偶然通りかかった人は、おそらく2度見したことでしょう。ポルシェがプカプカと水路に浮かんでいるのを発見したら…。
Courtesy of UNBOUNDERS(via Twitter)
You Will Scream As You Watch This Porsche 356 Get Pushed Into a Canal By a Clueless Driver
ロンドンを拠点とした世界初のクラウドファンディング・パブリッシャー、「@Unbound」から共有された今回の事件になります。
この事件(?!)が起きたのは、イングランド・サルフォードで2018年10月3日(現地時間)のこと。レンタカーであったバンの運転手は、その枠内にどうしても駐車したくなったのでしょうか? 先約の美しく小さなポルシェを水路へと突き落とし、希望の枠内に見事に駐車することに成功しています。
その行動がとても素早く、そして、とても綺麗に駐車できているところを見ると悲しくもあり、また憎らしいという感情も湧き上がる人も少なくないでしょう。
ツイッタ―アカウントの@Unboundでは、このときの様子が随時報告されていました。
クルマはまだ浮いている状態の映像ですが、その後、ゆっくりと沈んでいったようです。
そして翌日、ようやく救出に成功したのでした。すると、近所のコーヒーショップ「ペドラー コーヒー」が、この事件の一部始終を捉えていたことがわかりました。
ではなぜ、このような事故が起きてしまったのでしょうか? その真実が知りたくなります…。
事実としてこのバンの運転手は、「サイドミラーでこの小さなポルシェを見ることができず、駐車場が空いていると思った」と証言している模様です。
おそらくこの運転手は、ポルシェ「356」の低すぎる屋根がとらえられないような高さにサイドミラーを調整していたのでしょう。いずれにしても、ヨーロッパで最も歴史の長いレンタカー会社「Sixt」のレンタカーが、このポルシェを水路に突き落としてしまったことには変わりはありません…。
そしてこのポルシェ「356」といえば、第2次世界大戦終戦後に開発が着手されたクラシックな小型スポーツカーです。
製品名にポルシェの名を冠した初の自動車であり、本物であれば、かなりのお値打ちもの…。バンの運転手も、この川ほどの冷や汗をかいたかもしれません…。ですが、幸いにも現場にいた人がこのクルマは純正の「356 スピードスター」ではなく、「ベイビーブルーのレプリカ版」であることを教えてくれたようです。冷や汗から、少しはホットしたに違いありませんね…。
1950年代後半に登場したオリジナルのポルシェ「356」とは、確実に価格はアンダーでしょう。ですがいずれにせよ、このポルシェの所有者には不運な知らせであることは間違いないです。
そして翌日の2018年10月4日午後5時ごろ、クルマは元の位置に戻ったようです。突然のアクシデントで1日も水路に浸かっていたため、少し疲れた様子です…。
このポルシェに故障がなかったこと、そしてオープンカーということで、決定的な水が汚れがインテリアにつかなかったことを祈るばかりです…そして皆さん、背の高いクルマを運転する際には、ミラーの位置を正しい場所に調整してから運転するよう、絶対に心掛けるようにしましょう。
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from Road and Track(原文:English)
BY BOB SOROKANICH
OCT 5, 2018
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Mirei Uchihori,Kaz Ogawa