2017年も残すところ、あと数日となりました。今年も多くの魅力溢れる新車が登場しましたね。年末年始の楽しみとして、2018年に登場予定の新型車を眺めてみてはいかがでしょうか?
今回、2018年に登場が予定されている新型車をクローズアップしながら、クルマ業界の話題やトレンドを展望していきます。ぜひチェックしてみてください!
Text / Koji Takahashi
Edit / Shun Yamanoi
国産モデル #1:トヨタ 新型「クラウン」
まずは国産モデルですが、2017年に開催された東京モーターショーにおいて次期型、あるいは新規導入を示唆するモデルがいくつか出展されていました。
そのなかでも、日本を代表するサルーンのコンセプトモデルに対して、来場者の熱い視線が注がれていたのは記憶に新しいところです。
初代が登場して60余年。15代目となる新型「クラウン」は、国産セダンの不人気たる要因であるコンサバティブなイメージから脱却。アグレッシブかつ、スタイリッシュなフォルムによって“オヤジクルマ”的な印象を払拭しています。
そのスタイルに見合った、走りを身に着けているのもポイントです。ニュルブリンクで走行テストを重ね、これまで以上にハイレベルなパフォーマンスが味わえるでしょう。
さらに車載通信機を介して、さまざまな情報が得られる新たなコネクテッド技術が採用されるなど最新鋭のセダンとして、その注目度は非常に高騰することが予想されます。そんな 新型「クラウン」、2018年8月頃に待望の登場となるでしょう。
●お問い合わせ先
トヨタ
TEL 0800・700・7700
https://toyota.jp/
国産モデル #2:トヨタ 「センチュリー」
VIP御用達のショーファーカーである「センチュリー」も、20年ぶりにフルモデルチェンジを実施予定。
3代目となる新型は、センチュリーの伝統を継承しながら内外装デザインを一新。車内は後席優先のパッケージがさらに磨かれ、ショーファーカーに相応しい先進装備・快適装備が数多く採用されています。
トヨタ「センチュリー」は、2018年8月頃に登場予定です。
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トヨタ
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ドイツのプレミアムブランド #1:メルセデス・ベンツ 「CLS」
サルーン・日本代表の動向を注視しつつも、やはり、ドイツのプレミアムブランドの動向は気になるところでしょう。
本国では新型が登場し、日本への導入に期待が膨らむモデルのなかでも、メルセデス・ベンツの「CLS」は注目度の高い1台です。3世代目となる新型CLSは、従来型と同様にスポーティかつエレガントな4ドアクーペスタイルを踏襲し、独特ともいえるオーラを放っています。
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メルセデス・ベンツ
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ドイツのプレミアムブランド #2:アウディ 「A8」
アウディは、本国でモデルチェンジを行った新型「A8」の日本導入が濃厚です。
アウディ AI トラフィックジャムパイロットと呼ばれる、世界で初めて運転支援システム・レベル3(操舵・加減速などの運転操作をクルマが行う)の自律運転機能を実現したモデルであり、その他にもフラグシップに相応しい機能が数多く採用されています。
自動運転技術については、各メーカーともに急ピッチで開発が進められています。普及に向けては法改正をはじめとした課題はあるものの、新型A8の登場を契機にレベル3に対応したクルマが増えることが予想できます。
レベル5(完全自動運転)の実用化に向け、自走運転の実用化は想像以上の速さで進むのではないでしょうか。
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アウディ
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電気自動車 #1:ホンダ「クラリティPHEV」
技術的な観点では、自動車の電動化がさらに加速するのは間違いないでしょう。とはいえ、いきなり電気自動車に乗り換えるというのは、実用面で不安がつきまとうもの。そこで注目されるのが、プラグインハイブリッド車です。
ホンダからは独自のハイブリッドシステムであるスポーツハイブリッドi-MMDをベースに、バッテリーの高出力と高容量化を図ることでEV走行のみで、100km以上の走行を可能にした「クラリティPHEV」をデビューさせます。
独創的な低全高フォルムが目を引きますが、大人5人が快適に乗車できるスペースが確保され、実用面における能力も高いレベルにあります。
厳しさを増す排ガス規制に対応しながら、電気自動車では不安のあった航続距離の問題を解決するプラグインハイブリッドは、現存するすべてのパワーユニットのなかでも効率という点において秀でています。
プラグインハイブリッド車自体は増加傾向にあるので、新車購入時の選択肢として断然注目です。
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ホンダ
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http://www.honda.co.jp/
クロスオーバーSUV #1:ホンダ 「CR-V」
小型のクロスオーバーSUVは、スマートな選択として2018年も人気を維持するのは必至です。
なかでも、世界160カ国以上で支持されているホンダ「CR-V」が、日本市場に満を持して復活します。先代型と同様にオーソドックスなスタイルが特徴で、パワーユニットは歴代初となる2モーターハイブリッドシステム、スポーツハイブリッドi-MMDが搭載されます。
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ホンダ
TEL 0120・112010
http://www.honda.co.jp/
クロスオーバーSUV #2:三菱 「エクリプスクロス」
三菱の「エクリプスクロス」も、注目すべき存在です。SUVクラスにおけるトレンドであるダウンサイジングコンセプトによって実現した、コンパクトで使い勝手のよさを美点としています。
コンパクトSUVですが、ワイドな形状のテールランプと前傾したリヤウインドウを上下に二分した、立体感を強調した個性的なスタイルが目を引きます。
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三菱自動車
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クロスオーバーSUV #3:BMW 「X2」
輸入車では、BMWの「X2」に注目です。
X1をベースにファストバックのルーフライン、ショートオーバーハング、そして印象的なキャラクターラインが与えられ、スポーティなイメージを体現しています。
適度なサイズ感による日本市場との相性のよさも、人気を集める要因といえるでしょう。
SUVはもはやブームではなく、ジャンルとして定着した感があります。国内外で魅力的な新型SUVが登場し、その人気には拍車がかかるでしょう。
ひとくちにSUVといっても、モデル数が増えることでさらに多様化を究めます。各車の特徴やパフォーマンスなどを、しっかり見極めて選びたいところです。
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BMW
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