昨年11月にフォルクスワーゲン初の電動SUV「ID.4」が日本導入を果たし、「ID. Buzz」の日本市場導入も発表されるなど、日本でも確実に存在感を増している「ID.」ファミリー。現地時間4月17日(月)、フォルクスワーゲンは上海モーターショーで新型EVセダン「ID.7」を公開しました。「ID.」ファミリーでは初となるセダンで、全長は約5メートルという大型モデルとなります。今秋から中国、欧州で発売を予定しています。
最大の特徴の一つがロングドライブ。86kwhのバッテリーを搭載したモデルでは、最大航続距離は700kmを視野に入れます。標準モデルでも77kwhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は約615km、最大で175kwhの充電が可能です。パワートレインは282馬力の電気モーターを搭載した、後輪駆動の1モーター構成。プラットフォームは、フォルクスワーゲンのEV専用プラットフォーム「MEB」がベースです。ややオーソドックスな4ドアミッドサイズセダンのようにも見えますが、ハッチバックを採用しているため荷室スペースはしっかりと確保されています。
助手席には15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを配置し、AR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイやマッサージシート、ボタン一つで不透明から透明に変化するパノラマルーフも装備。実用性と高級感を両立した、高次元の仕様となっています。
生産はドイツで行われ、北米市場への導入は2024年が予定されていますが、日本市場への導入はまだ明らかになっていません。販売価格は未定です。
Source / CAR AND DRIVER
※この翻訳は抄訳です