ソニーがHDグラフィックス、洗練された新しい外観、豊富なゲームラインナップを備えた「PS4(プレーステーション 4)」を発売してから早7年。ついに、この日本を代表するハイテク企業が、ゲームの遊び方やメディアの楽しみ方、そして仲間とのコミュニケーション方法に再び革命を起こす、素晴らしいハードウェアと共に帰ってきました!
2020年11月12日(木)に発売された「PS5(プレーステーション 5)」は、すでにこの10年でぜひとも手に入れておきたいガジェットの1つとなりました。バイエルンとポーランド代表の絶対エースとしてサッカー界に君臨するストライカーのロベルト・レヴァンドフスキも、すでに入手しています。
マイクロソフトも同年11月10日(火)に、同じくらいインパクトの強い「Xbox Series X」を発売しています。大きな決断を迫られる皆さんのために、「エスクァイア」US版ではこの数週間「PS5」を使って、待望の次世代ゲーム機の限界をテストしてきました。
結論として、これは2020年に5万円(正確には4万9980円)で買えるものの中で、最高峰の傑作品になるはずです。
PS5 レビュー:デザイン
「PS5」は、1995年に発売された初代ゲーム機の特徴のないグレーの箱から大きく進化し、2020年にソニーがその美しさを重視したいと考えたのは明らかです。
それは重厚で未来的なデザインです。ソーシャルメディア上ではゲーマーの間で意見が分かれていますが、未来の超強力なゲーム機に私たちが求めるすべてが備わっています。
白い外殻は驚くほど大きく、そのサイズは約390mm × 92mm × 260mm(幅 × 高さ × 奥行)と、小型犬の体高よりも少し大きめ。その姿を最大限に楽しむには、できれば縦置きすることをおすすめします。ただ、非常に重いので、薄い棚の上に置いたり、子どもや犬がテレビの周りを走り回ったりする場合は、倒れないように頑丈な場所に置いておくのがベストとなります。
どこに置くとしても、そびえ立つPS5には存在感があり、家にピカピカの高価なテクノロジーを置くのが好きな方にとっては、大いに満足することができるでしょう。
PS5 レビュー:パフォーマンスとグラフィック
新しいゲーム機で最も重要なのは、「ビジュアルが前世代よりもどれだけアップグレードされたか」ということでしょう。
最高の新機能がレイトレーシングと呼ばれるもので、現代の映画の視覚効果で使用されている、3Dの世界で光をリアルに再現する革新的な技術です。
『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』でニューヨークの街中を飛び回ると、高層ビルの窓にリアルタイムで映るスパイダーマンの姿が目に飛び込んできて、ゲームの世界にどっぷり浸ることができます。特に、4Kテレビのワイドスクリーンでプレイすると、違いがよくわかります。
また、見(聴き)逃してはいけないのが、この「PS5」は音声の精度が大幅に向上していること。次世代機ならではの、映像との壮大なマッチングがさらに楽しむことができるのです。『コール オブ デューティ』をプレイすると、地平線上の爆発音が戦場に響き渡り、まるで現実世界で起きているかのように反響することが体感できるでしょう。さらに楽しむために、サウンドバーを追加する予定の方もいるようです。
さらにロード時間が大幅に短縮され、数秒以内にゲームを起動してすぐにプレイできるようになりました。電源を入れてから、お茶を一口飲む間もないほど早くなったのです。
PS5 レビュー:ゲームのラインナップ
ソニーはこれまでも、「Xbox」ではプレイできない素晴らしい限定タイトルをそろえてきました。「PS4」版『ゴッド・オブ・ウォー』のような大ヒット作もありましたし、小島秀夫監督とギレルモ・デル・トロ監督(『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』)がコラボした『DEATH STRANDING』では、ソニーのゲーマーたちが映画界の大御所たちがつくった新しい世界を探索することができるようになりました。
この傾向は、「PS5」でも引き継がれています。PS4のベストセラーゲームの続編となる『Spider-Man: Miles Morales』や、『ゲーム・オブ・スローンズ』を彷彿とさせるダークな剣と盾のファンタジーゲーム『Demon's Souls』などの限定ゲームがすでに用意されています。
ソニーによると、PS4やPS3でプレイしたすべてのゲームに最新のゲーム機との互換性があるそうなので、新しいゲームを買い直さなくても次世代グラフィックで『FIFA 21』のゴールを楽しむことができるというわけです。
PS5 レビュー:スマート機能とエンターテインメント
新しいコンソールは、多くのエンターテインメントも提供しています。トップレベルのホームシネマシステムをつくりたいのならば、「PS5」を加えると完成度が増すはずです。
Spotify、Netflix、NOW TV、Sky Sportsなどのアプリをダウンロードして、お気に入りのデジタル映画やテレビ番組、スポーツイベントをすべて4Kで見ることができます。アナログ好きな方は、ブルーレイやDVDを再生することだってできるのです。
PS5 レビュー:結論
つまり「PS5」は、私たちにとって、生涯最後の物理的なゲームコンソールになる可能性が高くなっていると言えるのです(ソニーはすでに、次の『プレーステーション』はデジタルストリーミングのみになると話していますし…)。
高画質の4Kテレビやプロジェクターをお持ちの方は、「PS5」をハブにシームレスに接続することができ、今後10年間は使い続けることができるのでご安心ください。
ソニーは、定期的に新しいソフトウェアで「PS5」をアップデートし、8Kを含む最先端技術への対応を続ける予定だと話しています。つまり、スーパーワイドスクリーンの8Kホームシネマシステムの購入で既に大金を投資していたとしても、「PS5」でもすぐに追いつく予定だということになるでしょう。
Source / ESQUIRE UK
Translation / Yuka Ogasawara
※この翻訳は抄訳です。