Pizza La Ventana』と名づけられています)のつくり方を丁寧に説明していますが、スペイン語なので、ここでもう一度解説します(具材をすり潰してペースト状にしたソースを、イタリアでは「ペスト(pesto)」と呼ばれます)。
まずは、生地からつくります。
自家製ピザ生地のつくり方
- 1kg の小麦粉
- 15g の小麦胚芽
- 4g の天然酵母(ドライイースト)
- 15g の塩
- 400cc の水
小麦粉、小麦胚芽、天然酵母を大きめの容器に入れてゆっくりとこね、生地が適当な固さになるまで水を加えます。カロライナさんいわく、「最後に塩を加えることがとても重要です」と言います。また、「失敗する可能性を高めてしまうのは、油を加えることです」とも話しています。
それは、油が加わることでイースト菌の成長を妨げてしまうからです。また、ゆっくりとこねることも重要となります。「この点は、手作業よりも機械の方が正確でしょう」とのこと。そして、ピザ生地を完璧につくるためには、しっかりと休ませることも肝心です。「最低1日、できれば2日置くとより良いでしょう」と、カロライナさんは言っています。
ペストのつくり方
- 1束のバジル
- 40g のすりおろしたグラナ・パダーノチーズ
- 100cc エクストラバージンオリーブオイル
- 50g のローストした松の実
- 1 かけらのにんにく
材料を全て容器に入れたら、フードプロセッサーで細かく刻みながら混ぜ合わせます。ペストは、それだけで完成となります。
冷蔵庫で少なくとも1日置いた生地を小麦粉を敷いた台の上に置き、平らな円になるように広げます。生地は伸縮するのでかなり体力がいりますが、根気強く伸ばしてください。
広げた生地の上にペストを塗り広げ、プロボローネチーズをまぶします。そして、その後予熱を施したオーブンへ入れて焼きます。焼きあがったらルッコラをたっぷりとまぶすと…下のようなピザの完成となります!
ぜひ、自宅の時間を有効に、チャレンジしてみてください。
Source / ESQUIRE ES