アメリカ東部時間の2022年6月1日（水）午前11時、次世代型「GLCクラス」の世界初公開をオンラインで行ったメルセデス。同社のオンラインプラットフォーム「me media」をはじめ、YouTubeやTwitterなど、メルセデスのソーシャルチャンネルにおいても積極的に情報公開が行われています。
｢Cクラス」セダンの姉妹車となる、SUVのモデルチェンジが予定されているメルセデス。それに先駆けて6月1日（水）のアメリカ東部時間の午前11時に、2023年モデルの新型コンパクトラグジュアリークロスオーバーである「GLCクラス」の情報が初公開されました。
公開されたのは、プロトタイプの冬季テストの模様です。まだカモフラージュされた姿ではありますが、全体像やプロポーションを確認することができます。今年後半にアメリカ市場に投下される予定の新型「X254世代」のスペックについても、いくつか明かされることとなりました。
ニューモデルは車幅が若干広くなり、先代よりもやや大型化しているかのように見えます。丸みを増したリアフェンダーなど、気になるポイントも散見されます。また、プロトタイプの履いている5本スポークのホイールですが、三角形を強調したユニークなデザインが目を引きます。ヘッドライトとテールランプはスリムなデザインも確認できます。これに関しても、「Cクラス」セダンの形状を継承したものかもしれません。
インテリアの写真については未公開ですが新型のステアリングホイールを採用し、インフォテインメント・ソフトウェアは最新版のMBUXとなっており、12.3インチのデジタルメータークラスターと11.9インチのセンター・インフォテインメント・スクリーンなど画面の大型化についてなどの情報は公開されています。
｢C300」セダンと同じ、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンと48ボルトのハイブリッドシステムとが採用されるとのことで、ベースモデルは「GLC300」と呼ばれることになりそうです。最高出力は255馬力、最大トルク295lb-ftとなることが予想され、プラットフォームは「Cクラス」と共用となることも予想されます。
メルセデス・ベンツ独自の四輪駆動システムである「4MATIC」がオプションとして用意されるものの、標準モデルは後輪駆動となるようです。より高性能の「AMG」バリエーションも予定されており、「C43」および「C63 AMG」にも搭載予定のハイブリッド4気筒パワートレインが採用される可能性も見過ごせないでしょう。
この年末にもアメリカ市場に展開される予定の新型「GLC」ですが、さらなる情報公開が待たれます。
Source / CAR AND DRIVER
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です
