イギリス国内を対象にした最新の研究によると、1993年から2001年の間に生まれた若者は以前の同世代の若者に比べて、「より実験的なセックス」ライフをおくっているそうです…。この興味深い結果は、2つの大学(ロンドン・スクール・オブ・ハイジーン&トロピカル・メディスンと、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の共同研究によって明らかになりました。

 それによると、今回調査対象となった異性愛者の若者は、以前の同世代の若者と比べて様々なスタイルのセックスに対して柔軟で、かつ積極的に取り入れる傾向があるようです。

 この研究は10年に1度行われているもので、約4万5000人の被験者から生の声をヒアリングし、『National Survey of Sexual Attitudes and Lifestyles(性に対する向き合い方とライフスタイルに関する全国調査』からデータを集めています。

 研究結果によると、膣性交・口腔性交(オーラルセックス)・肛門性交(アナルセックス)をしたと答えた男女の数は、前回の調査に比べて倍増しています。

 この傾向は、イギリスで放送された大人気コメディドラマ『The Inbetweeners(インビトウィナーズ)』の登場人物であるジェイ(常に、いやらしいことばかりを考えている男子高校生)の影響もあるはずです…。もちろん、研究結果にはジェイについての言及はありません。が、時代の変化とともに、若者たちの性に対する向き合い方は大きな変革期を迎えているのでは?と感じることでしょう。

 研究のリーダーを務めたルース・ルイス博士によると、この結果は「社会が前進していることの証し」だと言います。

 「この研究で、若者たちがどんなセックスをしているのかを明らかにすることによって、私たちは“あること”の必要性を浮き彫りにしているのです。その“あること”とは、「性に対しての準備が必要な世代における、セックスへの同意や安全性に関して話し合う機会を持つべき…など、“正しいセックスと関係性についての教育の必要性”にほかなりません」とのこと。そしてルイス博士はさらに続けます…。

 「そういった教育こそ、充実した性生活を送るための情報やスキルとなるはずです。これを性生活の初期段階に直面している若者たちに共有することこそ大切だと考えています」とのことです。

From Esquire UK
Translation / Esquire Digital
※この翻訳は抄訳です。