英紙「テレグラフ」によると、「このエリザベス女王の公用車は、1950年代後半から使用していたと英国王室は発表している」とのこと。エリザベス女王とフィリップ王配お2人の、ロイヤルツアーから公務まで使用されていたそうです。
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Queen Elizabeth II's Vintage Rolls Royce Is Up for Sale
60年間にわたり、エリザベス女王の公用車として使用されてきた1950年製の「ロールス・ロイス・ファントムIV・ステート・ランドーレット」が、オークションにかけられることになりました。
ロイヤルファミリーや国家元首用に作られたこの公用車は、1950年から1956年の間にわずか18台しか製造されなかったという逸品です。なかなか手に入らないという超レアな価値と英国女王が愛用していたというプレミア感もあって、最低落札価格は200万ポンド…日本円で言うと約2億9200万円との噂もあります。
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このロールス・ロイスを愛用しているロイヤルメンバーは、他にもいます。そのひとりが、2018年5月に英国王室の仲間入りを果たしたサセックス公爵夫人ことメーガン妃。
彼女も母ドリア・ラグランドとセント・ジョージ礼拝堂に向かう際、女王の公用車にそっくりなロールス・ロイス・ファントムIVを使用しました。こちらも50年代に製造された18台のうちの1台なのだとか…。
このエリザベス女王の愛車は2018年9月8日に、英オークションハウスであるボナムズ主催の「グッドウッド・リバイバル・セール(Goodwood Revival Sale)」に出品される予定です。
その他にも、エリザベス女王とフィリップ王配が乗っていた1960年製の「ロールス・ロイス・ファントムV・ハイルーフ・ステート・リムジン」、ロイヤルファミリーが使用していた1979年製の「ロールス・ロイス・ファントムVI・リムジン」、ダイアナ元妃も使っていた1985年製の「ロールス・ロイス・センテナリー・シルバースパー・サルーン」も、同日オークションにかけられるということです。
オークションは毎年秋に、イングランド南東部チェスターで開催されているレースイベント「グッドウッド・リバイバル(Goodwood Revival)」に合わせて行われるということ。車マニアにはたまらない1日です。
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Translation / Reiko Kuwabara