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ポルシェ初のフル電動スポーツカー、「タイカン」

生粋のスポーツカーブランド「ポルシェ」から、初の電動スポーツカー「タイカン」が誕生。その走りを体感してみてはいかがでしょうか。

ByKoji Takahashi
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Porsche

※本記事内で使用している画像は、すべて「タイカン」の最高グレードモデル「タイカンターボ S」です。

 ポルシェが「生粋のスポーツカーブランド」と説明しても、これに異論を唱える人は誰もいないでしょう。中でも1963年に発表された「911」は、多くのクルマ好きを虜にする存在であり続けています。

 「911」以外のラインナップも実に刺激的で、SUVでもセダンでも、そして電気自動車でも、ポルシェらしい並外れた能力を存分に堪能できるのです。

 2019年9月4日に世界三大陸同時開催のワールドプレミアが開催され、ポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」が発表されました。そんな中、2019年11月20日に日本でも「タイカン」の日本プレミアが行われました。

 ネーミングの由来は、ポルシェ・エンブレムの中央にいる跳ね馬のイメージに基づいたもので、「躍動する若馬」を意味しています。この「タイカン」について、ポルシェAGの取締役会会長であるオリバー・ブルーメ氏は、「過去70年以上にわたって、世界中の人々を熱狂させてきたポルシェブランドの歴史と輝かしい未来をつなぎます」と語りました。

 まさに、スポーツカーの新境地を切り開く存在と言えるでしょう。それでは、魅力溢れるポルシェ「タイカン」をご紹介いたします。

【動画】ポルシェ「タイカン」 #1

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
The new Porsche Taycan - Performance Highlights
The new Porsche Taycan - Performance Highlights thumnail
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 最初に動画で、「タイカン」の走行シーンを確認してみましょう。

ポルシェ「タイカン」 #2

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Porsche

「カイエン」のスタイルは、ポルシェのデザインDNAを明確に示しながら、新しい時代の始まりを感じさせる斬新さが随所に盛り込まれています。

 全長は4963mmで、「パナメーラ」よりも約100mm短く設定されています。が、全幅1966mmはほぼ同等で張り出しを強めたフェンダーの造形によってワイド感が強調されています。全高は1379mmに設定され、後方に向かって下向きに傾斜するスポーティーな造形としたルーフラインによって、スポーツカーらしいフォルムを形成しています。

 100%電気をエネルギーとして走るわけですが、「タイカン」は効率的な電気モーターを、フロントアクスルとリヤアクスルに1基ずつ搭載して4輪を駆動させます。

ポルシェ「タイカン」 #3

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Porsche

 動力性能については、「タイカン ターボS」がローンチコントロールとの組み合わせで最大560kW(761PS)のオーバーブースト出力を発生。「タイカンターボ」が最高出力は500kW(680PS)、エントリーに位置づけられる「タイカン4S」が390kW(530PS)という、いずれも既存の電気自動車の概念を覆す能力を備えています。

 ちなみに「タイカン ターボS」の0-100km/h加速は2.8秒、「タイカンターボ」が3.2秒、「タイカン4S」でも4秒という俊足ぶり。これほどのパフォーマンスを発揮しながら、航続距離は「タイカン ターボS」が最大412km、「タイカン ターボ」は450km、「タイカン 4S」で407km(いずれもWLTPに準拠)という効率の良さを持ち味。

 これを武器に、日常的な用途だけでなく遠出をためらうことはないでしょう。もちろん化石燃料に依存しませんので、排出ガスはゼロという優れた環境性能も持ち合わせています。

 4ドアならではの優れた利便性も、このクルマの大きな魅力と言えるでしょう。

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ポルシェ「タイカン」 #4

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Porsche

 デジタル時代への対応は、「タイカン」の開発に際して最重要テーマに掲げられました。メーターはポルシェ初となるフルデジタル式とし、最良の視認性を実現するため適度に湾曲した16.8インチの大型ディスプレイが採用されています。

 さらにダッシュボードの中央には、10.9インチのセンターディスプレイが備わり、オペレーティングシステムによってホーム画面からすべての機能に直接アクセスすることが可能です。

 また、ボイスコントロールやスマートフォンから、ドアの施錠状態や駐車位置を確認できるコネクテッド機能の「ポルシェ・コネクト(Porsche Connect)」も装備され、多彩な機能を使いこなせるよう配慮されています。

ポルシェ「タイカン」 #5

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Porsche

 操縦感覚はポルシェそのもので、ステアリングを握った印象はもとより、着座姿勢やコクピットのデザインにも、「911」と共通の思想が採り入れられています。

ポルシェ「タイカン」 #6

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Porsche

 「タイカン」には、レザーフリーのインテリアが用意されています。リサイクル素材でつくられたインテリアは、電動スポーツカーの持続可能なコンセプトを示していると言えるでしょう。

 また、「フットガレージ」は、後席足元のバッテリーのくぼみで、スポーツカー特有の低い車高でも後席の快適な座り心地を追求しています。

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ポルシェ「タイカン」 #7

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Porsche

 ポルシェというブランドのイメージ、デザイン性など、あらゆる部分で所有欲を満たしてくれることは間違いありません。

 電気自動車であっても「911」や「パナメーラ」、「カイエン」や「マカン」といった既存のモデルと同様に、スポーツドライブを存分に楽しむこともできます。

 「タイカン」は「電気自動車のスポーツカー」と言うよりも、ポルシェがつくり上げた「新時代のスポーツカー」という表現のほうが似合うクルマなのです。

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◇詳細
ポルシェ「タイカン」
販売価格/未定

期間限定タイカン予約プログラム」専用ページ

●お問い合わせ先
ポルシェカスタマーケアセンター
TEL 0120-846-911

公式サイト

ポルシェ(Porsche)

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